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大和哲也が山崎秀晃を左フック一発でKO。王座を獲得し「『Fight for peace』を体現していきます」と宣言【K-1】

2022.04.04 Vol.Web Original

「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ~K’FESTA.5~」(4月3日、東京・国立代々木競技場 第一体育館)で行われた「K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ」で王者・山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)に大和哲也(大和ジム)が挑戦し、1RKOで勝利を収め第6代王者となった。

 山崎は2020年9月に安保瑠輝也を破り悲願のK-1王座を獲得。戴冠後の初戦となった昨年3月の「K’FESTA.4 Day.1」ではスーパーファイトで不可思を1RKOで破り、その実力を見せつけた。今回はそれ以来の試合となる。

 大和は旧体制のK-1で2010年に行われた63kgトーナメントの優勝者。軽量級にも日があたり始めたところで旧K-1は活動を停止したことから、大和はムエタイの世界チャンピオンになる道を目指し、以降、WBCムエタイ世界スーパー・ライト級、WBCムエタイ日本統一スーパー・ライト級などムエタイで多くのベルトを獲得。2017年から再びK-1に参戦。昨年12月に大野祐志郎にKO勝ちを収め、今回の王座挑戦にこぎつけた。

山崎秀晃が大和哲也を相手に初防衛戦。リスペクトの気持ちを持ちつつも「残酷なぐらい一瞬で切り落としたい」【K-1】

2022.02.10 Vol.Web Original

「K’FESTA.5」を4月3日に国立代々木競技場第一体育館で開催

 K-1が2月9日、都内で会見を開き、次回大会となる「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~K’FESTA.5~」を4月3日、東京・国立代々木競技場第一体育館で開催することを発表した。また合わせて第1弾の対戦カードも発表した。

 スーパー・ライト級王者の山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が大和哲也(大和ジム)を相手に初防衛戦に臨む。

 代々木第一体育館は1993年4月30日にK-1が旗揚げした場所であり、新体制となったK-1がこの会場で大会を開催することは悲願だった。昨年も1月に「K’FESTA.4」を代々木第一体育館で開催することを発表していたが、コロナの影響で開催を断念。満を持して、今年の「K’FESTA.5」を同会場で開催することになった。

 そして、この大会にふさわしいカードとしてマッチメイクされたのがこの2人の対戦。もともと無差別級とヘビー級主体で始まったK-1だが、その後、70kgの「K-1 WORLD MAX」が始まり、2010年には63kgという軽量級のカテゴリーが作られた。その63kgのトーナメントで優勝を果たしたのが大和。しかし、これから軽量級にもスポットが当たるという時期に、旧体制のK-1は活動を休止。軽量級に希望を抱いていた選手やファンの夢舞台がなくなってしまった。そのため、大和はムエタイの世界チャンピオンになる道を目指すことになる。

不可思が名古屋の大先輩・大和越え果たすKO勝ち【12・28 K-1名古屋】

2019.12.29 Vol.Web Original

挑発合戦などないシンプルにどちらが強いか競い合う試合

「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~初代女子フライ級王座決定トーナメント&スーパー・ライト級タイトルマッチ~」(12月28日、愛知・ドルフィンズアリーナ)のスーパー・ライト級スーパーファイトで大和哲也と不可思が対戦し、不可思が3R34秒、KOで勝利を収めた。

 2人はともに愛知出身。不可思にとっては大和は名古屋にいたころは対戦することすら考えられないような、リスペクトする大先輩。大和にとっても不可思は実力を認める名古屋の後輩とあって、試合前から無用な挑発合戦もない。不可思は戦前「シンプルにどっちが強いかということを競い合える試合」「本来の格闘技というスポーツのあるべき姿の試合」、大和は「野蛮じゃない美しい戦い」などとそれぞれ言うように言葉による攻撃もない、昨今では珍しい試合だった。

