「まさか俺とやるとは思ってなかっただろう。相当乱れて脅えている」
新生K-1初の大阪大会となる「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~K-1ライト級世界最強決定トーナメント~」(12月8日、大阪・エディオンアリーナ大阪 第1競技場)で武尊の持つK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王座に挑戦する皇治が11月28日、東京都内で公開練習を行った。
皇治は3分間のミット打ちの中で重いパンチと蹴りを叩き込み好調な仕上がりを見せた。
皇治は今年3月に行われた卜部弘嵩戦を前に練習拠点をシルバーウルフに移し、大宮司進トレーナーのもと厳しいトレーニングを続けている。
練習後の会見では武尊戦に向けても「めちゃくちゃ普通。この1年間は俺の中では地獄の合宿だと思っている。毎日最高の地獄を味わっています」と話し、「特に気合が入っている?」という質問には「いつも気合入ってますやん(笑)。いや、マジでいつも通りです」といつも通りのハードワークであることを強調。そして「カッコつけるのが超好きだから、12月にスーパースターになれると思うと超ワクワクしている。そんな感じで日々生き生きしていますよ」とその練習に耐えられるモチベーションを明かした。
対戦相手の武尊については「俺が最初に“タケポンとやる”と口にしたときからずっと研究してます。だから相手がやってくることも分かっている。あいつはパンチより蹴り。その蹴りさえ潰せばパンチは全然うまくない。タケポンは今回不利ですよ。まさか俺とやるとは思ってなかっただろうし。俺はずっとやると決めていた。この数か月間で起きたことにタケポンはついて来られてない。昨日の公開練習もしっかり見たけど、“気持ちがどうのこうの”って言ってたし、相当乱れて脅えているんやろうなって思っています」とリング上の対策はもちろん、心理戦でも上に立っているとの認識を示した。
フィニッシュについては「必殺の延長判定勝ち(笑)」と前回のスタウロス戦を早速引き合いに出しうそぶくも「とか言ってここで倒したらバリバリカッコいいですよ。その最高のカッコつけを狙ってますから」とKO決着を口にした。
最後は「12月はこんなにみんなに担がれて地元で戦えるって、こんな幸せなことは無い。これを単なる思い出とか自分がK-1を大阪に持ってきたとかいう栄光に浸るんじゃなくて、しっかり命を懸けてベルトを獲るのがみんなへの恩返しだと思っている。今はたくさんの方に支えられている。12月に恩返ししようと決めているから、不可能と言われているけど、あいつから全てを奪ってやろうと思っている」と締めた。