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いろいろな麻婆豆腐を食べ比べ 中野で四川フェス

2024.05.11 Vol.Web Original

 四川料理が集結する人気のフードイベント「四川フェス2024@中野麻婆豆腐商店街」が東京・中野セントラルパークで開催中だ。会場には、赤や白、羊肉を使ったものなどさまざまな麻婆豆腐を中心に辛かったり痺れる料理、甘味などもあり、来場者の五感を満足させている。

 開催回数を重ねるほどに人気上昇中。今年も、麻婆豆腐発祥の店「陳麻婆豆腐」やミシュランひとつ星シェフの澤田州平氏の「サワダ飯店」、年間100万人が来店するという「陳家私菜」など13店舗が揃い、自慢の麻婆豆腐や一品をブースやキッチンカーで提供している。 

 夏のような青空が広がる一方で、強い風にも悩まされた初日は、スタートの11時から多くのファンが集まり、ランチタイムには提供まで1時間という長い行列もできたが、参加者の多くはビールを片手に、野外にも関わらず会場を包む花椒の香や羊串が焼かれる香りをつまみに気長に待っている様子だった。

中野が辛く痺れる2日間 四川料理が集まる人気イベント「四川フェス」5月に開催決定

2024.04.09 Vol.Web Original


 四川料理が集結する人気のフードイベント「四川フェス2024@中野麻婆豆腐商店街」が5月11、12日の2日間、東京・中野セントラルパークで開催される。当日は20種類を超える麻婆豆腐を筆頭に、辛かったり痺れる四川の味が集まり、野外でのイベントにもかかわらず会場中を辛くする。

 四川フェスは、四川料理を広めることを目的としたイベント。今年は「麻婆豆腐」をテーマに掲げ、四川料理の魅力をより幅広い層の人に届ける。

 当日は、同フェスの初期から参加している店舗を中心に計13店舗が参戦。「サワダ飯店ランドマークタワー店」「陳麻婆豆腐」「味坊」「陳家私菜」「四川料理・麻辣十食」「四川料理 品品香」「四川料理華美」「四川印象×亜細亜食彩館」といった顔ぶれに、新たに「天津飯店」「万豚記」「株式会社マーボードウフ」「ラーメン箕輪家」「Spice Bar SUZU」が加わる。

中野で「四川フェス 2023」麻婆豆腐だけで10種超!白ごはん持参で集合

2023.05.13 Vol.Web Original

 

 日本最大の四川料理の祭典「四川フェス2023 in なかのアンテナストリート」が13・14日の2日間の日程で、中野セントラルパークで開催される。野外会場にも関わらず会場内やその周辺には唐辛子や山椒のピリリとした空気が漂い、会期中は周辺を通過するだけでも食欲を刺激されそうだ。

 赤坂の人気四川料理店「四川小吃 雲辣坊」、同フェスの常連店「陳家私菜」、麻婆豆腐発祥の店 「陳麻婆豆腐」など四川料理の人気店が自慢の品を提供する。今年は15店が出店し、麻婆豆腐だけで10種類以上、麻婆豆腐発祥の店をはじめ羊肉麻婆豆腐、緑の麻婆豆腐、牛スジ麻婆豆腐などが揃う。さらに、汁なし担々麺、汁あり担々麺、燃麺といった麺料理、火鍋、辣子鶏なども楽しめる。

 

麻婆豆腐が大集合 中野で四川フェス

2022.05.14 Vol.Web Original


 四川料理店が集まる「四川フェス2022@麻婆豆腐商店街」が中野区の中野セントラルパークで15日まで開催中だ。

 イベントタイトルが示すように、会場には、さまざまな麻婆豆腐が集結している。フェス常連の「陳家私菜」渋谷店、麻婆豆腐発祥の店「陳麻婆豆腐」を始め、「ファイヤーホール4000」「175°DENO担担麺」中国最高峰の特級厨師軍団による「華美×在日厨師精鋭協会」など、全11店舗、それぞれの自慢の逸品や、このフェスのために用意されたものなど16種類が揃う。初日の14日は、赤坂四川飯店(14日のみ)のブースに陳建一氏も登場。600円の麻婆豆腐は飛ぶように売れ、ほどなく売り切れの札が下がった。それ以外の店舗も長い列を作っていた。