不可思 大和との試合は「本来の格闘技というスポーツのあるべき姿の試合」【12・28 K-1名古屋】

2019.12.24 Vol.Web Original

名古屋で地元の先輩・大和哲也と対戦

「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~初代女子フライ級王座決定トーナメント&スーパー・ライト級タイトルマッチ~」(12月28日、愛知・ドルフィンズアリーナ)に出場する不可思が12月24日、公開練習を行った。

 この日は2分間のミット打ちを披露。大会まであと4日とあって、練習後の会見で「疲れも抜けてきて体調もすごくいい。減量も順調、調子がいい」と言うほど軽快な動きを見せた。

 不可思は今大会では地元・名古屋の大先輩・大和哲也と対戦する。この対戦については「“もうやるのか”というのと“いよいよやるのか”という気持ちだった」とオファーを受けた時の気持ちを改めて振り返った。

 この「もうやるのか」という気持ちについては「K-1に参戦したのが今年の6月からで、こんなに早いタイミングで哲也さんとやるとは最初は思っていなかった。そういう意味では“もうやるのか”。でもK-1に出るとなった時から哲也さんは同じ階級なのでいつかはやるかなとは思っていた。そういう意味では“いよいよか”という気持ちです」と話す。

「大和哲也vs不可思」注目の日本人対決が実現【12・28 K-1名古屋】

2019.10.22 Vol.Web Original

タイトル戦線を大きく左右する一戦

「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN」(12月28日、愛知・ドルフィンズアリーナ)の第2弾カード発表会見が10月21日、愛知・名古屋ガーデンパレスで開催された。
 
 スーパー・ライト級のスーパーファイトでともに愛知県出身の大和哲也と不可思の注目の日本人対決が実現する。

 大和は昨年11月の「第3代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」では1回戦でゲーオ・ウィラサクレックに左ハイキックでKO負け。一時はK-1からの撤退も考えていたが、再起をかけた今年8月24日のK-1大阪大会で、近藤拳成にキャリアの差を見せつけるような判定勝ちを収めた。
 
 対する不可思は今年6月のK-1両国大会に電撃参戦し、佐々木大蔵に出血によるTKOで敗れるも場内を揺るがす熱闘を展開。続いて10月13日の「K-1 KRUSH FIGHT.106」では堀井翼と対戦し、終了時間と同時にKOで沈める劇的勝利を収め、試合後、K-1名古屋大会の出場をアピールしていた。

 不可思は「最初に哲也さんとの試合の話をいただいたとき、今年の6月からK-1に参戦しているという意味では“もうやるのか”という感じもありました。でも哲也さんと同じ階級になってからは、いずれどこかでやることになるかもしれないという意識はしてたので“いよいよか”という気持ちでもあります。K-1が名古屋でやると発表されてから絶対に出たいと思ってましたし、そこで哲也さんという人と戦わせてもらえるというは、すごく光栄に思います。哲也さんという壁を超えます」

 大和は「ついにK-1が名古屋にやってきて、そして不可思選手と戦うことになりました。自分としては彼がまだ名古屋にいる頃から、一緒に練習した覚えもあって、そんな彼とK-1で、そして名古屋で戦うことはすごく感慨深い気持ちが強いです。彼も色んなベルトを獲ってきて、本当にK-1の中でも実績のある選手だと思うので、テクニカルで熱い試合になると思っています。昔は階級も軽かったと思うので、線が細いイメージがあったんですけど、いまはすごくデカいし。昔の面影がないくらい、力強い試合をしているので、本当に日本を代表するトップファイターだと思ってます。厳しい試合になると思いますが、しっかり勝てるように。K-1らしい、熱くて激しい試合ができればと思います」などとそれぞれ話した。

 今大会では王者・安保瑠輝也にゲーオ・ウィラサクレックが挑むK-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチも開催。大和vs不可思の一戦は今後のタイトル戦線を大きく左右する一戦となるのは確実。

 不可思は「この試合に勝つことでタイトル戦線に絡むことができると思います。ファンの人にも僕がタイトルに絡むことを期待してもらえるような試合を見せたいです」

 大和も「この試合は日本のスーパー・ライト級のマッチメイクだと、きっとファンの方も一番見たかったと思う。タイトルマッチもある大会の中で、この勝者が今後のタイトル戦線に絡む試合になると思うので、今後のスーパー・ライト級を担う試合になるんじゃないかと感じています」などと、ともにこの試合の先にタイトルを見据えた。

