2021年に右ひじのトミー・ジョン手術を受けたマエケンこと前田健太。昨シーズンは見事復帰し、21試合に登板して6勝8敗の成績を挙げた。2024年は新天地デトロイト・タイガースでの活躍が期待される前田に、オフの過ごし方と来季への思いを独占取材した。
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前田健太「手術はネガティブじゃない」リハビリ生活で得た “逆境を乗り越える力” とは
2021年9月のトミー・ジョン手術からの再起をかける、アメリカ大リーグ・ツインズの前田健太。1年以上に及ぶ長いリハビリ生活の中で得た「逆境を乗り越えるための力」とは。単独インタビューで聞いた。
前田健太、プレッシャーには「食事やサプリをしっかり」。コロナ禍での自炊生活明かす
米大リーグ・ツインズの前田健太が5日、ブランドアンバサダーを務めるインナービューティブランド「エステプロ・ラボ」の動画撮影に出席。同社佐々木広行会長と対談し、今季の抱負やコロナ禍で始めた自炊、「緊張」との向き合い方について語った。
昨シーズンはドジャースからツインズへの移籍1年目にして、11試合で66回2/3を投げ、6勝1敗、防御率2.70、80奪三振、10与四球を記録。サイ・ヤング賞でも2位に選ばれるなど、新天地でエース級の活躍を見せた。
新型コロナウイルスの感染拡大で異例の1年となった昨季。「はじめは外に出ることができなかったので、自宅の庭や部屋でできるトレーニングをしていました。飲食店も全て閉まっていたので、スーパーに買い物を行くぐらい。人もほとんど歩いていなくて、街がストップしているような状態でした」とミネソタでの生活を振り返る。「徐々に感染状況を見て外に出て、ジムがオープンすればジムで練習をしてという感じ。シーズン中は2日に1回PCR検査を受けて、自宅と球場、遠征ならホテルと球場を往復する日々でした」と、行動制限のあったシーズンを振り返った。
ストレスは溜まったかと問われると「外で食事ができないストレスはありましたが、僕らだけではなく、みんながそうした状況。試合ができるだけ幸せと思えましたし、逆に野球に集中することができました」と前向きに捉えた。
【今週の“人” 】前田健太 投手(ドジャース)
昨秋、広島からポスティングシステムで米メジャーリーグのドジャースに入団した前田健太投手が6日(日本時間7日)、サンディエゴのペトコパークで行われたパドレス戦で先発。メジャーデビューを果たした。
ドジャースは初回に4点を先制し、前田を援護。前田は持ち前のコントロールの良さを発揮し、ストライクを先行させバッターを追い込み、スコアボードに「0」を並べる。6イニング、84球を投げ降板。5安打無失点、4奪三振に無四球の力投だった。
救援陣も無失点に抑え、ドジャースは7−0で勝利。前田は初登板初勝利を挙げた。
また前田は4回の第2打席、2ストライクと追い込まれながらもスライダーを振り抜くとボールはレフトスタンドへ。初勝利に加え、初本塁打の離れ業を見せた。