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堂本光一「そろそろ王様になりたい」『Endless SHOCK』終幕へラスト1カ月公演開幕

2024.11.09 Vol.web original

 

 舞台『Endless SHOCK』11月公演の開幕記念会見が8日、日比谷・帝国劇場で行われ、堂本光一とカンパニーが24年の歴史に幕を閉じるラストの1カ月に向け思いを語った。

 2000年11月の初演『MILLENNIUM SHOCK』以来、堂本光一が国内ミュージカル 単独主演記録を更新し続ける『SHOCK』シリーズ最新公演。初演から上演してきた帝国劇場の建て替えによる休館もあり、今年でシリーズの終了が決定している。

 初日公演の前に行われた会見で堂本は「地方公演のときはまだ意識できずにいたんですけど、ここ帝劇に戻ってきて、この稽古場もこれで最後なんだなとか、一つひとつ実感してきています」と“最後の初日”に感慨深げ。

 “最後の”ライバル役を演じる上田竜也は「この1カ月、全力で光一くんをサポートしたい」と意気込み、2013年からオーナー役を務める前田美波里は「やっぱり来てしまったんですね、11月が。切ない思いがいっぱい」としみじみ。

 続けて「稽古場で上を見ると水漏れのあとがあって…」と言うと、すかさず堂本が「帝劇、直す気が無いですもんね。建て替えるから」と茶々を入れ、前田は「やっぱり新しくしないといけないんだな、って」と苦笑。

 そんな前田は、本作の醍醐味について聞かれると「光一さんと一緒に踊れることですよね。この年齢になっても、こんな素敵な王子様と毎日、踊れるんですから。これが若さの秘訣です」とにっこり。すると堂本が「もうすぐ46なのに…。そろそろ王子様から王様になりたいです」とぼやき、前田は「もう少し王子様でいて(笑)」。ところがその後、ジュニア所属の17歳、松浦銀志の両親が「40歳くらい」と聞くと堂本は「オレより年下ってことですよね」と、ガックリとくずおれ会場も大笑い。

 11月公演に合わせ、振り付けのトラヴィス・ペインらも来日。「楽しむだけでいいからと稽古を見てもらったら、みっちりレッスンが始まりました(笑)」と苦笑した堂本。今年1月に行われた会見で『Endless SHOCK』終了の理由の一つを「年齢」と語っていたが「もっと良くしていこう、と千秋楽までやっていくと思う」と情熱は衰えることを知らず。

 最後の大千秋楽を迎えるのは11月29日の13時公演。舞台のチケットはすでに完売しているが、全国100館の映画館でライブビューイングを実施。その先行申し込みは演劇ライブビューイングとしては過去最大規模となっているとのこと。

 堂本は「あやや~」と不思議な感嘆詞を使いつつ「本当にありがたいこと」と感謝。一方で「ちらっと、転売で200万くらいになっているの見ましたよ」と憂い「“ラストの初日”とか“ラストの大千秋楽”とか、こぞってそこに入りたいと思うのは当然のことだと思うんですけど、僕にとっては、どの公演も同じ。そのとき見ている方のために全力を尽くしていますので」と胸を張っていた。

亀梨和也が歌いながらサプライズ登壇!『DREAM BOYS』大千秋楽に駆け付け渡辺翔太と森本慎太郎も感激

2024.10.30 Vol.web original

 

 舞台『DREAM BOYS』が29日、日比谷・帝国劇場にて大千穐(秋)楽を迎え、キャストの渡辺翔太(Snow Man) 、森本慎太郎(SixTONES) 、少年忍者の全メンバーと紫吹淳、鳳蘭らが上演後に会見。過去に主演を務めた亀梨和也もサプライズで登場し、舞台を受け継いだ後輩たちを労った。

 2004年の滝沢秀明主演による初演以来、亀梨和也、玉森裕太ら最旬タレントを迎え、18年にわたり演じ継がれてきた人気舞台。2023年の前作に続き、主演・渡辺翔太、チャンプ役・森本慎太郎が続投。

