れいわ新選組の山本太郎代表が16日、都内で街頭記者会見を行い、衆院選について東京ブロックから比例代表として立候補することを明らかにした。
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都知事選は現職の小池百合子氏が圧勝。注目の2位争いを制したのは…
投票締め切り直後に「当選確実」の圧勝
東京都知事選の投開票が7月5日に行われ、現職の小池百合子候補が再選を果たした。
NHKらメディア各社が投票締め切り直後の20時に当選確実を出す圧勝だった。
今回の都知事選は新型コロナウイルス対策にかかる財源の確保、延期された東京オリンピック・パラリンピックの開催の賛否、新型コロナ対策により都の貯蓄にあたる「財政調整基金」の多くを取り崩してしまったことから財政の立て直し、といった争点があった。
しかし折からのコロナ禍で小池氏は早々にオンライン選挙を宣言。他の候補者も街頭演説での“三密”の回避を心掛け、街頭演説は行うものの、ネットでもその模様を中継。メディアも三密の防止を声高に叫んでいたことから、これまで街頭演説に足を運んでいた人の中にもスマホなどで演説を確認していた人も。またこれまでの選挙では選挙期間中に何度か行われていた候補者を集めての討論会、特に地上波での直接対決も実現せず、全体的に前回の都知事選に比べいまいち盛り上がりに欠けるものとなった。
2011年の東日本大震災時の都知事選では現職だった石原慎太郎氏が被災地の援助などの話題で連日のようにメディアに取り上げられたこともあり、特段目立った選挙運動はしなかったものの、選挙戦をリードし圧勝した。今回もコロナ対策に関わる小池氏の言動が連日メディアに取り上げられ、やはり「2期目の現職は有利」かと思われたが、選挙戦終盤に思わぬ展開が訪れる。
【2019年振り返り 4月編】新元号が令和に。れいわ新選組旗揚げ。池袋暴走の飯塚容疑者の不逮捕に批判高まる
4月は1日に新元号が「令和」となることが発表された。以降、5月1日までに「平成最後の」というフレーズの使用が加速した。
10日には自由党共同代表の山本太郎参院議員が政治団体「れいわ新選組」(以下、れいわ)を結成したことを発表。れいわは7月の参院選で得票率2%を上回り、2議席を獲得。政党要件を満たして国政政党となった。山本代表は議席を失ったものの、次期衆院選に向け積極的に全国各地を遊説。次期選挙でも台風の目となることが予想されている。
13日には現在まだまだ疑惑が晴れたとはいえない「桜を見る会」(安倍晋三首相主催)が開かれた。この段階ではこの秋、ここまで大事になるとは誰もが知る由もなく新宿御苑の桜を眺めていたことだろう…。
15日にはフランス・パリのノートルダム大聖堂で火災が発生。中央部分の屋根が崩壊したほか、高さ約90メートルの尖塔が焼失した。ノートルダム大聖堂はエッフェル塔や凱旋門より歴史があり、フランス人の誇りともいえる建物。世界中から年間約1200万人が訪れるフランスを代表する観光名所でもある。ローマ法王フランシスコも報道官を通じ、大聖堂は「キリスト教のシンボル」であり「ショックを受け、悲しんでいる」との声明を出した。
19日には旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長が運転する車が池袋で暴走。10人が死傷した。飯塚容疑者が「逮捕」されなかったことに批判が相次いだ。自身もケガのため入院しており逃亡の恐れがないなど法律的にはありうることなのだが、元官僚であったり、事故後の振る舞い、取り調べにおける証言、足が不自由で医者に運転を止められていたのにもかかわらず運転していたことなどから批判が集中。SNS上などで「上級国民だから逮捕されない」と言った言葉が流布した。
飯塚容疑者の暴走で松永真菜さん(当時31歳)と娘の莉子ちゃん(当時3歳)を亡くした男性が行った厳罰を求める署名には39万筆が集まった。11月12日には飯塚容疑者は自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)容疑で書類送検されたのだが、「安全な車を開発するように、メーカーの方に心がけていただきたい」「高齢者が安心して運転できるような、外出できるような世の中になってほしい」などと発言。自らの犯した罪や、事の重大さが理解できているのかははなはだ疑問だ。