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9.19、K-1-65㎏タイトルマッチは、因縁の対決再び

2016.07.12 Vol.670

 9月19日(月・祝)、国立代々木競技場第二体育館で開催する「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN~-60kg世界最強決定トーナメント~」スーパーファイトの追加カード発表が11日、都内の会場で行われ、6月の-65kg世界最強決定トーナメントで優勝したゲーオ・ウィラサクレックが、2度目の防衛戦を行うことを発表。挑戦者は、K-1ジム・チームドラゴンの山崎秀晃。山崎は、3月の日本代表決定トーナメントで、左右田泰臣、久保優太、野杁正明という3強に勝ち優勝。前田憲作K-1プロデューサーが「挑戦者として資格があると判断した」と挑戦者に選ばれた理由をコメント。

 山崎は、2014年11月に初代-65kg王座決定トーナメント1回戦でゲーオと対戦。ゲーオの左ハイキックで額を陥没骨折する重傷を負い、長期欠場に追い込まれた。「2年前にゲーオに負けて、リベンジすることだけを考えてきた。それが形になり実現する日が来た。自分1人じゃなく、仲間、ファンの思いを背負って勝ちに行く」決意を語った。

 また、前回のトーナメントで決勝に進んでいたら?という記者からの質問に山崎は、「執念で必ず勝ちにいくという気持ちは強かった。頭を割られたくらいでは倒れない自信もある。もし決勝まで勝ち上がっていたら(ゲーオに)勝っていたと思います」と最強王者への自信をのぞかせ、「ゲーオと勝負して約2年。ジムワーク、フィジカル面すべて、彼に勝つためにすべてをつぎ込んで生活してきた。仲間の思いも背負ってやっているので、それでかなりパワーアップできた。今はゲーオのすべてを凌駕できるところまで実力があると思っているので、何が何でも勝ちにいきます」と勝利への執念を口にした。絶対王者ゲーオがが圧倒的な強さで返り討ちにするのか? それとも挑戦者・山崎が執念で勝利を呼び込むのか? 因縁のタイトルマッチの結末はいかに!?

K-1前日会見でゲーオが山崎に「決勝で会いましょう」

2016.06.23 Vol.668

『K-1 WORLD GP 2016 ~-65kg世界最強決定トーナメント~』(6月24日、東京・国立代々木競技場第二体育館)の計量と前日会見が都内で行われた。
 計量は全選手が一発でクリアした。
 トーナメント参加選手8人による会見ではK-1 WORLD GP -65kg王者ゲーオ・ウィラサクレックが「最後の試合で山崎選手、会いましょう」と-65kg日本代表決定トーナメント優勝者の山崎秀晃に決勝での対戦を呼びかけると山崎も「自分自身、ゲーオに敗戦を喫してからいろいろな想いがありました。仲間に支えられ、こうして日本代表となって今、記者会見でお話をさせていただいています。最終的にはゲーオに勝利してひとつの形として収めたい。そこで終わりではないが、その形が自分の中で一番きっちりと落とし前をつけられる。必ず勝たなければいけない試合だと思います。そのためにも決勝まで上がって、ゲーオと1対1で勝負することをみなさんにお約束します」と呼応した。
 しかしこのやりとりに他の選手たちが反発。
 1回戦で山崎と対戦するスタニスラブ・レニタが「山崎はまず僕に勝たなければいけない」と口火を切ると、クリス・マセーリは「どうなるかは明日をお楽しみに」、イリアス・ブライド「残りの選手を忘れているな。試合がどうなるかは誰にも分からない」と続く。
 勝ち上がれば準決勝でゲーオと対戦する日本代表決定トーナメント準優勝の野杁正明は「2人の言いたいことは分かるが、僕は終わった後に、野杁のトーナメントだったと言われるような試合をするだけ。気にしない」とクールに流したが、マサロ・グランダーは、「山崎とは私が決勝で戦うつもり。他の選手が阻止しようとするだろうが、それはおそらく意味がないことになる」と再びヒート。最後は1回戦でゲーオと対戦するHIROYAが「(ゲーオと山崎が決勝で対戦するのは)無理だと思います。誰もが望む形かもしれないが、そうなったら一番つまらない。1回戦で僕がゲーオにしっかり勝つこともそうだし、痛めつけて試合を楽しみたい」と締めくくった。

