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異彩の映画会社スターサンズが映画祭を開催『スターサンズ映画祭 byプレチケ』

2021.08.26 Vol.744

 綾野剛、舘ひろしが初共演を果たしヤクザという生き方を選んだ男の3つの時代にわたる物語を描いた『ヤクザと家族 The Family』。池松壮亮が不器用ながらも自分らしく成長していく新卒営業マンを熱演した『宮本から君へ』。実際の事件をモチーフに、長澤まさみが息子に異常な執着を見せるシングルマザーを演じた『MOTHERマザー』。そして日本アカデミー賞作品賞を含む6冠を達成し、その年の映画賞を総なめにした『新聞記者』と、次々と話題作を世に送り出している映画会社スターサンズ。この夏には、映画史上初めて現役総理を題材としたドキュメンタリー『パンケーキを毒見する』を公開するなど、現代社会への問題提起を含んだ挑戦的なエンターテインメントを続々と送り出し、独自のファンを形成しつつある。

 スターサンズが日本のエンターテインメント業界では異例といっていい強烈な色彩を放つ背景には、代表プロデューサーである河村光庸をはじめとしたスタッフの映画づくり・企画に対する一貫した思いやスタイルへの共感が、映画ファンに広がっている注目すべき例といえよう。

 そんなスターサンズが、早くも注目を集めている最新作『空白』(吉田恵輔監督/古田新太、松坂桃李主演/9月23日公開)に向けて、映画ファンとの交流のための映画祭を開催する。

 国内最大級の映画レビューサービスFilmarksが主催する、映画館での上映プロジェクト「プレチケ」との共同開催で、Filmarks内で募集したアンケートをもとに、映画ファンが映画館で見たい作品を選出して上映。各回、映画の上映とトークイベント(ティーチイン)を実施する。

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