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東京都ベンチャー技術大賞はノーベル賞でも注目のマイクロRNAを生かした尿のがんリスク検査

2024.11.21 Vol.web original

 

 東京都ベンチャー技術大賞の表彰式が21日、有明・東京ビッグサイトにて開催中の「産業交流展2024」にて行われ、尿を利用したがんリスク検査を開発したCraif株式会社(文京区)が令和6年度の大賞と女性活躍推進知事特別賞をW受賞。小池百合子東京都知事も登壇し、東京発ベンチャーの開発力をたたえつつ、さらなる活躍に期待を寄せた。

 東京都ベンチャー技術大賞は、都内の中小企業がその技術力を活かして開発した、革新的で将来性のある製品や技術、サービスを表彰するもの。

 今年、大賞を受賞したのは、尿中のマイクロRNAをAIで解析し現在のがんリスクを調べる「マイシグナル・スキャン」を開発したCraif株式会社(代表取締役・小野瀨 隆一)。水沼未雅COOをはじめ女性幹部も多いテック企業として女性活躍推進知事特別賞とのW受賞となった。

 小池都知事は「技術の世界はますます日進月歩。1分1秒を争う厳しい国際競争を勝ち抜くためには、新たな価値を次々と創出しなければいけません。東京が時代をけん引するためにも中小企業やスタートアップの皆さんの力は不可欠」と企業をたたえつつ、受賞後の活躍にも期待。

 今年の大賞にも「今年のノーベル生理学・医学賞もマイクロRNA分子の発見に対して贈られたもの。時期にも合った素晴らしい製品。東京の企業の画期的な技術として注目されるものだと思います」と高く評価した。

 さらに小池都知事は「東京が、持続可能な都市を高い技術力で維持していくためにも、東京のポテンシャルを最大限に発揮できるエコシステムをさらに後押ししていきたい」と東京都としての支援にもさらなる意欲を語った。

 他、東京都ベンチャー技術奨励賞を受賞したのは、世界初の機能性細胞デバイス「ヒト3Dミニ肝臓」 を開発した株式会社サイフューズ、遠隔支援で熟練工の技術を作業現場に生かせる「コネクテッドワーカーソリューション」を開発したFairy Devices株式会社、3D スキャナー「AVATARIUM」を開発した株式会社PocketRD の3社。

 東京都ベンチャー技術優秀賞を受賞したのは、視覚障がい者向け歩行支援機器「あしらせ」を開発した株式会社Ashirase、 介護支援システム「ライブコネクト」を開発した株式会社Z-Works、日中放射冷却素材「SPACECOOL」を開発したSPACECOOL株式会社。

 また特別賞は、介護用洗身用具「switle BODY」を開発した株式会社シリウス、イヌの血液がん検査「Ark-Test」を開発した 株式会社メディカル・アークなど7社が受賞した。

小池都知事、丸の内に夏の風物詩「打ち水」で涼を届ける「“打ち水のプロ” を称している」

2024.07.26 Vol.Web Original

 丸の内エリアの夏の恒例イベント「丸の内夏祭り」オープニングセレモニーが7月26日、行幸通りにて行われ、小池百合子東京都知事らが夏の風物詩「丸の内 de 打ち水」で涼を届けた。

【東京都知事選】現職・小池百合子氏が当確 過去最多56人出馬、異例事態に「経験したことのないような選挙戦だった」

2024.07.08 Vol.web original

 任期満了に伴う東京都都知事選の投開票が7日に行われ、現職の小池百合子氏が当選確実となった。午後23時30分現在、小池氏と大きく差が開いた形で石丸伸二氏、蓮舫氏が続いている。

 都内事務所にて当確の報を受けた小池氏は「ますます重責を痛感するところ。2期8年にわたる任期において政策目標の9割を達成したが、今回改めて、都民の皆さまから、もっと生活をささえてという声を頂いたと思う」。

また、異例の事態が続いた今回の都知事選に「私を含め56人が立候補という状況。ポスターの掲示、さらには脅迫も受けたり、街頭ではヤジや大合唱も受けたり、経験したことのないような選挙戦だった。想定していなかった事態にどう法的な整理ができるのかという点も今回の選挙を通じて痛感した点」と振り返った。

 今回の選挙戦では過去2期8年の中でも、特に少子化や災害対策の実績を訴えた小池氏。「どうやって1400万人の命と暮らしを守っていくのか。これからも皆さんのお力添えを得てスピードアップ、バージョンアップしていきたい」と3期目へ向け語っていた。

序盤はポスター問題で揺れた東京都知事選。やっと政策に集中できる環境になったので都民はしっかり投票を!

