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草彅剛『家族のはなし』公開舞台稽古でアドリブ披露!「ここ脚本に書いてないんです」

2021.05.13 Vol.Web original

 草彅剛出演の舞台『家族のはなし』の公開舞台稽古が13日、KAAT神奈川芸術劇場で行われた。コロナ禍により中止を余儀なくされた公演が、2年ぶりに帰ってくる。

 『家族のはなし』は2019年5月に京都劇場にて初演。草彅が犬を演じ、コミカルな中に温かみのある演技が話題となった「第1話 わからない言葉」と、草彅と小西真奈美が夫婦役を演じ、切なくも優しい余韻が残る作品「第2話 笑って忘れて」の2本立ての構成で上演された。

 本作は、昨年4~5月に東京公演が予定されていたが、コロナ禍の影響で中止。今年は劇場における感染対策を徹底し、14日から30日まで上演される。

 『青天を衝け』の徳川慶喜役、『ミッドナイトスワン』日本アカデミー賞最優秀主演男優賞受賞と、演技力が高く評価されている草彅。「第1話 わからない言葉」では、愛犬ハッピーを演じ、犬の視点から家族の幸せのあり方を問う。作中にはアドリブシーンも盛り込まれ、この日の公開舞台稽古では、思わず「ここ脚本に書いてないんですよね!」と草彅。小西真奈美や羽場裕一とのコミカルな掛け合いにも注目だ。「第2話 笑って忘れて」では、笑うと記憶を無くしてしまう記憶障害の妻を、優しくも明るく見守る夫を演じる。「妻を笑顔にできない」葛藤を切なく描く一方、2人の姿を通して「本当に幸せな夫婦とは何か」を観客にそっと教えてくれる。俳優・草彅が貴重な歌声を披露するギター演奏のシーンも見逃せない。

 『家族のはなし』は14日から30日まで同所で。

草彅剛が昨年、京都で主演した舞台『家族のはなしPART1』が東京でも上演

2020.01.21 Vol.Web Original

関西の劇団「満劇」の“笑って泣ける”2つの短編で構成

 現在、KAAT神奈川芸術劇場で『アルトゥロ・ウイの興隆』に出演中の草彅剛が昨年、京都で出演した舞台『家族のはなしPART1』が東京でも上演されることが1月21日、発表された。

 同作は関西の劇団「満劇」(満員劇場御礼座)の中治信博(淀川フーヨーハイ)と武尾秀幸(あべの金欠)が1話ずつ作・演出。かつて上演され“笑って泣ける”と特に好評だった「第1話 わからない言葉」(作・演出:淀川フーヨーハイ)、「第2話 笑って忘れて」(作・演出:あべの金欠)の2つの短編を草彅剛版としてヴァージョンアップしたもの。

 この「満劇」は関西の広告界で活躍する中治信博、武尾秀幸らが本業のかたわら年1回、20年以上、東京、大阪でコメディーの上演を続けているという異色の存在。そんな彼らの「広告界で発揮されている彼らの魅力と実力を演劇に生かさない手はない」ということで、この企画が立ち上がったという。

 昨年の上演時は小西真奈美をはじめ、実力派の共演者たちとのチームワークも良く、分かりやすく軽やかで心がほっこりする「良質な舞台」などと高い評価を得た。

 今回は片桐仁もキャストに加わって、さらにブラッシュアップした作品となりそうだ。

 4月24日~5月6日まで東京建物 Brillia HALLで上演される。出演は草彅剛、小西真奈美、畠中洋、小林きな子、片桐仁。

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