元K-1ファイターの城戸康裕(谷山ジム)が10月19日、初の巌流島ルールで大相撲の元前頭3枚目・照強(日本)と対戦し、大方の予想通り3回押し出されての合わせ技一本で敗れた。
城戸はこの日、「能登半島地震チャリティ・イベント JAPAN MARTIAL ARTS EXPO PROLOGUE」(神奈川・横浜BUNTAI)に出場した。同大会は日本の格闘技の魅力を世界へ発信するプロジェクト「JAPAN MARTIAL ARTS EXPO」の第1弾大会。
城戸は大会6日前の緊急オファーにもかかわらず、高額のファイトマネーを提示され、参戦を決意。前日には試合を受けた理由について「お金です! それ以外の何物でもないです。あとはお祭りだから出ましょうよという皇治君の意見」とあっけらかんと語っていた。
試合は照強が距離を開けながらもじりじりと圧をかける展開。城戸は足を使って逃げる作戦だったが、試合後の会見で「土俵の使い方がうまかった」というように逃げ切れず。それでもローキック、ハイキック、バックハンドブローを放ち勝機をうかがうが、照強の押しの前に3度転落し、1R1分29秒で敗れ去った。