2024.07.06 Vol.Web Original

 任期満了に伴う東京都知事選挙の投開票が翌日となった7月6日、各候補者が都内各地、そしてネット上で「最後のお願い」を行った。

 今回は現職の小池百合子東京都知事(無所属・現)をはじめ、実に過去最多を大幅に更新する56人が立候補した。

 3選を目指す小池氏、立憲民主党の参議院議員だった蓮舫氏(無所属・新)、前安芸高田市長の石丸伸二氏(無所属・新)、2014年の都知事選で16人中4位となる約61満票を獲得した田母神俊雄氏(無所属・新)といった面々がいわゆる主要候補と目される中、選挙戦がスタート。

 自民党と公明党が自主支援という形で支持する小池氏が常に先行。選挙戦終盤は、2番手と目された蓮舫氏が無党派層の取り込みに苦戦するという予想外の展開に。その無党派層、特に若年層を取り込んだのが石丸氏。主要メディアの調査では蓮舫氏を猛追する石丸氏が2位になるのでは?と思わせる論調もあった。
 
 小池氏は「もっと!よくなる!東京大改革3.0」をキャッチフレーズに掲げ、待機児童97%減、首都直下地震対策により被害想定約3割減、所得制限を撤廃した子育て対策、さらには1期目で手がけた行財政改革による年間約1000億円の財源捻出など2期8年の実績をアピールし選挙戦を展開。

 蓮舫氏は「7つの約束」と題した公約を掲げ選挙戦に突入。この7つは「本物の少子化対策」「頼れる保育・教育・介護・医療の実現」「徹底した行財政改革」といった小池氏を大きく意識したもの。

 また蓮舫氏は「神宮外苑の再開発問題」にも言及しているのだが、これについては再開発事業の事業主体が東京都ではなく宗教法人明治神宮、独立行政法人日本スポーツ振興センター、伊藤忠商事株式会社、三井不動産株式会社の4者であることから「都知事選の争点にはなりえない」という意見も出ており、有権者は投票前によく吟味することが必要といえそうだ。

小池百合子都知事、ファンキー加藤も参戦!? DDTプロレスが都電でハチャメチャな戦いを展開【DDT】

2024.06.29 Vol.Web Original

 DDTプロレスが6月29日、都電荒川線(東京さくらトラム)で史上初の“都電プロレス”を開催。著名なプロレスラー、芸能人、政治家もサプライズで登場するなか、ハチャメチャで狂乱な戦いを繰り広げた。

 同団体ではこれまで銚子鉄道、千葉都市モノレール、小湊鉄道で列車プロレスを実施。昨年9月18日にはのぞみ号車内で世界初の新幹線プロレスを行い、話題を振りまいた。今回の都電プロレスの戦場となったのは荒川車庫前~三ノ輪橋間の往復区間。

 対戦カードは同団体を運営するCyberFightの髙木三四郎副社長と“プロレス王”鈴木みのるのシングルマッチで、試合形式はどこでもフォールが可能なエニウェアフォールマッチ。髙木は7月21日の両国国技館大会をもって無期限休養に入るが、過去に路上プロレス、新幹線プロレスを含め、鈴木にシングルで3連敗を喫しており、休養前に何としてもリベンジを果たしたいところ。