 帝国劇場の建て替えに伴い、現・帝劇で最後の公演となったこの日。大千秋楽を迎えた感慨を語った渡辺と森本だったが、胸がいっぱいの様子の渡辺は「ここからどうするんだっけ」と段取りが飛んでしまい、花束を贈る相手の鳳から「花束贈呈。私にくれるの」と教えられ会場が爆笑に包まれる一幕も。

 鳳と紫吹へ花束を贈った後、渡辺が次の段取りを確認しようとしたその時、テーマ曲を歌う謎の声が。会場が騒然とする中、歌いながら現れたのは2004年から2012年まで主演を務めた亀梨和也。

 亀梨の登場は完全にサプライズ。渡辺と森本も「マジで聞いてない」と動揺し、亀梨が「バレないように、今日見せてもらっていました」と客席にいたことを明かすとさらに仰天。

「久しぶりに帝劇のセンターに」と舞台中央に躍り出て華麗に一礼したり、今度は劇中の土下座シーンを再現したりと、会場を大いに盛り上げつつ、約20年間受け継がれてきた舞台の最終公演を走り切ったカンパニーを労った亀梨。「僕自身も、この0番(帝劇のセンター、主役)に計388公演立たせてもらいました」と振り返り、歴代の中で最も長い期間、主役を務めたと紹介されると「ま~ね~」。

 渡辺と森本が「僕たちはこの背中を見て、この舞台に立たせてもらいました」と言うと亀梨も「僕自身も滝沢くんから引き継がせてもらって、その後を後輩たちがバトンを受け継いでくれて今この瞬間がある」と感謝し、2人に記念品としてガラスのトロフィーを贈呈。

 亀梨が主演を務めていた舞台に参加したジュニア時代を振り返った渡辺と森本。森本は「また亀梨くんと帝劇の舞台に立ってると思うとうれしくて言葉が出てこない」と言い亀梨も「大きくなったなあ」と感慨深げ。渡辺は昨年の初演時を振り返り「(演出の堂本)光一くんの演出でいっぱいいっぱいだったところに、亀梨くんに見ていただいて、光一くんの演出のスパイスを取り入れながらも渡辺翔太という個性も出さないといけないとアドバイス…というかダメ出しをたくさん頂きました(笑)」と冗談めかしつつ感謝した。

 亀梨の登場に感激しきりの渡辺と森本だったが、亀梨が降壇すると緊張がほぐれたのか、渡辺が「かっこよかったねー歩き方がこんなだった」とオーバーに物まねすると森本も「いなくなったらイジれる」と同調し会場も大爆笑。

 最後に渡辺は、新たな帝劇で『DREAM BOYS』がさらに後輩たちに引き継がれることを願いながら、ひとまずの終演を感謝の言葉で締めくくり、森本と固いハグを交わしていた。

 

斎藤司、六角精児に“先輩風” 現・帝劇最後の『レ・ミゼラブル』に「横隔膜を4枚ほど増やした」

2024.10.17 Vol.web original

 ミュージカル『レ・ミゼラブル』製作発表記者会見が16日、日比谷・帝国劇場にて行われ、総勢80名近いキャストたちが登壇。3度目の出演となる、お笑いコンビ・トレンディエンジェルの斎藤司が2回目出演の六角精児に先輩風を吹かせた。

 1987年6月の日本初演以来、上演されてきた帝国劇場が2025年に建て替えのため休館することから、今回が現・帝劇では最後の公演。

 会見では、帝劇クロージング公演への思いを口々に語ったキャストたち。2019年から宿屋の主人テナルディエを演じる斎藤は「私も気づけば3回目。自分の環境、状況によって作品の感じ方が変わってくるということを感じています」と真面目然として語っていたかと思うと「娘も6歳になりまして。昔は5歳だったんですけど。私の下にも後輩が育ってきて。この2人を主導していかなければならない」と、ともにテナルディエ役を務める六角精児と染谷洸太に先輩風。「そんなわけで今回、横隔膜を4枚ほど増やしました。非常にパワフルな声量で立ち向かいたい」。