新宿中央公園でしびれる!「四川フェス2019」

2019.04.20 Vol.Web Original



 辛くてしびれる味わいが特徴の、中国・四川料理をテーマにしたフードフェス「四川フェス2019」が20、21日の2日間、新宿中央公園で開催中だ。

 4月20日の「四川料理の日」にちなんで、本場の四川料理を広めることを目的にしたイベント。「東京を赤く染める!」を合言葉に2017年にスタートし、これまでに累計10万人を動員している人気フェスだ。

 3回目の開催となる今年は、過去最大30店舗の料理店などが出店。麻婆豆腐発祥の店から四川省トップの料理人が緊急来日して作る伝統的な麻婆豆腐まで個性豊かな7店舗の7種類の麻婆豆腐が揃うほか、しびれる汁なし担担麺、回鍋肉麺、燃麺など9種類の麺、4種類の個性豊かな火鍋など約70種類の四川料理が食べられる。

2019年、オススメの旅行先・中国「成都」 Vol.2「悪魔的に美味しい四川料理&散策・お土産スポット」

2019.03.10 Vol.Web Original

 4月27日から5月6日までの10連休を含め、2019年の“訪れてみてほしい旅行先”として中国四川省・成都をオススメするTOKYO HEADLINE編集部。前回、Vol.1「効率よく四川省に行くには?」では、効率的かつ低価格でアクセスする方法をお伝えした。いやはや、ホント、成都まで行くのって簡単なんですよ。Vol.2の今回は、成都中心地の観光スポットをいくつか紹介していこうと思う。

そもそも成都市は、11区4市4県から構成される広大な市。政治や文化、商業の中心的役割を担う金牛区、青羊区、成華区、錦江区、武侯区の5つの区(五城区)を周れば、大方、成都らしさは堪能できると言えるだろう。五城区は、山手線を一回り小さくした程度の規模感なので、地下鉄とバスで楽々と移動できることも◎。

ちなみに、地下鉄の初乗りは、2元(約34円)。1時間ほどかかる駅まで移動しても8元(約140円)程度なので乗りまくっていただきたい。市内バスも基本一律2元。ただし、お釣りを持ち合わせていないこともあるので、こまめに1元単位で所有しておくことが望ましい。中国と聞くと、「QRコード決済しか使えないんじゃないの?」と思われがちだが、現金も普通に使えます。地下鉄の切符を、現金で購入している人も意外と多い。というか、「全然、現金使えんじゃん」とビックリするくらい。

お金の事情に加え、もう一点だけ付言を。中国では、政府のネット検閲システム「金盾(グレートファイアウォール)」により、Google、Facebook、Twitterなどの欧米系サービスがことごとく使用できない環境下に置かれてしまう。これを回避するために「VPNサービス」「シャドーソックス」といった接続方式を渡航前に契約しておくこと。接続サービスは期間によって料金(安い!)も変わるため、自分にあったものを。昨今は、「シャドーソックス」が登場したことで接続方法や設定も簡単&便利に。ここで詳しく説明することは割愛したい。Google先生に聞いてちょうだい。

■成都の街並みや雰囲気から伝わるダイバーシティ

前置きが長くて、正直、すまんかった。

まずはベタなところから。成都には、東京でいうところの「浅草」や、京都でいうところの「先斗町」のような古都を感じることができるスポットがいくつかある。

 

その最たる例が、武侯区にある成都屈指の繁華街、「錦里(ジンリ)」。2004年にオープンした錦里は、明清代の中国の建物を再現させた計画的繁華街で、毎夜多くの現地人と観光客で賑わっている。飲食店をはじめ、お土産店、劇場、屋台で食べる中華の一品料理が揃う小吃(シャオチー)が数多く集まった“食と文化の(プチ)テーマパーク”といったところ。

「浅草の浅草寺&仲見世通り界隈」、「鎌倉の鶴岡八幡宮&小町通り界隈」を、より洗練したような雰囲気と解釈していただければ分かりやすいかもしれない。「錦里」の隣には、諸葛亮孔明の祠堂「武侯祠博物館」がある歴史的スポットでもあるため、単なる繁華街的テーマパークとは、趣を異にするとだけは補足しておきたい。

2008年に完成した青羊区に位置する「寛窄巷子(カンサクコウシ)」も、成都を代表する観光スポット。約300年前の清代に築かれた古い街並みをリノベーションし、若者が集うモダンなエリアへと変身させ、土日ともなると多くの観光客が押し寄せる。「錦里」と比べると、「寛窄巷子」の方がシックかつ落ち着いた雰囲気が漂うため、昼の散策にこそ最適と言える。一方、「錦里」の妖しい世界観は、夜にこそ訪れてほしい。お酒を飲めるラウンジや流しが演奏するステージと、夜市的な雰囲気が重なり、とかく心地よい。

