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55歳迎えた石田ゆり子「いつ見ても19歳で出会った感動がよみがえる」“モネ”愛語る

2024.10.04 Vol.web original

 

 俳優の石田ゆり子が4日、上野・国立西洋美術館で開催される「モネ 睡蓮のとき」展のオープニングセレモニーに登壇。19歳から好きだったというモネへの思いを語った。

 印象派の代表的画家クロード・モネの晩年に焦点をあて、マルモッタン・モネ美術館から約50点が来日。日本国内の収蔵作品も含め日本では過去最大規模の〈睡蓮〉が集う。

 先日3日に55歳の誕生日を迎えた石田。どのように過ごしたかと聞かれると「お友達とおいしいものを食べてお祝いしました」と照れ笑い。

 同展のアンバサダーを務め、音声ガイドや展覧会テーマソングの作詞も担当した石田。「19歳のときにパリで初めてモネの『睡蓮』に出会って、そこから本当にモネの絵が大好き。初めて見たときの感動が忘れられない」と振り返り「いつ見ても初めて見たときの感動を新鮮なままよみがえらせてくれる」と、アンバサダー就任に感無量。

 日本での開催に先駆け、パリのマルモッタン・モネ美術館にも訪れたと言い、『睡蓮』の題材となったモネの庭にも「今まで絵で見ていた光景を実際に目の当たりにしたときはクラっとしましたね(笑)」と来日したエリック・デマジエール館長と顔を見合わせて笑顔。

 ちょうどパリ・オリンピック直前で「今まで知っているパリとはちょっと違って。バタバタしてるパリでした(笑)」と苦笑しつつ「邸宅が美術館になっているということで、そこだけ空気が違って。本当に幸せな時間を過ごしました。そこにあった絵がはるばる日本に来たと思うとウルッとくる。よく無事に来てくださった、って」と感激を語っていた。

「モネ 睡蓮のとき」は10月5日から2025年2月11日まで国立西洋美術館にて開催。

コロナで中止・延期の展覧会グッズがオンラインで販売スタート!ロンドン・ナショナル・ギャラリー展など約60点ずらり

2020.04.28 Vol.Web original

 新型コロナウイルスの影響で中止・延期になった展覧会やイベントのグッズ販売が28日、「ほぼ日カルチャんWEBショップ」で始まった。

 販売されるのは、国立西洋美術館「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」、 国立新美術館「古典×現代 2020」、 東京国立近代美術館「ピーター・ドイグ展」、 国立科学博物館の特別展「和食」、 映画「音楽」の、計5つの展覧会や作品。図録やクリアファイル、マグカップ、Tシャツなどオリジナルグッズが約60点並ぶ。配送手数料は別。

 取り扱いの展覧会やグッズについては、 今後も追加していく予定で、グッズの中には各展覧会からポストカードやステッカーなど、ささやかなおまけがつく商品も。楽しみにしていた展覧会の公式図録や会場限定アイテムが購入でき、展覧会気分が味わえそう。

日本のアートファンがこよなく愛する芸術家たち「ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史」

2019.10.19 Vol.723

 日本・オーストリア友好150周年を記念して開催される、ハプスブルク家ゆかりのコレクション展。13世紀末にオーストリアへ進出後、同地を拠点に勢力を拡大し、広大な帝国を築き上げたハプスブルク家。15世紀以降、神聖ローマ皇帝の位を世襲し、ナポレオン戦争を引き金に同帝国が解体したのちは、後継のオーストリア帝国(1867年にオーストリア=ハンガリー二重帝国に改組)を統治。数世紀にわたって広い領土と多様な民族を支配し、ヨーロッパの中心に君臨し続けた。また同家は、質量ともに世界屈指のコレクションを築いたことでも知られている。同家本流による蒐集品の主要部分は、今日のウィーン美術史美術館における収蔵品の核となっており、本展では同館の協力のもと、絵画、版画、工芸品、タペストリー、武具など100点を展示。5章7セクションの構成で、ハプスブルク家のコレクションの礎を築いた神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世(1459-1519)から、美術史美術館の建設者でもあるオーストリア=ハンガリー二重帝国「最後の皇帝」ことフランツ・ヨーゼフ1世(1830-1916)まで、同家の人々の紹介も合わせ、そのコレクションの歴史に迫る。大公レオポルト・ヴィルヘルムが所蔵していたマンフレーディの《キリスト捕縛》など、国立西洋美術館のコレクションとハプスブルグ家ゆかりの品もお見逃しなく。

その輝きに、魅了されて…「日本スペイン外交関係樹立150周年記念 プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」

2018.03.27 Vol.704

 巨匠ベラスケスの傑作7点に日本で会える、注目の展覧会。

 17世紀スペインを代表する画家であり、西洋美術史上最も傑出した才能の一人、ディエゴ・ベラスケス。マネやピカソなど後世の芸術家たちにも大きな影響を与えた存在として、ヨーロッパ絵画の中でも特に重要な位置づけがなされる画家だ。そのベラスケス作品の約4割を所蔵しているのが、スペインのプラド美術館。本展では通常、貸し出しの機会が限られているベラスケスの作品を、日本で開催される展覧会では過去最大の7点、それも重要な作品ばかりを厳選して出品。ヨーロッパ美術を語るうえでも欠かせないベラスケスの傑作7点を日本にいながらにして、一度に鑑賞できるまたとない機会となる。

 会場ではベラスケスをはじめ、ルーベンス、ムリーリョ、スルバランといった17世紀黄金時代の名画の数々も展示。歴代スペイン国王の庇護の下、栄光の時代を築いた17世紀スペインのアートシーンの輝きを堪能できる。

日本スペイン外交関係樹立150周年記念
プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光

【会場・開催期間】国立西洋美術館 開催中〜5月27日(日)
【時間】9時30分〜17時30分(金土は20時まで。入館は閉館の30分前まで)
【休】月曜(3/26と4/30は開館)
【料金】一般1600円、大学生1200円、高校生800円
【問い合わせ】03-5770-8600(ハローダイヤル)
【交通】JR上野駅下車(公園口)徒歩1分
【URL】http://prado2018.yomiuri.co.jp/prado2018/

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