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独自のスタイルで唯一無二の存在に 劇団鹿殺し15周年記念・怒パンク時代劇『名なしの侍』

2016.07.10 Vol.670

 2000年に大阪で旗揚げし、2004年に劇団員揃って上京し東京に拠点を移す。東京に来たばかりのころのこまばアゴラ劇場からやがて青山円形劇場、紀伊國屋ホールと劇場の規模も大きくなり、15周年記念公演となる今回はサンシャイン劇場に進出することとなった。

 この間に劇団員の顔ぶれも大きく変わり、それに伴ってか作風も大きく変化した。いつしか「音楽」という武器を手にした彼らは演劇に音楽を大胆に取り入れ、独自のステージを作り上げる。

 役者が楽器を持ち、そして歌う。

 今回はそんなこれまでのスタイルをよりパワーアップして、バンド隊を現役ミュージシャンで編成。そこに劇団の管楽器隊を融合させる。で、そこで何をするのかといえば「時代劇」。彼らのやり方でしかできないこの作品を彼らは「怒パンク時代劇」と名付けた。果たして今度はどんな舞台を見せてくれるのか…。

 Cocco、石崎ひゅーいといったミュージシャンたちに初舞台を踏ませてきた鹿殺し。今回は堂島孝平が「俳優」として参加するのも注目の的となっている。

劇団鹿殺し15周年記念・怒パンク時代劇『名なしの侍』
【日時】7月16日(土)〜24日(日)(開演は16・19〜22日19時、17・23日14時/19時、18・24日14時。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前)
【会場】サンシャイン劇場(池袋)
【料金】全席指定 S席6300円、A席5300円/学生券3900円(中高大学生対象)【問い合わせ】劇団鹿殺し(TEL:03-6285-8518 [HP] http://shika564.com/ )
【脚本】丸尾丸一郎【演出】菜月チョビ
【出演】菜月チョビ、丸尾丸一郎、オレノグラフィティ、橘輝、鷺沼恵美子、浅野康之、近藤茶、峰ゆとり、有田杏子、椙山さと美、メガマスミ、木村さそり(以上、劇団鹿殺し)/玉城裕規、鳥越裕貴、谷山知宏(花組芝居)、堂島孝平/piggy(Guitar 、ex.pocketlife)、奥泰正(Bass 、THEWELLWELLS)、辰巳裕二郎(Drums、花団)

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