山崎秀晃 6・24 K-1で「−65kg世界最強決定トーナメント」開催

2016.06.13 Vol.668

「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜−65kg世界最強決定トーナメント〜」(6月24日、東京・国立代々木競技場第二体育館)の開催が迫ってきた。今大会もトーナメントはもちろんスーパーファイトにも豪華なカードが並ぶ。しかしやはり一番の注目は先の−65kg日本代表決定トーナメントを制した山崎秀晃によるゲーオ・ウィラサクレックへのリベンジなるか!ということだ。

山崎秀晃インタビュー 復讐の時来たる!世界最強決定トーナメントでゲーオにリベンジ宣言

2016.05.10 Vol.666

「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-65kg世界最強決定トーナメント~」(6月24日、東京・国立代々木競技場第二体育館)の-65kgトーナメントに出場する山崎秀晃のインタビューを公開。

「リベンジしたい選手がいる」山崎秀晃さん(K-1ファイター)

2016.04.09 Vol.664

「昔からテレビで見てました。もともとは父親が自分を空手道場に連れていって、格闘技を始めたというのがきっかけなんですが。それが6歳のとき。完全にいやいやで泣きながら連れていかれたんです。1回やると決めたことに関してはしっかり最後までやり遂げなさいという厳格な父親でした」

 先日の日本代表トーナメントで優勝。1日3試合のトーナメント。特に決勝の野杁選手との試合はお互いに倒れなくて、感動の域に入ってました。熱いものがこみ上げてきました。
「いいパンチが入った時は地鳴りのようにお客さんがわくんです。それを聞いてまた燃えるんです。決勝までくると執念ですね」

 リベンジを果たしたい選手がいるそうです。
「K-1−65kg世界チャンピオンのゲーオ・ウィラサクレックという選手がいるんですが、彼とは新生K-1の最初のトーナメントの1回戦で戦いまして、ゲーオ選手のハイキックが僕の頭に当たって陥没骨折をしてしまいました。手術をしたんですが、そのときはさすがにやめようかと思いました。“俺は何をしているんだ”と思いまして(笑)。半年くらいは顔面がはれっぱなしでした。一生このままの顔で生きていくのかと思ったら、半年くらいでさーっとひいていきまして、人間の回復力はすごいと思いました(笑)」

 でもやめようとは思わなかった。
「周りの応援してくれる皆さんがおられたからこそ続けられた。それに尽きます」

 そしてまもなくリベンジのチャンスが。6月24日に世界トーナメントがあります。
「男としてやっぱり1回やられているのでやり返さないと。一昨年はホントに地べたに、一番どん底まで落ちましたけど、リベンジすることで僕もハッピーになりますし、周りの応援してくれる人も家族もみんな笑顔になると思います。そうなってくると自ずとK-1も盛り上がってくるので、いいストーリーだとか綺麗事は言わないですけど、取りあえずはやられたらやり返すという思いで、男としてしっかりやり返したいと思います」

 そんな山崎選手の元気の秘訣。
「ポジティブシンキング。気持ちを前向きにどんどん出していくことで、時分も周りも元気になっていくと思います。そうなると自ずとその輪が広がって、最終的には日本全体が元気になっていくと思うので、みなさんにはぜひポジティブシンキングでいていただきたいと思います」

