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“初代虎”佐山サトルが故小林邦昭さんを追悼「僕の動きは小林さんに作ってもらった」【SSPW】

2024.09.27 Vol.Web Original
「初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.30」(9月26日、東京・後楽園ホール)で今月9日に亡くなった元プロレスラーの小林邦昭さん(享年68歳)の追悼式が行われた。
 
 式には小林さんと数々の名勝負を繰り広げた初代タイガーマスクの佐山サトル、「過激な仕掛け人」こと新間寿氏らが参加した。
 
 佐山は「17歳から18、19、20歳と、このリングの上で小林邦昭さんと最高の試合を続けて参りました。小林さんは僕を後輩でありながら引っ張り上げてくれました。亡くなる1週間前に“俺たちいい試合したよな”と話しました。小林さんは僕にとって良きライバルであり恩人でもあり、僕のプロレス、タイガーマスクを作ってくれた人間でもあり。僕の動きは小林さんに作ってもらった。タイガーマスクの試合は若手の時代の試合をそのままリングで見せ合った。小林さんも今日、この会場に来ていると思う。僕はプロレス界を新間さんとともにもっと盛り上げていきたいと思います」などと追悼の言葉を述べた。
 
 小林さんは1982年にメキシコから凱旋帰国すると新日本プロレスで初代タイガーマスクの宿敵として、得意技のフィッシャーマンズスープレックスを武器に名勝負を繰り広げた。初対戦からマスクはぎの暴挙をはたらき一気にライバル関係がヒートアップ。藤波辰爾vs長州力と並ぶ黄金カードとなった。

“初代虎ただ一人の付き人”山崎一夫氏「佐山さんからは1万円以外もらったことがない」

2023.10.31 Vol.Web Original

 初代タイガーマスクのライバルだった“虎ハンター”小林邦昭氏と佐山の付き人も務め公私にわたり深い付き合いのある山崎一夫氏によるトークイベントが「初代タイガーマスクストロングスタイルプロレスSPECIAL【THE ONE AND ONLY SAYAMA TIGER】」(10月30日、東京・新宿FACE)で行われた。

 今大会は通常、後楽園ホールで開催しているナンバーシリーズとは別のスペシャル興行。闘病中の佐山サトルを少しでも応援したいというファンやスポンサーらの思いから急きょ決まった大会。ここに永遠のライバルともいえる小林氏と愛弟子ともいえる存在の山崎氏が駆け付けた。「最高の愛弟子、最高の付き人」と紹介された山崎氏は「初代タイガーマスクの付き人は僕一人なんで最高でも最低でもどっちでも(笑)」と語った。

 山崎氏が初代虎の付け人を務めてから40年、小林氏がタイガーマスクのマスクを引きちぎってから41年。その引きちぎった覆面が今は400万円近い値がついていることに小林は「取っておけばよかった」とぽつり。山崎も「僕もそう。破られても戻ってきたら必ず佐山さんにお返ししていたんですが、多分そのままゴミ箱にいったものは何枚もあったと思う。今のこの状態が分かっていれば…(笑)」と語った。

 小林氏と山崎氏は新日本プロレスの先輩後輩。中学生時代に新日本の道場を見学に行った時に寮長だった小林氏に優しくされたエピソードを明かした山崎氏に小林氏は「覚えている。でも誰にでも優しいから(笑)」と笑わせた。

新間寿氏が「来年の早い時期にタイガーマスク、藤波辰爾、小林邦昭のエキシビジョンマッチを」

2021.10.22 Vol.Web Original

セレモニーの挨拶で「さっき控室の前で誓い合った」

 初代タイガーマスクの佐山サトル、“虎ハンター”の異名を持つ小林邦昭氏、そして2人の新日本プロレスの先輩となる藤波辰爾の3人がエキシビジョンマッチで対戦するプランが10月21日、浮上した。

 この日は佐山が主宰する「初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス Vol.13~初代タイガーマスク40周年記念第3弾」が東京・後楽園ホールで開催された。

 第3試合後に「40周年記念セレモニー」が行われ、佐山と親交のある藤原敏男氏らが花束を贈呈した。

 ここで“過激な仕掛け人”新間寿氏が挨拶。「タイガーも大変元気になった。藤波辰爾にも元気な姿を見せてもらった。来年、早い時期に、タイガーマスクと藤波辰爾、そして小林邦昭がこのリング上でエキシビションを行うことを、さっき控室の前で誓い合った。来年、この3人のエキシビジョンマッチをこの後楽園ホールで見ようではありませんか」とファンに呼びかけた。

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