 一方、六角は「僕は2回目なんですけど、前回はいろいろな事情で、なかなかステージに立てませんで。よく考えたらほとんど覚えてないんです。だから個人的にもお客さんにも記憶に残る舞台にしたい」と意気込み。さらに染谷とともに「斎藤さんについていきたい」と宣言し、会場の笑いをさそっていた。

 この日は、新キャスティングのメンバーを中心とした恒例の歌唱披露も実施。ジャン・バルジャン役の飯田洋輔による圧巻の「独白」を皮切りに、ファンテーヌ役の昆夏美、生田絵梨花、木下晴香3人による「夢やぶれて」、アンジョルラス役の小林唯が男女アンサンブルとともに歌い上げる「民衆の歌」、エポニーヌ役の清水美依紗とルミーナがエモーショナルな歌声を響かせた「オン・マイ・オウン」、そしてオールキャストによる「ワン・デイ・モア」と、代表曲を披露。12月の本公演開始に向け、意気みなぎる歌声で会場を魅了した。

『レ・ミゼラブル』は12月20日から2025年2月7日まで帝劇にて(12月16~29日にプレビュー公演)。3月から6月まで全国ツアーを行う。

 

【『レ・ミゼラブル』PV】

 

 

現・帝劇最後の『レ・ミゼラブル』会見 生田絵梨花は3役目 森公美子は27年続演

2024.10.17 Vol.web original

 

 ミュージカル『レ・ミゼラブル』製作発表記者会見が16日、日比谷・帝国劇場にて行われ、総勢80名近いのキャストたちが登壇し歌唱披露を行った。

 1987年6月の日本初演以来、上演されてきた帝国劇場が2025年に建て替えのため休館することから、今回が現・帝劇では最後の公演。

 新キャスティングのメンバーを中心とした恒例の歌唱披露では、ジャン・バルジャン役の飯田洋輔による圧巻の「独白」を皮切りに、ファンテーヌ役の昆夏美、生田絵梨花、木下晴香3人による「夢やぶれて」、アンジョルラス役の小林唯が男女アンサンブルとともに歌い上げる「民衆の歌」、エポニーヌ役の清水美依紗とルミーナがエモーショナルな歌声を響かせた「オン・マイ・オウン」、そしてオールキャストによる「ワン・デイ・モア」と、代表曲を披露。12月の本公演開始に向け、意気みなぎる歌声で会場を魅了した。

 その後の会見で、歌唱披露の緊張を振り返ったキャストたち。ともに初のファンテーヌ役に挑む昆、生田、木下の3人は「緊張を分かち合えた(笑)」と笑顔。コゼット、エポニーヌを経てファンテーヌを演じる生田は「初めて帝劇に立ったのがコゼット役のときでした」と2017年の初出演を振り返りつつ、この日の歌唱披露に「この日限りの三重奏。本番に入ればこの3人で同じステージに立つことはできないので。一緒に緊張して一緒にハグして、チーム感を感じられました」。

 現・帝劇では最後となる公演に、感慨深げなキャストたちも多数。

 1997年から27年にわたりマダム・テナルディエを演じてきた森公美子は「またいるのかと思った方もいらっしゃると思います(笑)。私も前回で引退だと思っていたんですがまた受かってしまって」と笑わせつつ「27年前のときは、前田美波里さん、夏木マリさんと私で演じていたんですけど、お2人とも私より年上のマダムで。(テナルディエ役の)斎藤晴彦さんもいらっしゃいましたね」と懐かしげ。さらに、帝劇での思い出を聞かれると「『イーストウィックの魔女たち』(2003年)のために帝劇の天井を4000万円かけて改修したんです。私がここをフライングしたんです」と、フライング中に森の高度が下がるという演出に、観客が本気で怖がったというエピソードを明かし会場も大笑い。

