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ハライチ 岩井勇気が3冊目のエッセイ本「面白いんだよ!って発信していってくれよ」

2024.08.01 Vol.Web Original

  お笑いコンビ、ハライチの岩井勇気が3作目となる最新エッセイ『この平坦な道を僕はまっすぐ歩けない』(新潮社)を発売、8月1日、都内で刊行記念イベントを開催した。

 イベント前に取材に対応した岩井は「エッセイを読んでくれてる人って自分だけが面白いと思ってるみたいな感じの人が多いんで、アピールが足りないぞと伝えたい。もっと外にオープンに、このエッセイ面白いんだよ!って発信していってくれよって今日詰めようと思ってます」と意気込んだ。

 岩井が綴るのは、日々の生活のなかで遭遇したことや、なんてことない日常のひとコマから広がっていく文章。

 書き始めてからは6年ほどが経ち「文章はうまくなった」と言うが、エッセイの書き方については変化はなく「大したことは書いてない」と本人。「ネタを集めるために何かするとかはなくて、暮らしてる中でちょっとだけ引っかかったことを書いてる。大したことが起こってないですし大したことも書いてないんで、センスさえあれば誰でも書けるって思います」

 司会を務めた担当編集が「そのセンスが難しい」と差し込むと、「そうなってくるでしょうね」と本人。「こっちもエッセイストを6年やってますんで。そろそろエッセイストの肩書きを入れていいと思っている」と笑った。

ハライチ・岩井勇気の哲学者のような一言に、思考の「平行線」を感じたあの日。〈徳井健太の菩薩目線 第164回〉

2023.03.20 Vol.web Original

“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第164回目は、感覚の違いについて、独自の梵鐘を鳴らす――。

 ハライチ・岩井勇気がMCを務めるボートレースのラジオがある。ありがたいことに、そこそこの頻度で呼んでくれ、そのたびにラジオでいろいろと岩井と話をさせてもらう。

 岩井とは『ゴッドタン』の腐り芸人同士として轡を並べる仲だけど、必ずしも考えていることが合致するわけではない。勝手に俺は仲が良いとは思っているけれど、考え方が合う・合わないは別腹だ。

 ラジオでは、美術の話になった。俺も岩井も美術館に足を運ぶことが好き、この点では一致した。だけど――。

 つい先日、俺は「エゴン・シーレ展」を観に行った。その作家のバックグラウンドや頭の中というものをなんとか理解しつつ、その上で各作品を素人なりに咀嚼する。

 エゴン・シーレは、裸の少女を含め女の子の絵をたくさん描き残している。彼は、 未成年少女(14歳)と一晩を明かしてしまい、誘惑や淫行の疑いで逮捕されるという背景を持つ。

 そういったことを考えると、彼は性的な目を持ちながら筆を握っていたのかななんて考えてしまう。エゴン・シーレは何を思って、少女の絵を描き続けていたのだろうかと夢想する。

 そのことを岩井に伝えると、「そういうのは要らないんですよ」という。岩井は油絵を描くから美術に関しては一家言を持っている。彼が言うには、その絵が死に瀕した作品だろうがなんだろうが関係ない。絵は絵であると主張する。

 バックボーンを考えてしまう俺は釈然としない。

「だったらM-1で考えよう。たとえば、ラストイヤーのコンビの漫才のネタと、まだまだチャンスのある2~3年目の漫才では、気持ちの入り方が違うだろ。背景は重要でしょ」

 と反論すると、岩井は「そんなのは関係ない。ネタはおもしろい方が勝つべきだと思う」と譲らない。このままでは平行線になると分かったから、その話はやめたけれど、今もずっと喉に刺さった小骨のように気になって仕方ない。

 多分どっちも正解だと思う。どっちも間違っていない。目玉焼きに醤油をかけるか、ソースをかけるか、一生相いれないのと一緒。

 豪打でとどろかせた往年の名選手が引退試合を迎える。その最後の打席、ピッチャーは礼節を重んじ、全球ストレート勝負でバッターへと投げ込む。こうしたシーンに胸が熱くなる人もいれば、ペナントレースの一試合であることに変わりはないのだから、「真剣勝負をするべきだ」と主張する人もいる。

