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西島秀俊、アカデミー賞授賞式前日にアメリカで墓参り「偉大な魂が僕を運んでくれた」

2022.04.05 Vol.web original

 

 第94回アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞した映画『ドライブ・マイ・カー』の凱旋記者会見が5日、都内にて行われ、濱口竜介監督、主演・西島秀俊、山本晃久プロデューサーが登壇。映画作りへの思いや、日本の映画界に向けてなど、授賞式を経て思うことを語った。

 日本はのみならず世界のさまざまな国や文化でファンを獲得し、アカデミー賞では日本映画にとって13年ぶりの国際長編映画賞を受賞。

 授賞式の感想を聞かれた西島は「あの場に行くまでは緊張するだろうなと思っていたんですが意外としなくて。今日の方が緊張します」と苦笑しつつ「あそこは映画を作る人たち、映画愛の強い人たちの集まりなので、非常に居心地がよかった」と振り返った。

 いまも論争が続くウィル・スミスの平手打ち事件の瞬間について聞かれると西島は「実は僕らのチームはあの瞬間、ちょうど会場の外に出ていて。見逃しました」と明かした。

濱口監督アカデミー賞受賞スピーチに後悔?「次チャンスがあれば教訓を生かしたい」

2022.04.05 Vol.web original

 

 第94回アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞した映画『ドライブ・マイ・カー』の凱旋記者会見が5日、都内にて行われ、濱口竜介監督、主演・西島秀俊、山本晃久プロデューサーが登壇。濱口監督はオスカー像を手に英語で行ったスピーチを振り返り、ある“後悔”を明かした。

 小規模公開で始まりながら口コミで広まり、ついには世界最高峰の映画の祭典アカデミー賞で快挙を果たした同作。

 日本映画が13年ぶりに国際長編映画賞を受賞したという歴史的ニュースは日本でも大きな話題を呼んでいるが、濱口監督は「アカデミー賞関連のニュースは恥ずかしくて映像では見ていない」と苦笑。

 オスカーを手に英語で行った感謝のスピーチにも注目が集まったが「通訳さんと話して、1人1人日本語で感謝すると、通訳と2回やることになってしまうので、直接英語で言ったほうがいいだろうと。本当は日本語でもう少し言う予定だったんですが“サンキュー!”と高らかに言ってしまったために音楽が流れて、先を言えなかったんです。本当はスタッフや(原作の)村上春樹さんにも感謝を伝えたかった」と残念がり「通訳さんの優秀さも見せられなかった。次チャンスがあれば教訓を生かしたい」と、さらなる意欲を見せていた。

13年ぶり受賞『ドライブ・マイ・カー』国際長編映画賞に輝く 西島秀俊、岡田将生らもレッドカーペットに

2022.03.28 Vol.web original

 第94回アカデミー賞授賞式が28日(現地時間27日)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターにて開催。濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が国際長編映画賞を受賞した。日本映画の同部門受賞は『おくりびと』以来13年ぶり。

 壇上に上がった濱口監督は「あなたがオスカーですね(笑)」とオスカー像をうれしそうに眺めた後、本作に可能性を見出しアメリカで配給権を獲得したヤヌス・フィルムズをはじめ、西島秀俊、岡田将生ら会場に来ている俳優陣と来られなかった俳優陣、スタッフたちに感謝した。

 受賞前のレッドカーペットに、西島秀俊、岡田将生ら俳優陣とともに登場した濱口竜介監督は「レッドカーペットってこんなに広いものなんだとびっくり」と感激をあらわにしつつ「先ほど、ハリウッドのキャスティングディレクターから素晴らしい俳優陣だったと言ってもらった」と喜んだ。岡田は「さきほどどウィル・スミスとグータッチして、飛び跳ねました!」、霧島れいかは「ビル・マーレイと握手しました」と世界最高峰の映画祭を堪能していている様子。また、ポール・トーマス・アンダーソンが監督に会ったかと聞かれた西島が「遠目に見ました。(アンダーソン監督が)濱口監督に投げキッスしてました(笑)」と明かし、笑いをさそっていた。

 他、『ドライブ・マイ・カー』がノミネートされていた脚色賞は『コーダ あのうた』のシアン・ヘダーが、監督賞は『パワー・オブ・ザ・ドッグ』のジェーン・カンピオン監督が2度目の受賞。作品賞はシアン・ヘダー監督の『コーダ あいのうた』が受賞した。

 授賞式は3月28日夜22時よりWOWOWプライム、WOWOWオンデマンドで字幕版放送。

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