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山口智子「ボクシング嫌い」から一転、寺地対京口戦を観戦し「美しいと思っちゃった」

2023.08.25 Vol.web original

 映画『春に散る』の初日舞台挨拶が25日、都内にて行われ、俳優の佐藤浩市、横浜流星、橋本環奈、山口智子、哀川翔、小澤征悦と瀬々敬久監督が登壇。山口が、ボクシングへの印象ががらりと変わったという試合観戦のエピソードを語った。

 ベストセラー作家・沢木耕太郎による同名傑作小説を映画化した話題作。

 佐藤、横浜らボクシングに命を懸ける男たちの熱い戦いを見守るジム会長を演じた山口智子。「この作品に参加させていただいて、生きるとはと、本当に自分の人生を考えました」と振り返り「物語ではあるけどリアルなドキュメンタリー映画でもあると思う。本物だから。本物の輝きだから」と大興奮。

 一方で、山口は「どちらかといえばボクシングは嫌いだった。まったく意味が分からない。痛くてつらくて、周りの愛する人を巻き込んで命かけて血だらけになって意味不明…というところから入ったんですけど(笑)」と苦笑しつつ「でもさいたまスーパーアリーナでの寺地さんと京口さんの試合に連れて行ってもらって。心に浮かんだ言葉は“美しい!”。と、思っちゃったんです。そこに嘘が無くて、立ち現れる聖なる輝き。ボクシングってなんだかすごいんだと思っちゃったんです」と2022年の寺地拳四朗 対 京口紘人戦を観戦した際の感動を熱く語った。

 そんな山口は、自身の“ムネアツ”なことを聞かれると「命の喜びを感じるとき。私は踊っているときが多いかな」と言い「肉体を使って、生きてる~と踊りながら表現しているときが一番…」と答えていたが、アクセサリーを落としてしまい「脂性だからヌルヌル(笑)」。サバサバっぷりで会場を笑わせていた。

 映画『春に散る』は公開中。

横浜流星「仲間の思いを拳に乗せてリングに立った」“師匠”佐藤浩市は「“流星群”じゃない人も楽しんで」

2023.08.25 Vol.web original

 

 映画『春に散る』の初日舞台挨拶が25日、都内にて行われ、俳優の佐藤浩市、横浜流星、橋本環奈、山口智子、哀川翔、小澤征悦と瀬々敬久監督が登壇。“師弟”佐藤と横浜が本作への熱い思いを語った。

 ベストセラー作家・沢木耕太郎による同名傑作小説を映画化した話題作。

 公開初日に感激の一同。佐藤が「流星と窪田やみんなのボクシングシーンを見たときにこれは行けると確信した」と手ごたえを語り、横浜も「ボクシングの試合って格闘技を知らない人にはただの殴り合いに見えると思うんですけど、そこには緻密に計算された駆け引きがある。シンプルだけど奥深くて。リングに立つとその人の人生が出るんです」と言い、演じた役どころとして「仲間の思いを拳に乗せて、闘志に火を燃やしてリングに立っていたのでそのファイトを見てもらえたら」。

 会場には、横浜のネームボードを掲げるファンがぎっしり。小澤が「流星、流星…って。あそこに浩市ってある!」。瀬々監督は「流星さんファン“流星群”から、浩市さんファンまで…」とアピールしようとしたが、小澤から茶々を入れられ会場の“流星群”が大笑いする一幕も。

 本作への出演を機に、ボクシングのライセンスも取得した横浜。最後に「まだこんな若造ですけど、人生というのは戦いの連続だと思っています。皆さん、日々何かと戦っている。この映画がその方々の背中を押すことができればいいなと思うし、今を生きることの素晴らしさが少しでも伝わったら」と熱いメッセージ。

 佐藤も「痛いのが苦手な女性たちでも“流星群”じゃない女性たちもこの映画を楽しんでいただければ。人生の第4コーナーを回った人でも、これから第一コーナーに差し掛かる人でも、誰もがこれからの人生のことを考えられる映画だと思います」と胸を張っていた。

 映画『春に散る』は公開中。

横浜流星のボクシングプロテスト合格に“師匠”佐藤浩市「本当に受験するとは思わなかった」

2023.07.19 Vol.web original

 

 映画『春に散る』の完成披露試写会が19日、都内にて行われ、俳優の佐藤浩市、横浜流星、橋本環奈、山口智子と瀬々敬久監督が登壇。“師匠”役の佐藤がプロテストにも合格した横浜との撮影を振り返った。

 ベストセラー作家・沢木耕太郎による同名傑作小説を映画化した話題作。

 佐藤浩市が演じる元ボクサー広岡仁一との出会いを経て世界チャンプを目指す若きボクサー黒木翔吾を演じた横浜は、本作を機にボクシングのプロテストを受け、見事C級ライセンスに合格。 

