優勝者を世界アトム級初代王者に認定
プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO 2021 Vol.7」(11月6日、東京・USEN STUDIO COAST)の追加対戦カードが10月17日、発表された。
修斗では毎年、新なスターを発掘すべく「インフィニティリーグ」を開催しているのだが、今度は修斗にとって新階級となる「女子アトム級(-47.6kg)」で開催することとなり、今大会からリーグ戦がスタートする。
現在までに4選手がエントリーしており、まずリーグ戦の中心と目されるのが、高い殺傷能力で倒せる打撃が武器の“北のストライカー”中村未来(マルスジム)。中村はこれまでスーパーアトム級で戦ってきたが、新階級設立に伴い、階級を落として今回のリーグ戦にエントリー。優勝候補の筆頭といっても過言ではない存在だ。
次にワールドクラスレスラーとして“世界を知る女”澤田千優(AACC)も参加が決定。高いテイクダウンスキルとフィジカルはエントリー選手の中で随一を誇る。現在ONE Championshipで活躍している澤田龍人を兄に持ち、兄がなし得なかった修斗世界王座を狙う。
この優勝戦線に絡んでくるであろう2人がリーグ開幕戦となる11・6新木場大会でいきなり激突することとなった
他には、今年5月の後楽園ホール大会で、その澤田を相手にあわや一本勝ちという場面を作り、引き分けている沖縄在住の“チュラサングラップラー”小生由紀(グランドスラム沖縄APP)。また、今回のインフィニティリーグでプロデビューすることになる“JKシューター”18歳の加藤春菜(NASCER DO SOL)の参加が決定。加藤は14歳から道場に通い始め、非凡な才能を見せ16歳の時に全日本選手権に出場するなど積極的にチャレンジを続ける注目の10代。
現在までに、この4名のエントリーが決定。後日発表されるもう1名を加えた5選手で1年にわたってリーグ戦が行われる。
インフィニティリーグは公式戦終了時に勝ち点が最も多い選手が優勝となるのだが、勝ち点が並んだ場合は(1)直接対決で勝利している、(2)一本、KO勝利数が多い、(3)合計試合時間が短い――の順で順位を確定。トーナメントの優勝者が初代アトム級世界王者に認定される。ただし優勝した場合でも2位の選手と同点の場合は後日、王座決定戦を行う。