映画『哀愁しんでれら』の初日舞台挨拶が5日、バルト9で行われ、俳優の土屋太鳳、田中圭、キッズインスタグラマーのCOCO、渡部亮平監督が登壇した。
主人公の小春を演じた土屋は、純白のロングドレス姿で登場。満場の拍手に迎えられ、「演じた後に小春たちをずっと心配していて、無事に公開されたらシンデレラの靴に、白いドレスを着せてあげたいなと思ってこの衣装を選びました」と感無量の様子。小春の運命を狂わせる大吾を演じた田中は「皆さん見終わったばかりでどういう精神状態か分からないんですけど、一回気持ちを切り替えて楽しく過ごしたいと思います」と笑顔に。
社会を震撼させる凶悪事件を起こす難役に、土屋は「私の祖父が医師だったので医療従事者だけでなく、それを支える家族の覚悟や大変さを何となく聞いていて、そのイメージを一度全部消さないと小春として生きられないと思ったんです。大吾さんを誰が演じるかがすごく重要だと思っていて、田中圭さんかもしれないと聞いた時に『なるほど、分かった』と。先に大吾さんの姿が見えて、そこから小春が身近に感じられて」と田中の存在の大きさを挙げた。
さらに土屋は「そこからは、現場のスタッフさんやキャストさんの中で、心が転がっていくというか……お団子の感じ? お団子のように絡み合ってコロコロ転がっていた感じです」と珍回答。すかさず田中が「大丈夫、ニュアンスは絶対伝わってると思うよ。面白い表現するなとは思ってると思うけどね」とフォローするなど、息の合った掛け合いを見せた。