ナイター競馬「トゥインクルレース」が開催中の東京シティ競馬(TCK)で7月12日、南関東3歳クラシックの最終関門「ジャパンダートダービー」(ダート2000メートル)が開催された。レースは無敗の南関東3冠を目指していたミックファイア(大井・渡邉和)が勝利を収め、史上2頭目となる無敗での南関東クラシック三冠を達成した。
レースは武豊騎乗のミトノオー(美浦・牧光二)が好スタートからハナを切る。ミックファイアは道中は6番手を追走。3コーナーからミトノオーが徐々に後続との差を広げ5馬身ほどのリードで直線に。このままミトノオーの逃げ切りかと思われたが、5番のユティタム(栗東・須貝尚)と一緒にミックファイアがジリジリと追い上げる。ユティタムは脱落するもミックファイヤーはなおも追い上げ、ついにミトノオーをとらえると、さらに2馬身1/2突き放しての完勝で無敗の三冠を達成した。道中7番手から猛追したキリンジ(栗東・佐々木晶)が最後、ミトノオーをクビ差かわして2着。レースを引っ張ったミトノオーは3着に終わった。
ミックファイアは羽田盃、東京ダービーに続き南関東三冠を達成した。無敗での三冠は2001年のトーシンブリザードに続く史上2頭目の快挙となった。