 まずは荒川車庫前駅の前にある思い出広場でセレモニーが催され、対戦する高木と鈴木が入場。プロレスラーでもある川松真一朗都議も出席。そして、小池百合子都知事がまさかの登場で「今日はプロレスにはいいお天気。熱い戦いを期待しています」と激励し「都電プロレス、スタート!」のオープニングコールも。小池都知事は“公務”で、都電の視察に来た模様で、始発電車に乗り込む。

都知事選と密接に関わる都議会議員の補選が28日に告示。子育て、女性活躍、介護について都民ファ特別顧問・荒木ちはる氏に聞く

2024.06.29 Vol.Web Original

 東京都知事選挙(7月7日投開票)の選挙戦の後半となる6月28日からは東京都議会議員の補欠選挙の選挙戦もスタートする。今回は江東、品川、中野、北、板橋、足立の6区と八王子、府中の2市の8選挙区の予定だったのだが、急きょ南多摩でも行われることとなり、計9選挙区で補選が行われることとなった。いずれも欠員は1。この南多摩については元稲城市長で平成25年から東京都議会議員を務めていた石川良一氏が6月16日に亡くなったためのもの。

 現在、都議会の議席は自民が27で、都民ファーストの会が25、公明党が23となっており、今回の9議席がどうなるかは都政に大きな影響をもたらす。先に公示された東京都知事選に耳目が集まるのは致し方ないが、実はこちらの補選もかなり重要だ。

 国政と地方選挙はしばしばねじれることはよくある。国会では対立する自民党と立憲民主党が同じ候補者に推薦を与えることは日常茶飯事で、有権者としては「分かりにくい!」と言いたくなるケースもあるのだが、それはその地域特有の事情があってのことで、ある意味仕方がない部分もある。

 都知事選では自民党は小池百合子候補を自主的に支援しているのだが、今回、補選が行われる選挙区では小池氏が特別顧問を務める都民ファーストの会の候補と自民党の候補がしのぎを削る選挙区もある。それは中野区。都民ファの特別顧問を務める荒木ちはる氏に今回の選挙と都政について聞いた。

東京都知事選に過去最多の56人が立候補。最高齢は96歳のドクター・中松氏

2024.06.20 Vol.Web Original

 任期満了に伴う東京都知事選挙が6月20日に告示され、過去最多の56人が立候補を届け出た。7月7日に投開票される。

 現職の小池百合子東京都知事(無所属・現)が3選を目指し出馬。立憲民主党の参議院議員の蓮舫氏(無所属・新)は党を離れ当選を目指す。最高齢は96歳のドクター・中松氏(無所属・新)。56名の立候補者は以下の通り。

 野間口翔(36歳、無所属・新)、さわしげみ(47歳、無所属・新)、大和行男(46歳、無所属・新)、木宮みつき(71歳、諸派・新)、小池ゆりこ(71歳、無所属・現)、うつみさとる(49歳、諸派・新)、石丸伸二(41歳、無所属・新)、小野寺こうき(79歳、諸派・新)、しんどう伸夫(75歳、諸派・新)、竹本秀之(68歳、無所属・新)、桜井誠(52歳、諸派・新)、ドクター・中松(96歳、無所属・新)、安野たかひろ(33歳、無所属・新)、清水国明(73歳、諸派・新)、AIメイヤー(51歳、諸派・新)、桑原まりこ(50歳、諸派・新)、ゴトウテルキ(41歳、諸派・新)、河合ゆうすけ(43歳、諸派・新)、福本繁幸(57歳、無所属・新)、黒川あつひこ(45歳、諸派・新)、桑島康文(62歳、諸派・新)、田母神としお(75歳、無所属・新)、蓮舫(56歳、無所属・新)、ないとうひさお(67歳、無所属・新)、内野愛里(31歳、諸派・新)、石丸幸人(51歳、諸派・新)、尾関あゆみ(43歳、諸派・新)、小松けん(36歳、諸派・新)、かがたたくじ(47歳、諸派・新)、福永かつや(43歳、諸派・新)、犬伏宏明(48歳、諸派・新)、武内隆(61歳、諸派・新)、遠藤信一(59歳、諸派・新)、上楽むねゆき(45歳、諸派・新)、二宮大造(53歳、諸派・新)、中江ともや(32歳、諸派・新)、ふなはしゆめと(58歳、諸派・新)、山田信一(53歳、諸派・新)、加藤英明(65歳、諸派・新)、草尾あつし(55歳、諸派・新)、津村大作(50歳、諸派・新)、横山緑(46歳、諸派・新)、前田太一(38歳、諸派・新)、みなみ俊輔(39歳、諸派・新)、ふくはらしるび(41歳、諸派・新)、木村よしたか(49歳、諸派・新)、三輪陽一(42歳、諸派・新)、松尾芳治(46歳、諸派・新)、ホカリジン(57歳、無所属・新)、小林弘(49歳、無所属・新)、加藤健一郎(74歳、無所属・新)、ひまそらあかね(41歳、無所属・新)、向後真徳(62歳、無所属・新)、牛窪信雄(51歳、諸派・新)、古田真(77歳、諸派・新)、アキノリ将軍未満(37歳、諸派・新) ※敬称略

