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【東京五輪】サッカー男子で日本が南アに1-0勝利で勝ち点3獲得。開会式は予定通り実施の方向

2021.07.22 Vol.Web Original

久保が値千金のゴール決める

 東京オリンピックの開会式を前日に控えた7月22日、サッカー男子のサッカー男子のグループリーグがスタートした。

 グループAの日本代表は南アフリカ代表と東京・東京スタジアムで対戦し、後半26分に久保建英がゴールを決め1-0で勝利を収め、勝ち点3を獲得した。同じくグループAではメキシコとフランスが対戦し、4-1でメキシコが勝利を収めた。

 南アフリカは選手2人が新型コロナウイルスに感染し欠場。スタッフ1人も観戦し、選手を含む18人が濃厚接触者となってしまったため試合の開催自体が危ぶまれていた。今回の五輪では濃厚接触者でも試合前6時間以内の検査で陰性なら試合に出場可能というルール。検査の結果、南アフリカは上限の18人がベンチ入りした。

 日本は前半、序盤から長くボールをキープ。久保、田中らが積極的にシュートを放つがゴールにはつながらない。堂安はペナルティーエリア近くでボールを受けるがDFに阻まれるなど、主導権を握りながらももどかしい展開が続く。前半34分には堂安のクロスに合わせた田中がネットを揺らすもオフサイド。終了間際の43分にはペナルティーエリア手前から久保がFKも枠をとらえきれず0-0で前半が終了。

 後半も主導権を握る日本だったが、林のシュートがGKのファインセーブに阻まれるなど嫌なムードも漂った。しかし26分、左サイドからのクロスを受けた右サイドの久保がDFをかわし左足を振りぬくとボールはゴール左のポストに当たりゴール。ついに先制点を挙げた。その後も南アフリカ陣営に攻め込む日本だが、得点には至らず。南アフリカは33分にはペナルティーエリア内のルーサー・シンにパスがつながり、シンがシュートもGKの谷の正面で得点ならず。終了間際、南アフリカが攻め込む場面もあったが、日本はキャプテンの吉田を中心に守り切り1-0で試合を終えた。

 日本は第2戦(25日)で勝ち点3同士のメキシコと対戦。ここで勝利を収めればグループリーグ突破に大きく近づく。
 
 また東京2020組織委員会はこの日、開会式および閉会式制作・演出チーム、クリエーティブチームのショーディレクターを務める小林賢太郎氏を解任。開会式前日の緊急事態に開会式の開催が危ぶまれたが、組織委は夜に声明を発表。開会式の演出内容を精査した結果、小林氏が一人で演出を手掛けた個別の部分はなかったことを確認したとして、開会式を予定通り実施する方針を示した。

五輪組織委が開会式前日にディレクターの小林賢太郎氏を解任。過去のホロコーストネタで

2021.07.22 Vol.Web Original

辞任の小山田氏の楽曲を使わないなら「解任」の小林氏の場合はどうなる?

 東京2020組織委員会は東京オリンピックの開会式前日となる7月22日、開会式および閉会式制作・演出チーム、クリエーティブチームの一員である小林賢太郎氏を解任したことを発表した。

 理由については「小林氏が、自身の公演で、過去に、歴史上の痛ましい事実を揶揄する台詞を使用していたことが分かった」としている。

 小林は組織委を通じて出したコメントの中で1998 年に発売された若手芸人を紹介するビデオソフトの中で自身が書いたコントのセリフに「極めて不謹慎な表現が含まれていた」と明かした。そして「人を楽しませる仕事の自分が、人に不快な思いをさせることは、あってはならないこと。当時の自分の愚かな言葉選びが間違いだったということを理解し、反省しています。不快に思われた方々に、お詫びを申し上げます。申し訳ありませんでした」などと謝罪した。

 そのコントではNHKのEテレで放送されていた教育番組「できるかな」のパロディーでノッポさんに扮した小林氏が次回の打ち合わせの場面の中で「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」という言葉を使用した。

 小林氏はクリエーティブチームではショーディレクターを務め、実質的なトップ。開閉会式については先日、過去の障がい者などへのイジメが発覚したミュージシャンの小山田圭吾氏がクリエーティブチームを辞任。組織委は小山田氏の作った曲を使わないという決定を下した。小林氏については全体を統括する役割で、小山田氏における楽曲と一概に比較することはできないが、小林氏は「解任」であることからそのアイデア等をそのまま使うことは小山田氏の例に合わせると整合性が取れない。この日の午後に会見した組織委の橋本聖子会長は開会式については「検討中」と話している。

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