「まだ5年目。ベンチャーらしくアグレッシブに盛り上げていく」
男子バスケットボールのBリーグが6月10日、臨時会員総会を開催しBリーグチェアマン(代表理事 CEO)の候補者となる理事に千葉ジェッツふなばし前会長の島田慎二氏(49)を選任した。6月16日の理事会で正式にチェアマン就任が決定する。
Bリーグでは初代チェアマンの大河正明氏が5月26日に6月いっぱいでチェアマンを辞任することを発表。千葉の島田氏が後任となることが明らかになっていた。
島田氏は「大河チェアマンが開幕からここまでクラブと共に、誠心誠意進めてこられた想いや施策を引き継ぎながら、難しい社会情勢の中でクラブ経営を守れるよう事業的観点、社会的観点のバランスを大切に、5年目のBリーグを発展させていきたいと思っています。Bリーグは、まだまだ5年目ですから、ベンチャーらしくアグレッシブに盛り上げていきます。また、まだ先の見えない、何もないときから支えてくださっているパートナーの皆様、ファンの皆さまに感謝をしながら、これからスポーツ界にとっても厳しい環境が続きますが、皆さまとともにサスティナブルな成長をとげていけたらと思います」とコメントした。
また日本バスケットボール協会(JBA)の三屋裕子会長は「まずは大河チェアマンに感謝と敬意を表したいと思います。FIBAの制裁から始まり、Bリーグの開幕、バスケワールドカップ出場など、怒涛の時期にチェアマンを全うされ、多くの功績を残されました。今のBリーグの土台は大河チェアマンが作ったと言っても過言ではないと思います。本当にお疲れ様でした。Bリーグは新たなチェアマンを迎え、次のフェーズに入っていきます。これはBリーグのことだけではなく、バスケットボール界全体が次のフェーズに入るタイミングだと思っています。 日本全体が落ち込んでいる今、バスケットボール界は改めて一体となって、この危機に立ち向かい、打破し、超えて日本を元気にすること。これが我々の使命だと思っています。島田新チェアマンと一緒にこの使命を果たしていきたいと思っています」とコメントした。