 子どもの頃から世話になった大好きな婆ちゃんが作ってくれた肉じゃが。その肉じゃがが、まったく同じ味でコンビニ商品として再現されていた――。「コンビニでいいじゃん」なんて言われたら、俺は「味の話をしているんじゃない。大好きだったおばあちゃんが作ってくれた。そこに意味があるんだ」と泣いてしまうに違いない。

 こんな二人を絶対にめぐり逢わせちゃいけない。

 昔、岩井と人が死ぬときの話をしたことがあった。『ゴッドタン』の収録の合間だったと思う。話は、子どもや奥さんに財産を残したいかという点に及んだ。

 残すことは当たり前だと思う俺に対し、岩井は哲学者みたいなことを言い始めた。

「自分が死んだ後の世界ってなくなるじゃないですか。60億人みんながみんな、自分の映画を見ている感覚だと思う。死ぬということは、その自分の映画が終わるだけ。俺が死んでしまったら徳井さんがいたかどうかは証明できないんですよ。残さなくていい」

「いやいや、それはおかしいだろう。お前にも親がいて、子どもができるときが来るかもしれない。そうすると子どもの人生を考えるだろ?」

「でも、その確証は持てないですよね?」

 めぐり合っちゃいけないのにめぐり合ってしまった。気がつくと板倉さんが、「お前らの言ってることは平行線になるだけだからもうやめろ」と割って入っていた。ありがとう板倉さん。

 以前、そんな話をしたことを、岩井と美術館の話をしながら思い出していた。久しぶりにまためぐり合ったら、やっぱり何も変わっていない、お互いに。

 岩井の考え方が、わからないでもない。

 ドラマを見ていて、そのシーンに脚本家がどんな思いを込めて書いたかなんて、観ている視聴者は想像しない。そう考えれば、絵もまた同じかもしれない。作家の思いなんて、想像しただけ無駄かもしれない。

 だったら、これはどうだろう。やっとの思いで自分の足で登頂した富士山、その山頂で食べるカップラーメンは、いつもと変わらないカップラーメンの味がするんだろうか?  

 そんなことをグルグルグルグルと考えている。「意味ないからやめた方が良いですよ」、そう嗤う岩井の声が聞こえてくる。

ハライチ・岩井からの一言で、大人になるのは尊い作業だと再認識した〈徳井健太の菩薩目線 第130回〉

2022.04.10 Vol.web original

“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第130回目は、『ゴッドタン』の楽屋での出来事について、独自の梵鐘を鳴らす――。

ハライチが同郷のスーパースター『クレヨンしんちゃん』と共演 劇場版最新作内で最高傑作の新ネタ披露

2022.03.15 Vol.Web Original

 お笑いコンビのハライチが15日、都内で行われた『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』(4月22日公開)の公開アフレコイベントに出席した。

 ハライチは同作に本人役で声の出演を果たしている。本人役で登場したことについて、澤部は「不思議な感じですよね。似ているのよ、すごい。だからやりながら、すごい気持ち悪くて」。一方、岩井は「キャラクターデザインの方が好きで。その方にデザインしてもらったということでテンション上がりました」と喜んだ。

 ハライチとしんちゃんは同じ埼玉県出身。澤部は「しんちゃんは、春日部、埼玉のスーパースター。追いつけ追い越せの気持ちでやっていましたよ!」。それに対して、しんちゃんが「どんな感じで?」と突っ込まれると「どんな感じでっていうと、具体的には難しいけれども……」と、もごもごしていた。

ハライチ 岩井勇気、エッセイ最新作で短編小説

2021.08.24 Vol.Web Original

 お笑いコンビ、ハライチの岩井勇気が9月に発売する最新エッセイ『どうやら僕の日常生活はまちがっている』(新潮社)で、小説に初挑戦したことがわかった。

 書き下ろしの短編で、タイトルは『小説・僕の人生には事件が起きない』。ある休日の夕方にスーパーに向かう「僕」は、路地を通り抜けると「裏の世界」に。そこには、もう一人の「僕」がいて……。あり得たかもしれない「もう一つの人生」を描く。

