『天龍源一郎 引退〜革命終焉〜Revolution Final』(11月15日、東京・両国国技館)で引退試合を行うプロレスラーの天龍源一郎が2日、東京・後楽園ホールで会見を開き、引退試合の対戦相手が新日本プロレスのオカダカズチカに正式決定したことを発表した。
天龍は8月16日に両国国技館で開催された新日本プロレスの『G1クライマックス』最終戦に単身乗り込みオカダへ対戦要求。オカダも受諾していた。
天龍は冒頭で「あと2か月と2週間で天龍源一郎の格闘技人生が終焉を迎えます。長いようで短く、引退会見でも言いましたが、腹いっぱいで幸せな格闘技人生でした。これから何をやるかは模索中ですが、精いっぱい人生を生き抜こうと思います」と挨拶。
現役生活を振り返り、記憶に残っている試合として「鶴田選手との一連の、潰すか潰されるかの試合。ドームでやったランディ・サベージとの試合は、プロレスの違う一面を覚醒させてくれた」とこの2選手との試合をあげた。
オカダについては8月の両国大会でマイクアピールをしたときに「随分オカダカズチカは縮んだなと思ったら外道だった。その程度(の認識)だから」と語る。しかし引退試合の相手に指名したのは「究極をいえば、ぼくの性格の問題。彼に、天龍源一郎とか昔の方々の名前を出されて、“同じ時代じゃなくて良かったな”と言われ、たまたま現役の俺が“こいつは許さない”とシャクに障ったことに端を発している。(それを8月の両国で)ぶつけた時に、イヤだろうけどリングに上がってきたという心意気は感じる。昭和のプロレスを彼自身が感じる最後のチャンスだと思うし、俺自身も平成のプロレスを感じて辞めていくのはレスラー冥利に尽きる」と語った。
試合については「サッカーボールキックと喉元チョップとグーパンチだけで、カタをつけてやる。それだけで勝負をつけて、お客さんはブーたれるかもしれないけど、やってやりますよ」と話した。