SearchSearch

花魁、遊び人、奉行…早乙女太一の七変化にため息 劇団朱雀のお祭り『祭宴』が開幕

2023.05.19 Vol.Web Original

 俳優の早乙女太一が率いる劇団朱雀の最新公演『祭宴』が19日、葛飾区・かめありリリオホールで開幕した。早乙女が総合プロデュース、演出、振付、そして出演もする公演で、舞踊ショー、芝居からなる三部構成の舞台で、客席を観客のため息と笑い声、そして拍手でにぎわせている。

 初日を控えた18日には同所で、通し稽古が公開された。

『祭宴』は、早乙女による女形の舞踊ショー、芝居、そしてキャスト全員が登場する舞踊ショーの三部構成で、休憩をはさんで約3時間にわたる公演。早乙女は、公演準備中に行ったTOKYO HEADLINEとのインタビューで、本公演について「公演というよりは、お祭りを作っている」「なんでもやってますし、なんでも見られる」と説明した。

 幕開けすると、その言葉通りだった。

 一部は息をのむような美女になった早乙女による舞踊ショー。きらびやかな衣装をまとい、しゃなりしゃなりと舞台上を歩いたかと思えば、体をまげて美しい曲線を作り、傘や扇子、キセルをくるくると回す。舞踊ショーのなかでも、次々に衣装替えをして、美しい女性たちの物語を舞い、届けた。中でも花魁として登場する場面は伝統とモダンさが融合した印象。早乙女は「新たな花魁の世界を作った」という。

早乙女太一「僕らの”お祭り”にふらっと遊びに来て!」劇団朱雀の祭りが始まる!

2023.05.19 Vol.Web Original

 早乙女太一が総合プロデュース・演出、出演もする劇団朱雀の新しい祭りが始まる。19日に東京・かめありリリオホールで開幕し、その後、大阪、福岡、沖縄と全国で31公演。早乙女が思い描く”お祭り”が全国に広がっていく。劇団朱雀を再開して、コロナ禍を乗り越えて、行われる”お祭り”。早乙女が静かに、そして熱く語る「舞台で祭りをするのではなく、いつかは祭りごと作りたい」という言葉に、心が踊り、血が騒ぐ。

 

―― 劇団朱雀の公演、いよいよ初日を迎えます。

気づいたらもうこんなに近づいているのかと。焦りを感じつつ、ワクワクする高揚感もありながら、準備を進めています。『蜘蛛巣城』(舞台、KAATS神奈川芸術劇場などで上演)をやっていたこともあって、そちらに集中している時間も長かったので、公演の間に劇団朱雀のことをやってまたそっちに戻る……みたいなことをやっていましたね。

――『蜘蛛巣城』はかなりヘビーな作品でした。その最中にも劇団の準備をされてたんですね。

難しかったですよ。濃ゆい舞台だったので、簡単に切り替えられるものじゃなかったですから。

―― そうした経験を経て始まるこの公演。このタイミングでの上演を考えた理由はありますか?

劇団朱雀は舞台を作るというよりもお祭りを作る感覚のほうが大きいんですね。ただ、コロナ禍に入って、お祭り自体が難しくなって。声を出しちゃいけないとか、いろんな抑制や規制がでてきました。そのなかでも”お祭り”をやろうって言えばできたんだろうけど、自分たちがやりたいことはそういう”お祭り”じゃなかったから、次に作る時には、やりたい”お祭り”ができる環境であってほしいなと言う願いがありました。それと、このくらいの時期になればいけるんじゃないかという勝手な予想も。そしたら運良くそういう流れになってきて……良かったなと思っています。

―― 劇団朱雀は、そういう風が吹いてくるところがありません?

2019年に復活公演をやってそれが終わった1週間後に一連のコロナが始まって。そのあと、岐阜のぎふ葵劇場で幕引き公演(その劇場で行われる最後の公演)があったんですけど、それも自粛期間が明けた時で、公演が終わったら、また自粛期間になってみたいなキリギリの期間でした。まあ、たまたまでしょうけど。今回はそれに感謝するような願いもこめて作れたらいいなと思います。

早乙女太一率いる劇団朱雀の「ぎふ葵劇場幕引き公演」生配信決定

2020.12.18 Vol.Web Original

 19日にスタートする早乙女太一率いる劇団朱雀による「ぎふ葵劇場幕引き公演」がスカパー! オンデマンドにて独占生配信される。

 年内で9年の歴史に幕を下ろす大衆演劇場「ぎふ葵劇場」(岐阜県岐阜市)の幕引きを劇団朱雀がするもので、19~27日までの全15公演の内7公演を独占生配信。見逃し配信もある。「より多くの大衆演劇の演目を楽しんでもらいたい」と、公演ごとに演目を変えて上演。芝居は全部で15作品、そのうち7作品が配信される。

 早乙女は、「ぎふ葵劇場は、僕たち朱雀にとっての原点となる劇場」とし、「その日その時を生きる大衆演劇。ぜひご覧下さい」と、コメントを寄せている。

 出演は、早乙女友貴、富岡晃一郎、須賀健太ら。

ぎふ葵劇場が9年の歴史に幕 早乙女太一率いる劇団朱雀が幕引き公演

2020.11.11 Vol.Web Originaⅼ

 大衆演劇場「ぎふ葵劇場」(岐阜県岐阜市)が2020年いっぱいで9年の歴史に幕をおろすことになり、その幕引きを、早乙女太一率いる劇団朱雀がすることが11日発表された。劇団朱雀はこの公演のために5年の時を経て再集結する。

 公演は、早乙女による舞踊ショー、日替わり芝居、全員出演による舞踊ショーの三部構成で行う。早乙女が総合プロデュース、演出を担当する。

 早乙女は「ぎふ葵劇場には、僕たちもお客さん方も沢山の思い出があります。劇団朱雀がこけら落とし公演をさせてもらったのが2011年。それから9年間の間に、僕たちの活動もさまざまな変化がありました。大きな舞台が増えていく中でも、ぎふ葵劇場のおかげで大衆演劇を続けることができました」と、劇場に思いを馳せる。

 そのうえで「最後に劇場の幕を開けた朱雀が、最後に幕を閉めたいと思います。最後にみんなで一花咲かせましょう!」とコメントを寄せている。

 出演は、早乙女友貴、富岡晃一郎、須賀健太ら。

 公演は、12月19~27日まで。

早乙女太一率いる劇団朱雀が復活公演「できることを全て詰め込んだ」

2019.05.16 Vol.Web Original

 早乙女太一率いる劇団朱雀の復活公演の詳細が発表された。早乙女は「自分のできることを全て詰め込んだ作品。今まで一度も見たことがない、触れたことがない方にもぜひ見届けてもらいたい 」と、意気込んでいる。

 5年ぶりに劇団員が再集結して行う復活公演。劇団朱雀の二代目座長である早乙女が総合プロデュース、脚本、演出、振付を担当し、出演もする。公演は、三部構成の予定で、一部は女形の 早乙女による舞踊ショー、二部は日替わり芝居、三部は全員出演による舞踊ショーと、大衆演劇。日替わり芝居の脚本は、劇団☆新感線座付き作家の中島かずき、劇団・扉座の主宰である横内謙介、劇団「柿喰う客」主宰中屋敷法仁の早乙女が信頼を寄せる劇作家3名が担当する。3名は大衆演劇に初挑戦となる。

Copyrighted Image