「この劇場には“魔”がいるというか何かを感じる」と言う森。若い共演時に「ぜひ皆さん“帝劇0番”(センター)に立ってみてください。建て直しのときに0番(主演)に戻って来るぞという気持ちを持っていれば必ず応えてくれるような劇場です」と語った。

 そんな帝劇に「ステージに立つと宇宙が広がる。怖くて嫌いな劇場」と語っていたジャン・バルジャン役の吉原は『レ・ミゼラブル』の大変さと魅力を語りつつ「このカンパニーも楽はさせてくれない。でもいいチームになれると思う」とチームの始動に意欲をみなぎらせていた。

『レ・ミゼラブル』は12月20日から2025年2月7日まで帝劇にて(12月16~29日にプレビュー公演)。3月から6月まで全国ツアーを行う。

 

【『レ・ミゼラブル』PV】

 

渡辺翔太と森本慎太郎が“先輩・後輩”トーク「ジュニア時代のギラギラした感じをちょっと忘れてた」

2024.10.10 Vol.web original

 

 舞台『DREAM BOYS』の開幕記念会見が9日、日比谷・帝国劇場にて行われ、キャストの渡辺翔太(Snow Man) 、森本慎太郎(SixTONES) 、少年忍者の全メンバーと紫吹淳、鳳蘭が登壇。演出を担当する堂本光一とのエピソードや現・帝劇最後の公演への意気込みを語った。

 2004年の滝沢秀明主演による初演以来、亀梨和也(2004~2012年主演)、玉森裕太(2013~2018年主演)ら最旬タレントを迎え、18年にわたり演じ継がれてきた人気舞台。2023年の前作に続き、主演・渡辺翔太、チャンプ役・森本慎太郎が続投する。

 2025年に建て替えのための休館が決定している現在の帝国劇場に、渡辺が「ジュニアのころからを考えると感慨深い」と言うと、森本は「変に肩に力を入れ過ぎると、よく分からない動きをしてみんなに迷惑かけたりするので」と笑わせつつ「自分が今できる最大限のパフォーマンスを最後にこのステージにぶつけたい」。

 今年の製作発表会見では、演出の堂本光一がビデオメッセージを寄せ、2人のために楽屋のれんを急いで制作しているとコメント。のれんは無事初日に間に合ったと言い、渡辺は「本当にかっこいい先輩だなと思いました」。

 渡辺ののれんは青、森本は緑で、色違いのおそろい。渡辺は「メンバーカラーというやつですね。光一くんが僕らの世代のメンバカラーを知っていてくれててもうれしいし、知らなくて調べてくれたならそれもうれしいし」と感激の面持ち。

 この日は、2人のそれぞれの仲間たちを演じる少年忍者の全メンバーも登壇。川﨑皇輝は渡辺も「後輩のほうがしっかりしてる」と苦笑するほど頼もしく意気込みを語り、織山尚大は「腹を刺されるシーンの稽古で、光一くんから“腹を刺されたとき何て言うか知ってるか、何じゃこりゃーって言うんだ”と言われたんですけど、それ知らないですと返しました」と爆笑エピソードを披露。元木湧がにぎやかしで場を盛り上げようとすると、渡辺が「元木みたいな、こういうときでも爪痕を残してやろうというジュニア特有のギラギラした感じをちょっと忘れてたと反省しました」、森本も「いやいやいや…とかやってましたもんね」と振り返り、一同も大笑い。

 最後に森本は「今、SixTONESの髙地(優吾)、京本(大我)、そして私と、メンバーの3人がそれぞれ舞台に立っています。メンバーにも負けないよう私らしく輝いて、少年忍者のエネルギッシュさパワフルさにも負けないように、最後のステージを楽しみながら駆け抜けていきます」、渡辺は「現・帝劇最後の『DREAM BOYS』に自分たちを選んでいただけたこと本当に光栄に思いながら、皆さんに最後にふさわしいキャストだと思ってもらえるよう、エネルギーをぶつけて千秋楽まで駆け抜けたいです」と改めて意気込みを見せていた。

