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2年ぶり復帰の征矢貴が1RKO勝ち。朝倉海らRIZIN常連に喧嘩状【6・2 RIZIN】

2019.06.02 Vol.Web Original

度重なる困難乗り越え復活
「RIZIN.16」(6月2日、兵庫・神戸ワールド記念ホール)で約2年ぶりの復帰戦を行った征矢貴が1R4分5秒、川原波輝を相手にKOで勝利を収めた。

 征矢は2016年に修斗で行われたインフィニティリーグでは2位になるなど修斗バンタム級のホープだったのだが、原因不明の難病といわれるクローン病を患い、今回が2017年の修斗での清水清隆戦以来、約2年ぶりの復帰戦。その間、婚約者を白血病で亡くすなど、さまざまな試練を乗り越えてのリングだった。

 征矢は2年前と同じ浜田省吾の『マネー』で入場。セコンドにはジムの先輩で修斗世界フライ級王者の扇久保博正がついた。

 1R、ともにパンチで牽制する立ち上がりから征矢が左フックで飛び込み、川原からダウンを奪う。ダウンした川原に追撃のパウンド、そしてサッカーボールキックを狙うが的確さに欠き決めきれず。川原はその猛攻をしのぎ、スタンドに戻す。

中村優作が「120%すべらない試合」を約束【6・2 RIZIN】

2019.05.14 Vol.Web Original

トップノイ・タイガームエタイと「日本拳法vsムエタイ」対決
「RIZIN.16」(6月2日、兵庫・神戸ワールド記念ホール)の追加対戦カードが5月13日、発表された。新たに発表されたのはMMAが4試合、キックルールの試合が2試合。

 昨年9月の「RIZIN.13」でマネル・ケイプと激闘を繰り広げた中村優作がトップノイ・タイガームエタイとMMAルールで対戦する。

 中村は昨年5月の「RIZIN.10」ではキックルールで那須川天心に挑み、TKO負け。ケイプ戦は序盤は押し気味に試合を進めたものの、最後は一本負けとRIZINでは結果こそ出ていないが、2試合とも会場を大きく沸かせた。

 中村は今年3月には修斗に参戦し、ハワイの「X-1 WORLD EVENTS」のバンタム級王者ロドニー・モンダラにKO勝ちを収め、復活ののろしをあげた。モンダラ戦の前には「RIZINでマネル・ケイプに負けているので、もう一度あそこの舞台に立って勝ちたいという気持ちもある」とも話しており、今回は汚名挽回のチャンスとなる。

 相手のトップノイはムエタイ出身。RIZINデビュー戦ではそのムエタイ仕込みの打撃で修斗のオニボウズにKO勝ちを収めたものの、9月には総合力で勝る浅倉海に判定負けを喫している。

 中村としてはMMA寄りの戦い方をすれば勝機は一気に増すのだが、RIZINを通じて「とうとうRIZINが関西にやってきましたか! これはもう関西イチおもろい試合する僕がイチバン盛り上げなあかんでしょ! 日本拳法vsムエタイ。KO必至の闘いになっちゃいますねー! まぁ勝つん僕です! 120%すべらない試合、皆さんほんまに楽しみにしててください!」とコメント。打撃戦は必至の試合となりそうだ。

修斗の2013年新人王MVPの征矢貴が2年ぶりの復帰戦
 2013年に修斗のバンタム級新人王MVPを獲得した征矢貴が約2年ぶりの復帰戦をRIZINで行うこととなった。征矢は2016年に修斗で行われたインフィニティリーグでは2位になるなど修斗バンタム級のホープだったが、2017年に清水清隆に敗れて以降、体調を崩したこともありリングを離れていた。

 対戦相手の川原波輝は現在はDEEPを主戦場とする打撃系ファイター。今年3月には敗れはしたもののストロー級タイトルマッチでチャンピオンの越智晴雄と壮絶な打撃戦を繰り広げ、会場を沸せた。征矢、川原とも一発で相手を倒せる打撃を持っているだけに、KO必至の打撃戦が見られそうだ。

 RIZINを通じ征矢は「まず始めに今回の出場に伴い、心強く背中を押してくださった修斗関係者の皆様、サステイン代表・坂本さんありがとうございます。そしてRIZINという素晴らしい舞台に呼んでいただきありがとうございます。激しい打撃戦になると思いますが、最後、川原を気絶させます」

 川原も「体重差とかもう俺に関係ない。自分が呼ばれた理由分かってる。いつも通り絶対引けへん。バッチバチのドつき合いするんで征矢選手! 生きるか死ぬかの打ち合いしようぜ! 打撃にビビって タックルで逃げんなよ!」とコメントした。

 また参戦が発表されていた朝倉海は、練習中に負傷し「眼窩底骨折」と診断されたため、ドクターストップがかかり欠場となった。

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