 最新作には、小説のほか、「喉に刺さった魚の骨がとれない」「1人居酒屋デビューした前乗りの夜」「廃墟の隣の大家さんの家に引っ越す」などエッセイ22本に、書き下ろしのエッセイも1本収録している。

 9月28日発売。

ハライチ・岩井勇気のエッセイ第2弾“帯”総選挙、決勝始まる!

2021.07.08 Vol.Web Original

 

 お笑いコンビ・ハライチの岩井勇気のエッセイ本の帯デザインを決める“帯”総選挙の決勝オンライン投票が8日スタートした。エッセイは累計10万部突破のベストセラー『僕の人生には事件が起きない』に続く第2弾で、9月末に発売が決定している。

 発売決定にあたり本の帯のデザインのアイデアを広くから募り、いよいよそのアイデアを決定する「“帯”総選挙」がスタート。発行する新潮社によれば、ファン投票で帯デザインを決めるのは業界初の試みだという。

 アイデアはツイッターで広く募集し、決勝では岩井との協議を経て厳選された10案に投票する。案は、書き下ろしの特別ショートエッセイ、岩井の愛猫モネちゃんの写真と推薦コメント、ゆかりのある漫画家による岩井のイラストなどがある。投票で1位となったアイデアを初版に巻かれる帯の案とする。

 岩井は「帯の案を募集したからには、決定したものは必ず帯になります。選ばれたものは僕もちゃんとやるので、楽しんでください。間違っても文句は言わないでください」と、コメントしている。

 投票の締め切りは7月21日午前11時59分。投票は誰でもできる。1位決定後もアイディア募集と投票は続け、増刷を重ねるタイミングで、その時点で1位の案に帯のデザインを変えていくという。

 投票は特設サイトからできる。

 帯の案は以下の通り。

①岩井さんが書き下ろす特別ショートエッセイ
②岩井さんの愛猫モネちゃんの写真とモネちゃんによる(!?)推薦コメント
③岩井さんの「事件が起きない人生年表」(当時の写真やイラスト付き)
④ゆかりのある漫画家さんが描く岩井さんのイラスト
⑤いかにもBLコミックス風なデザイン
⑥オリジナルの手拭い風デザイン(岩井さんはいつも手ぬぐいを愛用)
⑦ゆかりのある著名人からの推薦コメント
⑧岩井さんが描く「猫の4コマ漫画」
⑨岩井さんが10代の頃に思い描いた一人暮らしの世界を、実際に本人が再現した写真(本に収録されるエッセイ「想像の一人暮らし」より)
⑩収録されているエッセイを読めば答えられるクロスワードパズル

ハライチ・岩井が9月にエッセイ第2弾発売! 「#イワイ帯総選挙」で帯のアイデア募る

2021.06.10 Vol.Web Original

 

 お笑いコンビ、ハライチの岩井勇気が、人気エッセイ『僕の人生には事件が起きない』の第2弾を9月末に発売する。

 2019年9月に発売した初エッセイは増刷が続き、電子版を含めて10万部を突破するほどの人気で、現在もまだ売れ続けているという。

 エッセイでは、岩井の「ありふれた人生」のなかで起きる、さまざまな“事件”を綴っている。メゾネットの庭の管理に手を焼いたり、組み立て式の棚と格闘したり、あんかけラーメンの汁をいつでも飲みたいと水筒に入れて持ち歩いたり……と、普通の生活のなかのちょっとした狂気にページをめくる手が止まらない。

 第2弾の出版にあたり、「#イワイ帯総選挙」を展開する。「ネコと戯れる岩井さんの写真が見たい」「番外編のショートストーリーを帯で読みたい!」というような、帯のアイデアをツイッターで広く募るもの。方法はツイッターで、ハッシュタグ「#イワイ帯総選挙」をつけてつぶやく。最終的には10案に絞り、最終的には決勝オンライン投票を行い、決定する。