 7日に行われた公開ゲネプロでは、フライングをはじめとするアクロバティックなパフォーマンスが冴えわたり、夢と絆を信じ続ける青年たちの物語も、より深みのある芝居で表現。今年のカンパニーに拍手喝さいが贈られていた。

『DREAM BOYS』は2024年10月9日から29日まで帝国劇場にて上演。

現・帝劇最後の『レ・ミゼラブル』キャスト発表 昆夏美、生田絵梨花がファンテーヌ役 斎藤司と六角精児も続投

2024.06.26 Vol.web original

 

 東宝ミュージカル『レ・ミゼラブル』最新公演の主要キャストが発表。これまでエポニーヌを演じてきた昆夏美と、コゼット、エポニーヌを演じた生田絵梨花が今回ファンテーヌを演じるなど新旧ともに注目のキャスティングとなっている。

 1987年の日本初演から約30余年、通算上演回数3459回を数える東宝ミュージカルの代表作『レ・ミゼラブル』の2024~2025年公演。建て替えのため休館が決定している現・帝国劇場の掉尾を飾るクロージング公演及び全国ツアー公演となる。

 今回、発表されたキャストは以下の通り。

 ジャン・バルジャン役は吉原光夫、佐藤隆紀、飯田洋輔(初出演)。ジャベール役は伊礼彼方、小野田龍之介(役替わり出演)、石井一彰(役替わり出演)。ファンテーヌ役は昆夏美(役替わり出演)、生田絵梨花(役替わり出演)、木下晴香(初出演)。エポニーヌ役は屋比久知奈、清水美依紗(初出演)、ルミーナ(初出演)。マリウス役は三浦宏規、山田健登(初出演)、中桐聖弥(初出演)。コゼット役は加藤梨里香、敷村珠夕、水江萌々子(初出演)。テナルディエ役は駒田一、斎藤司、六角精児、染谷洸太(役替わり出演)。マダム・テナルディエ役は森公美子、樹里咲穂、谷口ゆうな。アンジョルラス役は木内健人、小林唯(初出演)、岩橋大(役替わり出演)。

 2024年12月20日に帝国劇場で初日を迎え、大阪、福岡、永野、北海道を経て群馬公演で2025日2月7日に千穐(秋)楽を迎える。

堂本光一“階段落ち”やフライングも極みの域 最後の『Endless SHOCK』ゲネプロで圧巻ステージ

2024.04.10 Vol.web original

 堂本光一が作・構成・演出・主演を手がける舞台『Endless SHOCK』のゲネプロが9日、日比谷・帝国劇場にて行われ“階段落ち”やフライングなどの名シーンをはじめエンターテインメントの粋を集めたような舞台で会場を圧倒した。

 2000年11月の初演『MILLENNIUM SHOCK』以来、堂本光一が国内ミュージカル 単独主演記録を更新し続ける『SHOCK』シリーズ最新公演。今年1月の製作発表会見で、本年での終幕が発表された。

 物語の舞台はニューヨーク・ブロードウェイ。若き気鋭のエンターテイナー・コウイチ(堂本)率いるカンパニーのショーはオフ・ブロードウェイながらも人気を誇っていた。そんなある日、もたらされたオン・ブロードウェイへのオファー。オーナー(前田美波里/島田歌穂)の娘リカ(綺咲愛里/中村麗乃)や幼なじみのショウリ/ユウマ/タツヤ(佐藤勝利/中山優馬/上田竜也)らとさらなる夢を描くが、それがカンパニーに亀裂と混乱をもたらすことに。ついにある事件が起きてしまうが、コウイチは“Show Must Go On!”の信念を持ち続け…。

 小劇場からブロードウェイへ躍り出るチャンスを得た若きエンターテイナーが「Show Must Go On!」の思いを胸に仲間とともに走り続ける情熱と葛藤を描きつつ、劇中劇の構造を生かして歌、ダンス、アクションにパーカッション、殺陣、マジックといったエンターテインメントを盛り込んだ唯一無二のミュージカル作品。