EDMのようなノリ重視の音楽が流れるのではなく、CHAGE and ASKAの「ひとり咲き」「万里の河」系のフォークソングが、どこからともなく聞こえてくる。生演奏の郷愁漂うフォークソングが耳に響く繁華街というのは、東洋の片隅に暮らす我々日本人の胸にも刺さる。家族連れやカップルが、家に帰って眠るまでの時間を、全身で楽しんでいる姿は、何か大切なものを思い出させてくれるほどだ。

何気ないオモチャや他愛もないものに対しても、過剰なほどリアクションを取り、写真に自らが収まるときは体全身でポーズをとる。なんでこんな変哲もない場所で? そういう場所でも楽しそうに全身でポーズをとる。結果、そこには家族や恋人たちが、純粋に生活を楽しんでいる姿があると気が付かされる。日本人もかつて、全身でポーズを取っていた時代があったはずなんだけどな。

なお、「錦里」の向かいには、「チベット人街」がある。チベットの仏教装具や衣服、日用雑貨、食料品などが揃うため、歩いて良し、見て良し、お土産に良し、と何かと面白いので是非とも行ってみてほしい。四川省の南は、多くの少数民族で形成される雲南省があり、西にはチベットが位置する。四川省の西方は、“東チベット”と呼ばれている独自の文化圏が形成され、圧倒的な大自然の中で、人々が暮らしている。「チベット人街」に足を運ぶと、成都は極めてダイバーな街並みや生活が混在していることを教えてくれる。

■市場にほど近い、素朴な中華料理店こそ名店

ここ成都にも、市場(農貿市場)はたくさんあり、お土産としてスパイスなどを購入するなら安価で上質なものをゲットできるのでオススメしたい。特に、四川産の山椒と花椒は極上。日本で買おうものなら100グラム数千円するが、本場で買うと、100グラム300円ほどで購入できる。帰国時、税関職員による手荷物検査で、「この(怪しい)粉は?」といぶかしげに尋問されることを除けば、最高の二文字以外に見当たらない。間違いなく言えるのは、本場四川の花椒は、「悪魔的に美味しい」ということ。豊かな香りに加え、ほのかな塩味、そして数秒後に襲ってくるびりびりと舌をしびれさせる感覚は、天使のような悪魔の笑顔。「まるで味のミッドナイトシャッフルやで~」である。

個人的にオススメしたいのは、四川大学華西校の北にある「大学路総合市場」だ。山のように多種多様なスパイスが売っているだけではなく、周辺の食堂が、ことごとく美味しい。「天府飯店」(天府が四川を意味する)や「川菜」と看板に掲げられてれば四川料理を扱っているお店なので、賑わっているお店にアタックしてみてほしい。皆さんの、「今までで美味しかった中華料理ランキング」を100%刷新するはずだ。しかも、一品の平均価格は150~300円前後。大瓶のビールが150円ほどなので、500円もあれば“一人饗宴”ができる。

もちろん、高級感の漂う四川料理店に入るのも四川旅の醍醐味。ただ、少々、味が辛すぎるきらいがあったのでご注意を。一方、「川菜」と掲げている庶民的なお店は、“辛すぎない”お店が多かったように思う。「辛くて食べられない!」と感じた人は、市場に根差しているような「川菜」と掲げるお店で食べてみてほしい。炒める際の、ジェット機の轟音のような火力の音。あの音を聴きながら、絶品を待つ瞬間がたまらない。あんな火力で炒めたら、美味いに決まってるじゃないですか。

最後に、2014年にオープンした“成都のミッドタウン”と形容したくなる「太古里」を紹介しようと思う。「GUCCI」「Apple Store」など外資系の企業も数多く出店し、成都で最も洗練されているエリアと言っても過言ではない。

外資系のレストランやバーもあるため、「大学路総合市場」などを訪れた後にアクセスすると、そのギャップに戸惑うほどだ。なにせ前回訪問した際は、ハロウィン当日ということもあり、ゾンビナースがサーブをしていたほど。中国にもハロウィン文化はあったんだ。なお、地下一階には成城石井チックなオシャレなスーパーが広がっているので、雑貨や食料品を含め、ワンランク上のお土産を買う場所としても重宝すると思う。

次回は、「パンダに会いに行く!」と題して、アクセス方法や施設の魅力をお届けしようと思う。

(写真・文 我妻弘崇)

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