【東京都知事選挙】現職・小池百合子氏が第一声 政策目標の約9割で推進実績、3期目は「大改革」と「首都防衛」

2024.06.20 Vol.web original

 東京都知事選(7月7日投開票)に立候補した無所属・現職の小池百合子氏が20日、新宿区の選挙事務所で出発式を行い、子連れや女性を多く含む支持者の前で第一声を行った。

「“もっと良くなる東京大改革3.0”を引っさげまして、この戦い進めさせていただきます」と第一声を上げた小池氏。

「振り返りますと、都民の命と暮らしを守るため、全身全霊で取り組んでまいりました。164の政策目標のうち約9割、コロナの影響もありましたが90.3%推進し、実績を残しました」と、待機児童97%減、首都直下地震対策により被害想定約3割減、所得制限を撤廃した子育て対策、さらには1期目で手がけた行財政改革による年間約1000億円の財源ねん出などの実績をあげ、2期8年の都政を振り返った。

 3期目の大目標は「世界で一番の都市・東京の確立」と言う小池氏。「キーワードは首都防衛。都民の皆さんの命を守る、暮らしを守る、経済を守る。守るだけではない、発展もさせていかなければなりません」と言い、世界からまだ遅れていると言われる女性活躍やデジタル化といった課題への取り組みをあげ「課題は山ほどありますが、私は正面から向き合っていきたいと思います」と支援を呼びかけた。

 任期満了に伴う東京都知事選挙。20日15時現在で過去最多大幅更新の56人が立候補を届け出ており、蓮舫氏や石丸伸二氏らも都内で第一声を行っている。

小池百合子知事、公約「東京大改革3.0」無痛分娩助成や認知症専門病院、江戸を世界遺産へ

2024.06.18 Vol.Web Original

 東京都の小池百合子知事は6月18日、オンライン記者会見にて、3選を目指す東京都知事選(20日告示、7月7日投開票)の公約を発表した。

小池百合子都知事が3選に向け出馬表明「『東京大改革3.0』を進めていく」

2024.06.12 Vol.Web Original

 小池百合子東京都知事が6月12日、任期満了に伴う東京都知事選(7月7日投開票)への出馬を表明した。

 小池氏は2016年7月に行われた都知事選で当選し、女性初の東京都知事に就任。今回は3選を目指しての出馬となる。

 小池氏はこの日閉会した都議会本会議の最後に「東京都知事を務めまして2期8年。世界の動きを止めた新型コロナウイルスとの闘い、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催など歴史に残る数々の都政に、文字通り全身全霊をかけて取り組み続けた日々でございました。志を同じにする仲間に恵まれ、都議会の皆様のご理解、ご協力を賜りながら、都庁職員とともに駆け抜けたこの8年。さまざまな分野で確実な変化をもたらしております。激動の時代にありまして、広い世界の中で、我が国の現在地を俯瞰しますと、少子高齢化、人口減少、自然災害、世界的に大きく後れを取る女性活躍やデジタル化など総力を挙げて取り組むべき課題がいまだ山積しております。だからこそさまざまな課題が顕在化、そして先鋭化する、この東京都政におきまして先駆的な政策を行って来ました。所得制限を設けない『018サポート』など、一連のチルドレンファーストの子育て施策はこれまでの在り方に一石を投じ、国をも動かしております。100年先もすべての人が輝く、明るい東京の未来を創ることを大義といたしまして、都民の皆様の共感を得て確かな道筋を紡いできた東京大改革、大胆な構造改革を成し遂げてこそ達することのできる持続可能な社会の力強い歩みを今ここで止めてはなりません」とこの2期8年の都政を振り返った。