スーパー・ライト級のベルトは再びゲーオの腰へ【11・3 K-1】

2018.11.04 Vol.Web Original

1回戦は大和を左ハイで1RKO
「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント~」(11月3日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)で行われた「第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント」でゲーオ・ウィラサクレックが決勝で佐々木大蔵を3-0の判定で下し優勝を果たした。

 今大会は新生K-1旗揚げから4周年の大会。その旗揚げ戦で行われた「-65kg初代王座決定トーナメント」で優勝したゲーオが4年後も優勝。野杁正明、平本蓮に連敗しその実力に陰りが見られたと思われたゲーオだったが、自らの力でスーパー・ライト級の時計の針を強引に戻した格好となった。

 ゲーオは1回戦は大和哲也と対戦。事実上の決勝戦と言われた一戦だったが、ゲーオが左ハイキック一発で大和を沈めた。

 ゲーオは序盤から左のハイ、ミドルが冴えわたる。大和は入ってくるゲーオに右アッパーを狙うなど見せ場を作るがゲーオは紙一重でかわす。最後は大和が左のパンチを狙ったところの一瞬のスキを逃さず左ハイキック一閃。大和はすぐに立ち上がったものの、よろけてロープにもたれかかった姿を見たレフェリーが試合を止めた。

左右田泰臣「決勝は毒霧からの3カウントで勝つ」【11・3 K-1】

2018.11.02 Vol.Web Original

「ちょっくら優勝してきます」と棚橋の台詞を丸パクリ
「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント~」(11月3日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)の前日計量が11月2日、都内で行われ、全選手が規定体重を無事パスした。

 計量後には会見が行われトーナメントに出場する8選手が勢ぞろいしたのだが、中でやはり異彩を放ったのが左右田泰臣だった。

 マスク姿はすっかり定着したのだが、この日は「K-1 WORLD GP~第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント~攻略本 改」と書かれたスケッチブックを持って登場。会見ではまず「ちょっくら優勝してきます」と新日本プロレスの棚橋弘至が今年の「G1 CLIMAX25」決勝戦前に放った台詞を丸パクリ。その後、スケッチブックについて問われ、おもむろにページをめくると決勝の相手としてサム・ヒルの似顔絵が書かれていた。

スーパー・ライト級トーナメントで初代王座・ゲーオと大和哲也が対戦。ゲーオは負けたら引退も?!【11・3 K−1 】

2018.09.04 Vol.web original

「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN」(11月3日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)の第1弾対戦カード発表が3日、都内の会場で行われた。会見では「K-1 WORLD GP第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント」の開催が発表。同階級は野杁正明がベルトを返上したために、王座空位のまま開催される。

 一回戦に登場する日本人選手と会見に参加したゲーオ選手のコメントは以下。

佐々木大蔵「正式にスーパー・ライト級に上げて、始めての試合がこの1戦となった。すごくワクワクしてますが、11月3日までしっかり作り上げて、今までとは違う佐々木大蔵を見せたい。トーナメントは2回目ですが、1回戦に勝たないと上がれないと前回経験したので、相手を全力で叩きます。決勝では左右田選手とやりたい。自分と正反対のキャラなので(笑)」

2017年MVPの武居が久保を壮絶KO【3・21 K-1】

2018.03.22 Vol.Web Original

試合後にやっと挨拶。「いい人でした」
 新生K-1史上最大の規模で開催された「K-1 WORLD GP ‪2018 JAPAN‬ ~K’FESTA.1~」(‪3月21日‬、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ)で6階級のタイトルマッチが行われた。

「K-1 AWARDS 2017」でMVPに輝いたバンタム級王者・武居由樹が久保賢司を相手に初防衛戦に臨み、1R1分27秒、KOで勝利を収めた。

 昨年行われた王座決定トーナメントの決勝の再戦となった2人。カードが決まってから久保の激しい挑発を受けてきた武居。前日会見でも久保は握手拒否、おじぎ無視、打ち合い強制とあらゆる物言いで武居を挑発。武居から「僕もKOを狙っていく」という言葉を引き出したのだが…。