 広大な舞台面や、大迫力の舞台転換を瞬時に可能にする大ぜりや盆といった、世界的スケールの帝劇の舞台機構をふんだんに用いる演出もさることながら、ひときわ圧倒されるのは階段落ちやフライングといった、堂本の名場面の数々。

 舞台でのフライングをこれほど美しく表現できる俳優は他にいないと言われるほどの堂本だが、ラストイヤーとなる今年の公演ではそれが究極にまで高められたようだ。

「Show Must Go On!」の信念を25年にわたり体現してきた堂本自身の姿に、改めて重なる圧巻のステージ。伝説の終幕にふさわしいラストイヤーとなることは間違いない。

『Endless SHOCK』2024年公演は4月11日から5月31日まで帝国劇場にて上演(本編・Eternal同時上演)。その後、7~8月に梅田芸術劇場メインホール、9月に博多座、11月に帝国劇場。

堂本光一『SHOCK』閉幕「最後に盛大な花火を」ライバル役・佐藤勝利、中山優馬、上田竜也もそれぞれに受け止め

2024.01.21 Vol.web original

 舞台『Endless SHOCK』製作発表会見が20日、都内にて行われ、作・構成・演出・主演を担う堂本光一とキャスト陣が登壇。堂本が、2000年から単独主演を続けてきた同作品を今年で終了することを発表した。

 2000年11月に『MILLENNIUM SHOCK』として初演。堂本光一が国内ミュージカル単独主演記録を更新し続ける人気舞台。

 冒頭、堂本は「今年で『SHOCK』は幕を閉めようかなと思っております」と宣言。事前のリリースにも一切記されていなかった情報に報道陣からもどよめきが。

 堂本は「そういう意味でも今年は豪華なキャストの皆さんにも集まっていただいて、盛大に最後、花火を打ち上げようかな、と」と最後の公演に意気込み。

『SHOCK』終了の理由について「年齢でございます(笑)」と冗談めかして答えていた堂本。幕引きは「数年前から考えていた」と言い「自分が26歳のころに(脚本や演出に参加した)『Endless SHOCK』を作ったんですけど、年齢設定がそのくらい。今、自分が45歳になって、まあいい時かな、と。帝国劇場とともに歩んできた作品でもあるので、一度そこで、自分が出る『SHOCK』というのは幕を閉めてもいいかな、と思った」と、初演から上演してきた帝劇の建て替えによる休館も理由の一つと語った。

 国内ミュージカルではすでに単独主演記録を更新し続けているが、公演中の4月22日昼の回で『放浪記』の故・森光子による国内演劇単独主演2000回記録に並び、2018回を迎える5月9日夜の回で国内演劇の単独主演記録単独1位を達成する見込み。

 さらにその5月9日は森の誕生日でもあるという偶然に、堂本は「実はスケジュールを組むときスタッフがカレンダーの曜日を間違えていて、慌てて修正したらこの日になったんです」と自身も驚いたことを明かし、『SHOCK』のファンと語っていた森について「思い返せば毎日、夜公演の前に差し入れを頂き、その養分で僕はステージに立っていた」と述懐。記録越えを意識することなく、森への感謝を乗せつつも「一つひとつの公演を大切に、命を燃やしていくことに尽きる」と語った。

 

『SHOCK』閉幕に佐藤勝利、中山優馬、上田竜也の思いは…

 そんな堂本の覚悟に、ライバル役をトリプルキャストで演じる佐藤勝利(Sexy Zone)、中山優馬、上田竜也(KAT-TUN)も、それぞれ胸中を吐露。

 閉幕を知ったときの思いを聞かれると、佐藤は「僕のエンタメの根源が『Endless SHOCK』です。本当に衝撃を受けました。『SHOCK』はずっとあるものだと思っていましたし、ずっと“階段落ち”をしてくれるものだと…」と名場面を引き合いに笑いをさそい、中山も「さみしく思うのですが、参加させていただくと本当に過酷。その光一くんの姿を隣で見ながら、こんなにも過酷なものを、なぜこんな回数できるんだろうと何度も思いました。さみしくもありますが記念すべき回を迎えられるのは素晴らしいことだと思います」。

