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ラッパーRude−α 海外の壁に挑むバスケ男子日本に共感「日本からもやれると証明してくれた」

2024.06.16 Vol.web original

 

 公開中の映画『BELIEVE 日本バスケを諦めなかった男たち』の大ヒット御礼イベントが16日、都内にて行われ、ラッパーのRude−αと大西雄一監督が登壇。Rude−αが書き下ろした本作のテーマ曲『AKATSUKI』を初めて生披露した。

 2023年に開催された「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」でのバスケットボール男子日本代表の激闘を収めたドキュメンタリー映画。

 6月7日に全国69館という規模ながら、初日3日間で動員3万強、興行収入6000万円越えのスマッシュヒット。映画ランキングサイトでも同日公開作品の中で満足度1位という高評価に、大西監督も「自分なりに納得のいくものを出したけれど、まさかこうなるとは」と大ヒットに感激。一方、テーマ曲『AKATSUKI』を手がけたラッパーのRude−αは「話をもらったときは、メッチャ小さい映画館でやる感じだと思ってた」と驚きつつ、自身の服装に「今気づいたんですけど…服がアメフトのでした…NFLって書いてある(笑)」と照れ笑い。

 Rude−αと大西監督は、もともと“飲み”の場での顔見知りだったと言い、大西監督が「まさか彼がこんないい曲を書けるラッパーだとは」と言えば、テーマ曲を依頼されたRude−αも「(大西監督は)ただの酔っ払いだと思ってた(笑)」。

 実はバスケ経験者というRude−α。「子供のころ、家に(ゴール)リングが無かったので、本当はダメなんですけど、自転車のタイヤの銀の部分(ホイールの縁)を近くの電柱にグルグル括り付けてゴール代わりにしていました」と明かし、会場の笑いをさそう一幕も。

 この日は、Rude−αが『AKATSUKI』をステージ初披露。大西監督が「彼もAKATSUKI(JAPAN)と一緒に練習してました、というくらいの歌詞」と絶賛する熱いリリックを歌い上げたRude−αに、観客も万雷の拍手を贈った。
 
 歌詞について聞かれたRude−αは「自分がヒップホップというジャンルにいても、やっぱりアメリカのヒップホップカルチャーのほうがデカいから、どこかしらで引け目を感じていたと思うんですけど、日本代表がその壁を取っ払ってくれ、日本という国からもやれると証明してくれた」と、欧米の壁に挑戦し続けるAKATSUKI JAPANへの共感を語っていた。

『BELIEVE 日本バスケを諦めなかった男たち』は4週間限定公開中。また、6月18日19時の回、新宿バルト9他にて応援上映を実施。

バスケ男子日本の歴史的快挙をドキュメンタリー映画化した大西監督に聞く「18点差ビハインド、どれだけの人が彼らの勝利を信じていたか」

2024.06.06 Vol.Web Original

 あの夏、日本中を驚嘆と歓喜に包んだバスケ男子日本の熱闘に大スクリーンで没入する! 2023年8月、沖縄で開催されたFIBAバスケットボールワールドカップ2023。東京2020オリンピックで女子日本代表を銀メダルに導いたトム・ホーバスHCのもと日本代表“AKATSUKI JAPAN”は格上ばかりの“死の組”から悲願の五輪自力出場を目指す…! 試合映像や舞台裏の密着映像に加え、ホーバスHCや代表選手、さらにはあのレジェンドたちにもインタビューを行い、あの歴史的快挙を生んだ彼らの「信じる力」に迫るドキュメンタリー映画『BELIEVE 日本バスケを諦めなかった男たち』が6月7日より4週間限定公開。

トム・ホーバス監督「パリ五輪の目標はベスト8。世界に日本のバスケを見せたい」

2024.06.01 Vol.web original

 

 ドキュメンタリー映画『BELIEVE 日本バスケを諦めなかった男たち』(6月7日より4週間限定公開)の完成披露イベントが1日、都内にて行われ、バスケ男子日本代表のトム・ホーバス ヘッドコーチと、映画を手がけた大西雄一監督が登壇。ホーバス監督がパリオリンピックへ向けた選手選考や意気込みを語った。

 2023年に開催された「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」でのバスケットボール男子日本代表の激闘を収めたドキュメンタリー映画。

 映画の感想を聞かれ、ホーバス監督は「いろいろ思い出したよ。本当にケガとかいろいろあった」と振り返り「皆の熱い応援が無かったらワールドカップで勝ててなかった。これからはパリオリンピックというもっと大きな壁に向け、皆さん応援よろしくお願いします」。

 映画では、ホーバス監督がロッカールームで選手たちに「ビリーブ」を繰り返し伝える映像も。ホーバス監督は「ダメかもというときに、もうダメだとなったら戻れない。“うちのチームの力を信じてる”と毎回、必ず最後に言っていました」と語り「信じてなかったら勝っていない。それは間違いないですよ」。

「ワールドカップは去年のこと。今はもうパリオリンピックへ向けての準備」というホーバス監督に、大西監督が「この12人の中で何人くらいパリに?」と質問。ホーバス監督はケガや不調、対戦相手の状況などを考慮する難しさを語りつつ「本当に分からないですけど、メインの選手はケガが無ければ大丈夫。でもW杯のこの経験は本当に大きいから、これからもチャンスはあると思う」と回答。

 さらに「パリオリンピックの目標はベスト8。例えばアメリカだったら“ベスト8(どまり)?”となるだろうけど、日本は1ゲームも勝ってない。世界の皆さんに、日本のバスケはこれだよと見せたい。きれいだし技術も高く、ネバーギブアップの精神もある。難しいチャレンジだけど自信はあります。信じてます。信じてください」と言い、会場も大きな拍手。

 ホーバス監督は「次はアウェーだけど、この映画を見れば選手も皆さんの応援を思い出すと思う」と映画に太鼓判を押し、大西監督に「『BELIEVE 2』作ってください(笑)」。

 最後に「パリではもっと良いバスケをやりたい。もっと世界のトップレベルのチームに勝ちたい。皆さんも信じて。頑張りましょう」と力強く呼びかけていた。

 この日は、フィンランド戦を現地で観戦していたというバスケ経験者の近藤春菜も応援ゲストとして駆け付け「ボールじゃねえよ!」とホーバス監督から笑いをとっていた。

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