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振付演出家の南流石に聞く「脳育ダンスってなんだ?」

2019.05.16 Vol.718

 TOKYO MXと世界的な振付演出家の南流石がタッグを組んだ新番組「脳育ダンスバラエティ オドルポリタン」が13日から放送中。同番組は「脳育ダンス」を取り入れた子供たちに向けたダンス番組。南さん!そもそも脳育ダンスって何なんですか?

「脳科学研究のエビデンスをもとに脳科学者の久保田競先生と一緒に研究して作り上げたもので、大きい意味でいうと、脳に良くて体に良くて心にいいダンス。ダンスは一緒に体験することによって短期記憶の成長を促すことにつながるし、ミラーニューロンシステムでいうと鏡を見ている自分のように私たちを真似することによって踊りを覚えることにつながります。ダンスは楽しむだけのものではなくて知らず知らずのうちに脳をはぐくんでいるんです」

 知らず知らずのうちに?

「例えば大人は私が“これをやって”と右手を上げた時に一瞬“右手かな?左手かな?”って考えてしまう。でも幼少期にこれをやると、パッとやった時に、パッと鏡で見た自分のように手を出すようになる。なので幼少期からやることがためになると言われています。でも勉強みたいなものだと嫌になっちゃうからダンスというアイテムを使って楽しく学んでいこうということなんです。また久保田先生には“まず毎日決まった時間にやるという習慣をつけなさい”ということも言われました」

 それで放送時間が月〜金の帯なんですね。朝の1分で踊った後、昼には15分番組も用意されているとか。
「朝はまず勢いで覚えていく。でも、中にはもっと詳しくちゃんと習いたいなという子もいると思うんです。なので昼の15分番組では1対1でレッスンをしているような雰囲気を作ってあげる。そうすると朝に覚えきれなかったことが、ゆっくり丁寧に覚えていけるんです」
 
大人が踊っても効果はある?

「当たり前じゃないですか! ちょっと遅いけど(笑)。パパとかママとかおじいちゃんおばあちゃん、一緒にやることによって世代間交流にもつなげたいので、実は大人の人にも一緒にやってもらいたいんです」
 ダンスはお天気をイメージしたダンスが6種類用意され、その日の天気によって踊るダンスが違うという。雨の日も楽しくなりそうな番組だ。

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