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園子温監督、ニコラス・ケイジ主演でハリウッド進出!「撮影前に死にかけたが…」

2020.12.15 Vol.Web original

『愛のむきだし』『冷たい熱帯魚』の異才・園子温監督が、ニコラス・ケイジを主演に迎えハリウッドデビューを果たす映画『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』の日本公開が2021年初夏に決定した。

『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』は、ニコラス・ケイジが演じるダークヒーローが、特殊なボディスーツに身を包み、東洋と西洋がまじりあう暴力的な世界“ゴーストランド”で、戦いに身を投じていく物語。ケイジとともにソフィア・ブテラ、ニック・カサヴェテス、ビル・モズリーといった豪華な顔ぶれが出演。

 2017年に、本作のプロデューサー、レザ・シクソ・サフィ氏から届いた脚本を園監督が気に入りプロジェクトが始動。2018年にケイジの出演が決定し、同年のカンヌ国際映画祭でケイジの出演情報がリリース。2019年2月に園監督が心筋梗塞で倒れるという事態に。その後、園監督は無事、復帰を果たし、当初アメリカでの撮影を予定していたが、2019年11から12月にかけ、オール日本ロケにて撮影が行われた。

 闘病を経てハリウッドデビュー作を完成させた園監督は「ハリウッドで監督デビューすることは、自分にとって悲願でした」と、プロとしてのキャリアを始めた当初からハリウッド行きを誓っていたと明かし、「この映画が撮影に入る前に、心筋梗塞で集中治療室に運ばれ、死にかけました。そこから蘇り、いろいろなハードな山を越えて、撮影できました。感無量です」と万感のコメント。

 また、主演のケイジについて「ニコラス・ケイジがこの映画に出演することになったことが、本作を成功に導きました。彼は私の映画をとても愛してくれていたので、ものすごくやりやすかったのです。とっても困難な厳しい撮影を乗り越える事が出来たのも、すべてニコラスのおかげです」と感謝のコメントを寄せている。

『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』は、2021年初夏に全国公開『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』は、2021年初夏に全国公開(ビターズ・エンド配給)。

大ヒット『全裸監督』に続く衝撃作! 園子温と椎名桔平がNetflixで実話をもとにした惨劇に挑む

2019.09.18 Vol.Web Original



 山田孝之主演のドラマ『全裸監督』でも話題のNetflixから新たな衝撃作が登場。『愛のむきだし』『冷たい熱帯魚』の鬼才・園子温が、椎名桔平を主演に迎えて描くNetflixオリジナル映画『愛なき森で叫べ』が10月11日より配信。

 実際の事件からインスパイアされた、狂気と愛憎が渦巻く戦慄のサスペンス・スリラー。これまでの園監督作品を彷彿とさせるシチュエーションや、過去の園監督作品に登場した村田、美津子、妙子、シンといったキャラクターと同じ名前の人物が次々と現れるなど、凝縮した園子温ワールドが展開するもよう。

“最狂の詐欺師”村田丈を演じる椎名桔平は『冷たい熱帯魚』で、でんでんが演じた村田とはまた異なる恐怖を体現。軽妙な話術で人の心を操りながら、人を人と思わぬ冷酷さを持つ男。見る者は、その大げさなポーズや誇大妄想のようなうそに笑いつつ、いつしか村田の徹底した自己中心的な言動に、背筋が凍るような恐怖を味わうはず。

