リングに上げての対戦アピールは未遂に終わる
「RIZIN.44」(9月24日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で元K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の安保瑠輝也(MFL team CLUB es)が試合後の会見で、ドーピング検査での陽性判定により出場禁止中の木村“フィリップ”ミノル(Battle-Box)との対戦について言及した。
安保はこの日、木村と同門の宇佐美正パトリック(Battle-Box)とキックボクシングルールで戦い、2度のダウンを奪ったうえで判定勝ちを収めた。
前々日インタビューで木村に来場を呼び掛けていた安保が試合後のマイクで木村は来ているか呼び掛けると、観客席の木村が立ち上がり中指を立て、やおらTシャツを脱ぎ捨てマッスルポーズを披露した。
安保は木村に「ちょっと上がってこいよ」と挑発。半年間の出場禁止期間が明けた際の対戦をアピールしようと思ったものの、さすがにリングに上げることにはリングサイドの榊原信行CEOからNGが出たため、未遂に終わった。
安保は会見で今後について語る中で「木村ミノルをリングに上げて対戦するつもりでしたけど、榊原社長がリング上げるなということなので、何も言えないですね。ちょっと展望なくなっちゃいました」と思惑通りに事が進まなかったことを明かした。またこの時の状況を振り返り「(木村が来ていることは)知らなかったんですけど、あいつメンタルどうなってるんですか(笑)。びっくりしたんですけど。分けてほしいですね、あのメンタル」と語った。