 その言葉通り、1Rからアグレッシブな攻めを見せる武居。左ハイキックで久保をぐらつかせると前蹴りからパンチの連打を追撃し最初のダウンを奪う。「まだまだ」といった表情を見せ立ち上がった久保に今度は左ハイキック。そして左のボディーブローから右フックを撃ち抜くと久保は大の字でダウン。レフェリーが試合を止めた。

 武居は試合後のマイクで王者として、そしてMVPとして「こんな大きな会場で試合ができて、たくさんの人に応援してもらって、本当に僕は幸せです。もっともっと大きい会場でやりたいので、みなさん、K-1の試合、毎回見にきてくだい。これからも応援よろしくお願いします」と挨拶した。

 そして会見では久保について「1回やっていたので取りあえず倒すことを意識していた。終わってからリング上でも控え室でもお互いに“ありがとうございました”と挨拶しました。いい人でした」と話した。

木村ミノルが階級変更の城戸を返り討ち【11・23 K-1】

2017.11.24 Vol.Web Original

木村は試合後、久保との再戦をアピールも…
「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ヘビー級王座決定トーナメント~」(11月23日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)で今年6月に行われた第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメントで準優勝を果たしながらも、今回からウェルター級に階級を落とした城戸康裕はスーパーファイトで木村“フィリップ”ミノルと対戦。木村が計3度のダウンを奪い、3-0の判定で勝利を収めた。

 城戸は前蹴り、ミドルキックで距離を保ち木村の強打を防ぐが、木村は2Rに左右のフックの連打から右フックでダウンを奪う。木村は立ち上がった城戸をコーナーに詰めるとパンチの連打で2度目のダウンを奪う。なおもとびかかる木村だったが、城戸はクリンチでしのぎ、ゴング。3R、木村は城戸のヒザ蹴りに合わせ右フック。城戸をぐらつかせる。後がない城戸はカウンターのヒザで逆転を狙うが、木村は左フックから右フックとつなぎこの日3度目のダウンを奪う。勝負あったかに見えたが、城戸はふらつきながらも立ち上がると、なおもヒザを打ち込み最後まで木村を倒しにかかる。木村は右フックでとどめを刺しにいくが、城戸はよろめきながらも倒れず、試合は判定に。ジャッジ3者とも30-25の3-0で木村が勝利を収めた。

 木村は試合後、3月大会での久保優太戦をアピール。久保はリングに上がったものの、のらりくらり。果たして木村の思いは実るのか…。

4・22K-1 武尊が復帰戦でKO勝ち 山崎はリベンジならず

2017.04.23 Vol.688

「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント~」(4月22日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で初代フェザー級王者の武尊がスーパーファイトでビクトー・サラビアを3R2分23秒、KOで破った。

 武尊は昨年行われた初代フェザー級王座決定トーナメントで優勝したものの、右拳を骨折。今回は5カ月ぶりの復帰戦となった。

 ともに倒しに行くスタイルで激しい打ち合いを展開。途中、ともにノーガードで笑顔を見せ、互いの気持ちがシンクロする場面もあった。

 試合は体格で勝る武尊が徐々にペースを握る。三日月蹴りで動きを止めると、パンチの連打で追い込む。しかし3Rにサラビアのバックスピンキックがローブローとなり試合は中断。

 まともに食らった武尊はおう吐し、けいれんも見られるなど危険な状況となったが、試合後「ここで止められたら大会的にもダメ」と振り返ったように、とにかく続行を望み、5分近くの休みを取る。

 試合再開後、いきなりサラビアがボディーに前蹴りを放つが武尊はひるむことなく前に出る。最後はロープに詰め、右ストレートからの左フックで完全KOした。

 試合後のマイクで武尊は「途中でストップしてつまらない時間があったんですけど、KOしたんで許してください」と話した。

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