「Krush.64」前日計量と一夜明け会見を一般公開 当日は弘嵩と山崎がサイン会

2016.03.18 Vol.662

「Krush.64」(3月20日、東京・後楽園ホール)の前日公式計量・タイトルマッチ調印式・記者会見が19日、大久保のGENスポーツパレスで一般公開で行われる。
 計量には全選手、記者会見には主要選手が参加。調印式には堀尾竜司と寺戸伸近が参加する。計量は13時~、記者会見は13時30分~。来場者全員に堀尾と寺戸の直筆サイン入り「Krushロゴ入りクリアファイル(非売品)」が進呈される。
 また21日11時から同所で行われる一夜明け記者会見も一般公開。
 出席者は堀尾vs寺戸戦の勝者と第4代Krush -63kg王座決定トーナメント・準決勝の勝者2選手が予定されている。こちらの来場者全員には、Krush -55kgチャンピオン(堀尾vs寺戸の勝者)の直筆サイン入り「Krushロゴ入りクリアファイル(非売品)」が進呈される。

 大会当日はオープニングトークにKrush -58kg王者の小澤海斗が登場。
 正面ロビー・物販ブースでは卜部弘嵩と山崎秀晃のサイン会が行われる。卜部は開場時と本戦第6試合後の休憩時間、山崎はメインイベント終了後。

K-1の武尊、功也、山崎がトークライブ

2016.03.16 Vol.662

 K-1ファイターが出演するトークショー「K-1 TALK LIVE2016」が5月29日に文化放送12階のメディアプラスホールで開催される。
 出演はK-1公式サポーターの関根勤と自他ともに認めるK-1の大ファンである平子祐希(アルコ&ピース)。
 K-1ファイターは現在のところ、武尊(初代K-1 WORLD GP -55kg王者)、卜部功也(初代K-1 WORLD GP -60kg王者)、山崎秀晃(K-1 WORLD GP 2016 -65kg日本代表決定トーナメント優勝者)の3人の出演が決定している。
 トークショーは13時と17時の2回行われ、チケットは3月26日より発売される。

3・4「K-1」 山崎が左右田、久保、野杁下し−65kgトーナメント優勝

2016.03.05 Vol.661

「K-1 WORLD GP 2016 ~−65kg日本代表決定トーナメント~」(3月4日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で行われたトーナメントで山崎秀晃が決勝で野杁正明を2-0の判定で破り優勝。6月24日に行われる「世界トーナメント」への出場権を獲得した。

 山崎は1回戦で左右田泰臣と対戦。2R開始早々にガードの隙間から左のパンチを4連打。ダメージを受けた左右田が反撃に出たところ、右アッパーから右フック、左フック、とどめの右ストレートで左右田をマットに沈めた。
 準決勝の相手は久保優太。山崎は1Rにカウンターの右フックでダウンを奪われる。やや大振り気味のパンチを久保に交わされ、苦しい展開となったが、3Rに秘密兵器ともいうべくサイドからの変則のかかと蹴りでダウンを奪い返す。トーナメントは1R2度のダウンでKO負け。かさにかかって攻め込む山崎は残り10秒でまたも変則のかかと蹴り。もろに食らった久保はバランスを崩しダウン。3R2分57秒、KOで山崎が決勝に駒を進めた。

 決勝の相手、野杁は1回戦で木村“フィリップ”ミノルを膝蹴りで1RKO。準決勝ではHIROYAを3R判定で破り勝ち上がってきた。
 ガードを固めプレッシャーをかけてくる野杁に対し、山崎はガードの上から強烈なパンチを放つ。キックとヒザを主体に攻めてくる野杁に対し、山崎は久保戦で見せた変則のかかと蹴りで応戦。コーナーに追い込まれてもパンチを放ってから回り込み、連打を許さない。
 試合は判定に持ち込まれたが、29-29、30-28、29-28で手数で優った山崎が2-0でものにした。
 山崎は左右田、久保、野杁という強豪を3タテ。一夜にして-65kgの頂点に駆け上がった。