 岩井は「エッセイ本の2冊目を出すことになりました。つきましては本に帯をつけるんですが、よほど本が好きな人以外は帯なんか興味ないですよね? 僕も本を読まないので興味がないです。大体、買ったらすぐ捨ててます。なので、そんな僕みたいな人達に興味を持ってもらえるような帯の企画をやってみます。興味湧きそうな帯を選んで投票してみてください」と、コメントしている。

ハライチ・岩井勇気「レシピ通りの人生じゃなくたっていい」、本格ラップ動画公開! 

2020.10.19 Vol.Web Original

 ハライチの岩井勇気が本格ラップする『ひねくれとか言われても俺はただ自分が進みたい道を選んでるだけ』のミュージックビデオテイストの動画が、鍋つゆ「こなべっち」特設サイトで公開中だ。

 楽曲は、岩井ならではの名言が散りばめられたメッセージソング。日常を切り取ったような映像になっており、買物から調理まで岩井が実践している。「レシピ通りの人生じゃなくたっていい ひねくれ それがどうした」とラップしながら、「こなべっち」を調味料として利用してカルボナーラを作ってみせる。

 収録について、岩井は「収録中はラップの指示をたくさんいただいたのですが、正直6割ぐらいの指示はわからなかったです(笑)。「『え』と『あ』の間の音で」「外国人のように」みたいな指示もあったのですがどういうこと?って(笑)」。

 料理もする岩井。実際に商品を使ってみたといい、「ひねくれレシピとしてもいろいろ試したのですが、カルボナーラって普段自分で作ると卵を入れた時点で固まって失敗することが多いじゃないですか。でも、「こなべっち」を使えばそんなこともなくおいしくできるので驚きました。例えば、ご飯と混ぜたりしてもおいしいんだろうなと思いますし、チキンと煮てもいいだろうし……いろんなアイデアで使えると思います」と、コメントを寄せている。

 商品の特設サイトでは、「こなべっち」でつくる鍋レシピ、「こなべっち」を調味料として鍋以外のものをつくるレシピも紹介している。

ハライチの岩井勇気がWEB動画で「じゃない方の美学」

2020.10.05 Vol.Web Original

 お笑いコンビ・ハライチの岩井勇気が出演するシリアルの新ブランド「素材のごほうび 」のWEB動画が5日、公開された。コーンフレークじゃない大豆を使ったフレークであることをアピールする動画で、ハライチの“じゃない方”とされることもある岩井が、“じゃない方”から広がる視点をシェアする。ドキュメンタリー番組のようなインタビューだ。
 
 動画の冒頭ではハライチの“じゃない方”と呼ばれることについて問われる岩井。スタッフから「じゃない方の人ですよね、と声掛けられるのは嫌ではないですか?」と聞かれると「僕に直接そういった声をかけてくる人はいないですね。何をされるか分からなそうらしいので」 と真剣な表情だったという。

 動画はブランドサイトもしくはブランドのYou Tubeアカウントで見られる。

【徳井健太の菩薩目線】第64回 リモート収録は、「各番組の意地の見本市」だった

2020.06.10 Vol.Web Original

“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第64回目は、リモート収録から見えた各番組のこだわりについて、独自の梵鐘を鳴らす――。

ハライチ岩井、にわか芸人”をぶったぎる「僕は没頭して戦ってる!」

2020.04.10 Vol.Web Original

 お笑いコンビ、ハライチの岩井勇気が “にわか芸人”にもの申す? 10日公開になったWEB CMで、”にわか芸人”を名指しして、毒舌を浴びせているのだ。

 WEB CMは、チョコレートブランド「スニッカーズ」と、人気スマホ向けRPGゲーム「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」の「おなかがすいたら、強くなれない!! スニッカーズ×パズドラ コラボキャンペーン」をPRするもの。岩井はその「毒舌」篇に出演している。

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