 佐藤が「撮影のときに我々の間で、やってみたら?という話は出てたんです。周りが本人をその気にさせてたというか。だけど本当に受験するとは思わなかったので、よし!という気持ちです」とたたえ、横浜も「よかった」とうれしそうな笑顔。

 そんな佐藤は横浜の本気のミット打ちを受けたと振り返り「これが皆さんが思われるよりきついです。ミットって実は固いんです。またこの男のパンチが重くてね」と苦笑しつつ「でも重ねるうちにお互いがアイコンタクトでできるようになったのが楽しかったですね」。

 一方の横浜も「僕も痛いのを知っているからこそ、最初ちゅうちょあったんですけど、浩市さんが本気で来い、と。逆に手を抜くのは失礼だし、浩市さんの胸を借りて本気で行かせてもらいました」と佐藤との信頼関係を振り返り「翔吾にとって仁一さんは心の拠り所なんですけど撮影中、僕も浩市さんに同じ気持ちを持っていて。何があっても味方でいてくれる。何度も何度も心を救ってくれた」と感謝。そんな“愛弟子”の言葉に佐藤は茶目っ気たっぷりに「好感度を上げてくれてありがとう(笑)」。

 本作では、日本のボクシング映画を支えるトレーナー松浦慎一郎氏が監修を務めるほか、元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏がアドバイザーとして参加。

 横浜は「内山さんにもミットを持ってもらって(ミット打ちをした)。この時間を無駄にはしないと思いました」と振り返り「自分も格闘家を目指していたので」とボクサーたちに熱いリスペクト。

 そんな横浜と窪田正孝との試合シーンには、橋本環奈も「圧倒されました。本当に試合を見ている感覚」、山口智子も「輝きが本物」と感嘆し、瀬々監督も「松浦さんがいてくれてよかった。最初、あまりにも(横浜と窪田が)早くてカットをかけられなくて、松浦さんが“カット、カット!止めないと死んじゃうんだよ”とカットをかけてくれた」と本気すぎる2人の熱演を振り返っていた。

『春に散る』は8月25日より公開。

山口智子、27年ぶり実写映画出演の理由は「佐藤浩市さんラブ」

2023.07.19 Vol.web original

 

 映画『春に散る』の完成披露試写会が19日、都内にて行われ、俳優の佐藤浩市、横浜流星、橋本環奈、山口智子と瀬々敬久監督が登壇。山口が27年ぶりに実写映画出演を果たした理由を明かした。

 ベストセラー作家・沢木耕太郎による同名傑作小説を映画化した話題作。

 ボクシングの師弟関係となる役どころの佐藤と横浜が本気のミット打ちを重ねながら「アイコンタクトで気持ちを通い合わせることができるようになった」と振り返ると、ジムの会長を演じた山口は「私は恥ずかしながら会長役なのに、何を男たちってそんなにボクシングに熱い、血の気バリバリなのか意味まったく分からないというところから始まりました」と苦笑しつつ「ボクシングから命すべてに通じている話なんだなという発見がありました。たぶんボクシングが大嫌いな方でも発見があると思います」と、佐藤や横浜に負けない熱量で作品をアピール。

 実は、本作は『スワロウテイル』(96)以来、27年ぶりの実写映画出演という山口。本作出演を決めた理由を聞かれると山口は「それはもちろん、浩市さんラブです(笑)」と佐藤を照れさせつつ「本当に俳優としてずっと尊敬していて大好きなんですよ。浩市さんとは絶対ご一緒したかったので幸せでした」とニッコリ。

 自身が演じる役どころも「原作を読むと(佐藤が演じる)仁一さんに、過去の青春時代にほのかな恋心を持っていて…」と語り出したが、佐藤は「(映画では)なんとなくそこ濁していたじゃない」と苦笑。

 しかも2人が40年ぶりに対面するというシーンでは「40年ぶりにラブな方が突然、現れたらテンションが舞い上がっちゃうだろうなと思って少しテンション高めに演じたら、監督が来て“山口さんさ、ガーっていうのやめて”って、擬音語ですごい怖いダメ出しをされました(笑)」と苦笑い。すかさず佐藤が「(監督は)語彙力が少ないんですよ」と山口の味方をし会場の笑いをさそった。
 
 ボクサー役の若い役者たちとの共演について「皆さんに却って力を頂きましたね。若い世代の方に教わることがたくさんありました。今回はとくにフィクションでありながら一種のドキュメンタリーを見ているような、リアルな皆さんの成長と本気度を間近で見せていただいて、役得と言う感じでした」と振り返っていた。

『春に散る』は8月25日より公開。

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