Krush 「第4代-63kg王座決定T」組み合わせ決定 17歳平本は31歳総合格闘家・原田と異次元マッチ

2015.12.02 Vol.655

 立ち技格闘技のKrushが2日、都内で会見を開き、「第4代Krush -63kg王座決定トーナメント」の組み合わせを発表した。同トーナメントは山崎秀晃の王座返上に伴い行われるもので『Krush.62』(2016年1月17日、東京・後楽園ホール)から3大会に渡って行われる。
 1回戦は①「眞暢vs南野卓幸」、②「佐々木大蔵vs東本央貴」、③「泰斗vs早坂太郎」、④「原田ヨシキvs平本蓮」で行われ、準決勝(3月20日)で①と②、③と④の勝者が対戦。決勝は6月12日に行われる。
 会見には対戦する2人ずつが登壇。
 南野が「このベルトを取るために大阪から上京してきた。決勝には平本選手もいるので、こんなところ(1回戦)で負けていられない」と言えば、眞暢は「内容の問われるトーナメント。全試合KO勝ちしなければいけない。それができるのは自分だけ」と返す。
 かつてKrushのユースグランプリで対戦し、勝利を収めている東本が「何回やっても一緒ということを見せてやりたい。眠れるドラゴンにはいつまでも眠っといてもらわなダメなんで」と話せば、佐々木は「第4代Krush-63kg王者になる佐々木大蔵です。あと半年でそう呼ばれるんだなと思うとワクワクします。1回戦ではリベンジして準決勝、決勝と進化を見せて強い第4代王者になりたいと思います」と飄々と返した。
 名古屋対決となるのが泰斗と早坂。早坂が「僕がデビューする前から第一線で活躍されている選手なので、ここで食ってやろうと思っています」と話せば泰斗は「いきなり名古屋対決か、と聞いたときはびっくりしたが、そんなこと言っていたら話にならない」とともに臨戦態勢。泰斗は前戦で-65kg王座に挑戦し失敗。今回は階級を下げてのチャレンジとなるが「前回は地元の名古屋でやって、絶対に取らなきゃいけないベルトだったのに逃してしまって、そこから無気力になってしまった。今回は階級を63kgに戻して、初心に帰るというわけではないんですが、ベルトへの思いは変わらずあるので、絶対にベルトを巻きたいと思っています」と話した。
 K-1で木村“フィリップ”ミノル、マサロ・グランダーらと激闘を繰り広げてきた平本はKrush初参戦。師匠の梶原龍児が初代王者とあって「他のメンバーにこのベルトを譲るくらいなら、僕が巻いたほうがドラマにもなるし、なにより似合うだろうなと思う。まずベルトを取って、年内中に防衛戦の一番最初の相手としてゲーオ・ウィラサクレックを指名してタイトルマッチをやりたい。ここはまずしっかり全員KOで倒して優勝します」と話した。
 対する原田は総合格闘技のマッハ道場所属の総合格闘家。Krushでも5戦4勝(1KO)1敗の実績を誇るが「このベルトは伝統のベルトといわれているようですが、僕には関係ない。総合格闘家にベルトを取られないように、全選手は俺を潰しに来てください」と全員を挑発。そして平本については「一番やりたくない選手だったので戸惑っています」と答えたが、その心は「17歳で高校生。しかも“K-1の申し子”っていわれているんでしたっけ? そういう若い芽をつみたくないという意味です」とのこと。ちなみに原田は31歳で、このカードは最年長と最年少の対戦。
 また平本が「龍児さんが初代の王者なので絶対にこのベルトは巻きたいと思っていた。試合的には龍児さんより僕のほうが面白い試合ができると思う。龍児さんへの挑戦でもあるので、しっかり見ていてください」と梶原への思いを話せば、一方の原田は「(師匠のマッハ速人は)多分知らないかもしれないです(笑)。誰が出るんだ? 頑張れよって感じだと思います」と年齢をはじめ、なにからなにまで好対照の2人だった。

Krush.60 山崎がKOで-65kg王座獲得 Krush初の2階級制覇

2015.11.15 Vol.654

 立ち技格闘技「Krush.60」 (14日、東京・後楽園ホール)のメーンでKrush -65kgタイトルマッチが行われ、挑戦者の山崎秀晃が2R2分54秒、KOで王者NOMANを破り、第4代王者となった。山崎は-63kg級との2階級制覇。Krushでは初となる。