 今回、解禁されたキーアートでは、不気味にほほえむ“最狂の詐欺師・村田丈(椎名桔平)”の周りに、上京したばかりの青年・シン(満島真之介)、村田に引かれる妙子(日南響子)と美津子(鎌滝えり)の姿が。だます者とだまされる者が交錯する、不穏な気配ただようビジュアルとなっている。
 そして予告では村田のありえないだましの手口と残酷さが明らかに。真っ白なスーツで劇的なプロポーズをしたり、これまでにだましてきた女性たちを集めてライブをしたりと大胆すぎる行動で人の心をつかみつつ、徹底的な暴力で体を支配する村田。そんな村田を主人公に自主映画を撮ることにしたシン、ジェイ(YOUNG DAIS)、フカミ(長谷川大)の3人。村田に近づきすぎた彼らと、美津子の両親である茂(でんでん)、アズミ(真飛聖)をも巻き込み、惨劇の幕が上がる…。最後の銃声は、一体誰に向けられたものなのか。

 詐欺の被害者が加害者に転じてしまう人間社会の恐ろしさと闇を、園監督ならではのユーモアとバイオレンスで描き切る、衝撃作に期待大。
『愛なき森で叫べ』は10月11日より、Netflixオリジナル映画として全世界190カ国へ配信予定。

TOKYO HEADLINE 編集部オススメMOVIE『世界から猫が消えたなら』『ひそひそ星』

2016.05.13 Vol.666

『世界から猫が消えたなら』

 30歳の郵便配達員“僕”はある日、余命わずかと宣告される。そんな彼の前に現れたのは自分と同じ姿の悪魔。悪魔から、世界から自分の大切なものを一つ消すごとに1日生き延びさせるという取引を持ちかけられた“僕”は電話、映画、時計…と消しながら命をつないでいくが…。

監督:永井聡 出演:佐藤健、宮﨑あおい他/1時間42分/東宝配給/5月14日より全国公開  http://www.sekaneko.com/

鈴木亮平 その肉体美に隠された!? 知的で熱い素顔とは。

2014.08.17 Vol.624

いま最も注目の俳優・鈴木亮平が『HK/変態仮面』『花子とアン』に続き、超話題作『TOKYO TRIBE』で存在感炸裂! その肉体美に隠された!? 知的で熱い素顔とは。

鈴木亮平、目指したのは「Tバックの似合う体」

2014.06.17 Vol.619

 映画『TOKYO TRIBE』の完成披露試写会が16日、都内にて行われ、俳優の鈴木亮平、YOUNG DAIS、清野菜名、園子温監督が登壇した。
 『地獄でなぜ悪い』など海外からも高い評価を得ている園監督が、井上三太氏の大ヒット漫画を実写化した話題作。近未来の東京を舞台に、さまざまなトライブ(族)が繰り広げるし烈な縄張り争いを描く。

 本作はセリフをラップで表現するという斬新なミュージカル映画となっており「世界でもかつてない、セリフはラップ、アクションも満載という“バトル・ラップ・ミュージカル”です」と園監督。「今はやっている、もう1つのミュージカル映画よりこちらが本命。字幕も出るので劇場で一緒に歌ってください」と胸を張った。
 『HK/変態仮面』『花子とアン』などで注目を集め、本作で“最狂の男”メラを演じる鈴木は「台本に、Tバック一丁でラップをすると書いてあったので、Tバックで強そうに見えるようプロレスラーのような体格を目指し、10キロほど増やしました。その甲斐あって、街で“プロレスラーの方ですよね”と声を掛けられました(笑)」と、本作でも肉体美を披露していることを明かした。
 もうひとりの主人公・海を演じるのは、一般オーディションから選ばれたラッパーのYOUNG DAIS。原作の主人公そっくりとの評価に「役が決まったらどんどん似てきて、銚子に乗って髪型も似せたらそっくりになった(笑)」と俳優初主演に手ごたえを見せた。

 また、この日は極悪非道の男・ブッバを演じる竹内力もサプライズで登場。「自分に、こんな極悪非道な役ができるか不安だった」と語り会場の笑いをさそった竹内に、鈴木は「園作品ということで自分も振り切った演技をしたつもりだったけど、竹内さんと比べたらメラが普通の人に見えた」と苦笑していた。
『TOKYO TRIBE』は8月30日より新宿バルト9他にて全国公開。

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