映画『こんにちは、母さん』の初日舞台挨拶が1日、都内にて行われ、吉永小百合、大泉洋、永野芽郁らキャスト陣と山田洋次監督が登壇。本作が主演映画123本目となる吉永がさらなる意欲を語った。
永井愛の同名人気戯曲を、監督作90本目となる巨匠・山田洋次が91歳にして描く等身大の親子の物語。
本作が123本目の主演作となることに吉永は「60年以上の間、健康だったからここまで来れた。素晴らしい監督、スタッフ、キャストの皆さんに引っ張られながら来れた」と感謝しつつ、123本目という数字に「本当は、ここでやめようかなと思っていたんですけど“1、2、3…”ということで、外に飛び出すような数なので、もうちょっとやってみようかなと思っています」と新たな意欲を語った。
そんな吉永は、物語にちなみこれから新しく始めたいことはと聞かれると「スポーツが好きなものですから、やったことがない太極拳を習って、映画の中でやってみたいという希望があります」と明かし「そしたら監督が、もしかしたら空手のほうがいいのではとおっしゃったのですけど、空手はちょっと、とてもできないかも(笑)」と苦笑。
司会から「次の吉永さんとの映画はカンフー映画?」と聞かれると山田監督も茶目っ気たっぷりに「そうね(笑)」とまんざらでもない様子で、会場の笑いをさそった。
この日は、大泉から吉永へ、123本のカーネーションの花束をプレゼント。「もはや母としか思えない。これからも撮られるなら息子役は全部私で」とアピールしていた大泉だが「先ほどああ言いましたけど、配達員でも構いませんのでまたぜひ一緒にお仕事させていただければ。お母さん、ありがとうございました」。吉永も「本当に楽しくおしゃべりさせていただきました。本当にありがとうございました」と大泉に感謝していた。
『こんにちは、母さん』は公開中。