 山崎は戦前「格の違いを見せて潰しに行く。ここで良い勝負をしているようじゃダメ」と言っていた通り、1Rから主導権を握り、圧倒。ラウンド終盤、下がるNOMANにパンチの連打から右フックでダウンを奪う。1Rからなかなか自分の距離で戦えないNOMAN に対し、山崎は2Rもパンチをまとめ、優勢に試合を進める。応戦するNOMANだが、山崎はロープに詰め連打。右ストレートでダウンを奪う。なんとか立ち上がったNOMANだったが、山崎は今度はコーナーに詰め連打。NOMANは王者のプライドで立ち続けるもセコンドからタオルが投入され、試合は終わった。

 山崎は「NOMAN選手は人としても選手としても尊敬してる人間なんで。そういう相手からベルトを獲れたのはうれしい」と前王者を称え、「歴代の65kgのチャンピオンに恥じないような戦い方をしないといけない。ひとつ、忘れ物もある。自分はK-1のほうでは自分は取りあげてもらってないですけど、そこは結果出していかないといけないので」と今後について語った。

Krush.55 復帰戦の山崎が3度目の防衛 -55kgトーナメントは堀尾、戸邊、匠、結城が勝ち上がる

2015.06.13 Vol.644

 立ち技格闘技「Krush.55」(12日、東京・後楽園ホール)のメーンで行われたKrush-63kg級タイトルマッチで王者・山崎秀晃がジョアン・カナベラルを3-0の判定で破り3度目の防衛に成功した。
 山崎は昨年11月のK-1 WORLD GP -65kg初代王座決定トーナメントの1回戦で優勝したゲーオ・フェアテックスに敗れて以来の復帰戦。その試合ではゲーオのハイキックで額の陥没骨折と眼窩底骨折の重傷を負い、復帰も危ぶまれる中での今回の防衛戦だった。
 挑戦者のカナベラルは“コロンビアの爆撃機”の異名を持ち、現在ISKA世界スーパー・ライト王座など4本のベルトを保持する世界4冠王という強豪。
 しかし山崎は1Rからバックスピンキック、右のハイからミドル。左の横蹴りからパンチにつなげるなど、多彩な攻撃を見せブランクを感じさせない。2R開始前には久々のリングへの思いか、勝利への確信か、笑顔を見せコーナーを離れた山崎はいきなり踏み込んでの打ち合いに臨む。カナベラルも呼応し、リング上に緊張が走ったが、ともに仕留めるには至らない。変則的な蹴りを繰り出す山崎の攻撃に手を焼くカナベラルは左右のローキック、カウンターの右フックと見せ場を作るが、山崎が徐々に攻め込みゴング間際にはロープに詰め右ストレート、ゴングと同時に放った左フックで顔面を打ち抜き、カナベラルが膝をついたが、これはダウンとは認められなかった。
 山崎は3Rもゴングと同時にパンチの連打で攻め込むが、ともに距離が近くなってしまい、クリンチの場面が目立つようになる。しかし山崎は押し返してから踏み込んで打ち合いに挑むなど最後までKOを狙う姿勢を崩さなかった。
 結果は30-29、30-28、30-28の3-0で山崎の勝利。
 山崎は試合後、リングで「皆さんの応援がなかったら帰って来ることができなかったと思います。何度か心が折れそうだったけど、みなさんに感謝申し上げます。復帰したからには“山崎、強いな”という試合を見せなきゃいけなかったのに、今日はKOをお見せすることができませんでした。でもこれから大暴れする予定なので応援よろしくお願いします」と挨拶。
 試合後の会見でも「復帰戦という位置づけでは勝ったかもしれないですが、一つの試合として見たら0点。相手は生きのいい選手だったが、穴はたくさんあった。こっちが力んでしまった。まだ、100%復活とは言えない。応援してくださっている方に復活した姿を見せられたのはよかったですが、内容はダメ。体力面は今までで一番余裕はあったんですけど、最後で仕留めるポイントがズレていた」と反省しきりだったが、今後については「ここ2~3年、外国人とやらせてもらっているので、どんどん世界に出ていきたい。次は必ずKOします」と目標を掲げた。

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