新型コロナウイルス感染症への対応でますます存在感を増す東京都の小池百合子知事。7月に東京都知事選挙を控える小池知事の知られざる半生を追いかけたノンフィクション『女帝 小池百合子』の刊行が文藝春秋より発表された。著者は『原節子の真実』で第15回新潮ドキュメント賞を受賞したノンフィクション作家の石井妙子。
裕福な“芦屋のお嬢さん”というイメージと食い違う幼少期、“カイロ大学首席卒業”を裏付ける3種類の卒業証書の矛盾、カイロ時代の同居女性が証言する留学生活やその学力と結婚・離婚、愛憎入り混じる父のエキセントリックな人生、華やかなキャスター時代、日本新党からの参議院選出馬、小泉内閣での環境大臣就任、そして東京都知事へ……。権力への階段を歩む女性の半生を、ノンフィクション作家の石井妙子が4年の歳月を費やして取材・執筆した。
誰も知らなかった小池百合子像が明らかになるという本書。『女帝 小池百合子』は文藝春秋より5月29日発売。