 そして「都民が第一。都民のため、もっと東京をよくして参りたい。こんな私の思いに共鳴する多くの方々の要請も踏まえまして、もっとバージョンアップさせた『東京大改革3.0』を進めていく。その覚悟を持って7月の東京都知事選への出馬を決意いたしました。これからも都民のために、都民とともに、もっともっと都政の発展へと全力を尽くして参ります」などと都知事選への出馬を表明した。

 今回の都知事選では立憲民主党の蓮舫参議院議員、広島県安芸高田市の前市長・石丸伸二氏、元航空幕僚長の田母神俊雄氏など40人以上が立候補を表明している。

映画祭立ち上げ26年目の別所哲也に⼩池都知事「継続は力なり」別所は「21年前、石原都知事が突然会見で…」

2024.05.22 Vol.web original

 

 国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称︓SSFF & ASIA)』代表を務める俳優・別所哲也が22日、小池百合子東京都知事を表敬訪問。同映画祭と東京都との共催が始まった21年前を振り返った。

 1999年に「アメリカン・ショート・ショートフィルムフェスティバル」として創立。2004年に東京都との共催で「ショートショート フィルムフェスティバル アジア( SSFF ASIA )が始まり、現在は米国アカデミー公認映画祭「SSFF & ASIA」として世界中から優れたショートフィルムを上映、表彰する

 同映画祭では、東京の魅力を伝える作品を公募、制作する「Cinematic Tokyo(シネマティック トーキョー)部⾨」を2016年に設立。今年は39の国と地域から188作品の応募があった。

 小池都知事は「東京というとクールな場所、そこに江戸からの伝統が受け継がれていて、まさに“シネマティック”。そんな東京を舞台に国内外のクリエイターが東京の魅力を世界に発信してくれていることにも敬意を払いたいと思います」と語り、優秀賞『東京流星群』(監督:俵 海太)を発表。別所も「夜の東京がとても美しくとらえられているラブストーリー。映画的、演劇的、会話劇の魅力があふれた作品」と受賞のポイントを語った。

「最近、カンヌやアカデミー賞でも日本の映画が活躍している」と話していた小池都知事は、日本人監督による受賞に「今年は応募作品の頂点が日本の作品ということで、とても喜ばしいですね」と祝福。またこの日は、江戸切子を題材とした特別上映作品『紋の光』も紹介された。

 その後、囲み取材で別所は、21年目となる東京都との共催に「当時の石原慎太郎都知事が“テーマは幽霊だ”と記者会見で突然おっしゃって(笑)。その“幽霊”をどうとらえるか、その向こう側にある日本の文化の中にある魂や死生観まで取り下げて、アジアの作品を広く募集したのを思い出します」と振り返りつつ「俳優としてカンヌや海外の映画祭に呼ばれることもありますが、東京の映画祭として交流できることは非常に大きな意味があると感じていますし、東京都の共催で、アジアの映画人と交流できていることは未来に向けても意義のあること」と語った。

 Cinematic Tokyo部門には海外からの応募も多いが「以前は、イメージの中の東京とか、漫画を通じた東京が表現されることが多かったんですが、ここ近年はインバウンドで日本に訪れるクリエイターも増えていて、ネットのたくさんの情報を得てリアルで体験して、東京を描く方も増えています」と海外クリエイターの関心の高さも語っていた。

『SSFF & ASIA 20224』は6月4日から17日まで都内各会場にて開催。オンライン会場は6月30日まで開催中。

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