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坂東玉三郎、『麒麟がくる』で高貴で美しい帝「納得してもらえるような人物になれたら」

2020.11.01 Vol.Web Original

 坂東玉三郎が1日放送の大河ドラマ『麒麟がくる』の第30回「朝倉義景を討て」から登場する。玉三郎は本作で大河ドラマに初出演。第106代天皇の正親町(おおぎまち)天皇を演じる。

「正親町天皇は、高貴で美しい帝と呼ばれています。そこにはプレッシャーを感じていますが、なるべく作りこまず、自然に見えるようにできたらと思います。光秀の存在や信長の存在、動乱の世の中に対しても俯瞰して見ている、包み込むような存在でいることを心がけています」
 
 資料なども公開されておらず、つかみにくい役としながらも、「どこまで正親町天皇として“居るだけで何かを感じさせる”ことができるかが課題だと思っていますし、挑戦だと感じています。こんな人がいたんだと、みなさんに納得してもらえるような人物になれたらいいなと思います」と話す。

 正親町天皇は織田信長とうまく距離を保ちながら没落した朝廷の存続を図る。1日の放送回では染谷将太演じる信長と対面する。

「染谷くんとのシーンは楽しかったですね。芝居の間は、言葉をひと言ふた言しか交わさなかったのですが、とても有意義な時間を過ごせました。彼は、これまでとは違った信長像を自分のものにされていると思います。正親町天皇と信長の、二人のやりとりにもぜひご注目いただきたいと思います」と、コメントしている。
 
 第30回「朝倉義景を討て」では、孤独な立場の義昭(滝藤賢一)は、良き話し相手となっていた駒(門脇麦)と弱きものを救う悲田院づくりの夢を通して仲を深める。一方、光秀(長谷川博己)は、信長が越前の朝倉攻めを決めたことを知る。光秀は信長に、帝に戦の是非を認めてもうことで、ほかの大名も自ずと集まると助言する。信長は上洛し、帝・正親町天皇に拝謁する。

『麒麟がくる』は、毎週日曜、総合で午後8時、BSプレミアムで午後6時、BS4Kで午前9時。再放送もある。

「最初の国賓」迎えられる【NEWS HEADLINE】

2019.06.08 Vol.719

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平成最後の一般参賀に過去最高の15万4800人

2019.01.11 Vol.714

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下と皇太子ご夫妻をはじめ皇族方が宮殿「長和殿」のベランダで集まった人々に応えられた。

71回目の終戦の日

2016.08.20 Vol.673

 71回目の終戦の日を迎えた15日、政府主催の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で開かれた。天皇、皇后両陛下のご臨席のもと、追悼式には安倍晋三首相や全国各地の遺族ら5333人(付き添い含む)が参列し、戦争の犠牲となった軍人・軍属約230万人、一般国民約80万人の計約310万人の冥福を祈り、平和への誓いを新たにした。

 安倍晋三首相は式辞で、アジア諸国の人々に損害と苦痛を与えたとする「反省」といった表現を今年も使わず、未来志向で世界の恒久平和に貢献する姿勢を改めて強調した。首相は「わが国は、戦後一貫して、戦争を憎み、平和を重んじる国として、孜々(しし)として歩んできた。世界をよりよい場とするため、惜しみない支援、平和への取り組みを、積み重ねてきた」と指摘。歴史認識については「歴史と謙虚に向き合い、世界の平和と繁栄に貢献し、万人が心豊かに暮らせる世の中の実現に、全力を尽くす」と述べた。その上で「明日を生きる世代のために、希望に満ちた国の未来を切り開いていく」と決意を示した。

 天皇陛下は壇上に据えられた「全国戦没者之霊」の標柱の前に進み、深々とご拝礼。参列者とともに黙祷をささげられ、「戦争の惨禍が再び繰り返されないことを切に願います」とお言葉を述べられた。

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