 上田は「20年くらい前ですが、光一くんから“お前は『SHOCK』に出るな”と言われてから、まさか最後の11月公演をやらせていただくとは思いませんでした」と苦笑しつつ「本人からお聞きしたときには“なんでよ”と言いました。シンプルにお客さんの気持ちとして言いましたけど」と振り返り「本人が決めたことならば、そこに向かってしっかり自分たちがクオリティーを高めて、光一くんが完全燃焼して終われるように取り組みたいという気持ちに変わりました」と前を見据えた。

 そんな彼らをライバル役に迎える堂本も「後輩とかではなく一人の役者同士としてぶち当たっていこうと思う」と言い「優馬は関西人独特の、しゃべるとひょうひょうとして聞こえるんだけど本番開けてみると、ここまで熱を上げるんだ、というズルいところがある(笑)」「勝利はすごく素直。その素直さがそのまま役に反映されて、とにかくがむしゃら」「竜也は勘違いされやすいタイプ。でもひと度触れてみると、こんなに熱いのかと思う。自分が正しいと思ったことは突き進んでいく、それが役にマッチしている」とそれぞれを評価。

 質疑応答で「『SHOCK』を後輩に継いでもらいたいという思いは」と聞かれると堂本は「自分の思いとしては誰かにやってもらいたい。誰かに自分の役をやってもらいたいなという思いは強くあります」と明かした。

 またこの日の囲み取材では、先日それぞれ結婚を発表したKinKi Kidsの堂本剛や、KAT-TUNの中丸雄一についての質問も。堂本は「(剛とは)お互いに電話番号を知らないので。お話したい、ということだったので、どんな話か分からないけど、僕の電話番号を向こうに教えていいよと言ったのに、次の日マネージャーに電話がかかってきた(笑)。そんな2人なんです」と笑いをさそいつつ祝福していた。

 この日の登壇者は堂本光一、佐藤勝利(Sexy Zone)、中山優馬、上田竜也(KAT-TUN)、中村麗乃(乃木坂 46)、綺咲愛里、前田美波里、島田歌穂。

『Endless SHOCK』2024年公演は4月11日から5月31日まで帝国劇場にて上演(本編・Eternal同時上演)。その後、7~8月に梅田芸術劇場メインホール、9月に博多座、11月に帝国劇場。

 

『Endless SHOCK』2024年4~5月公演 帝国劇場公演ポスター

前田美波里、島田歌穂も堂本光一の『SHOCK』閉幕にショック!「光一さんがステージに出ていくのが嫌だと…」

2024.01.21 Vol.web original

 舞台『Endless SHOCK』製作発表会見が20日、都内にて行われ、作・構成・演出・主演を担う堂本光一とキャスト陣が登壇。堂本が発表した『SHOCK』閉幕にベテラン組・前田美波里、島田歌穂も衝撃を語った。

 2000年11月に『MILLENNIUM SHOCK』として初演。堂本光一が国内ミュージカル単独主演記録を更新し続ける人気舞台。今年、公演中の5月9日夜の回に2018回を迎え国内演劇の単独主演記録単独1位を達成する見込み。

 冒頭、堂本は「今年で『SHOCK』は幕を閉めようかなと思っております」と2000年から単独主演を続けてきた同作品を今年で終了することを発表。

 常連組や再登板のキャストたちも閉幕を惜しみつつ一様に「本人が決めたことなら全力でついて行く」と早くも気持ちは一つ。

 2013年公演からほぼ毎年のようにオーナー役で参加してきた前田美波里は「とても残念」としながらも「この作品に参加させていただいているうちに(ファンだけでなく)たくさんの方に愛されている作品だと気づいた。私がこの作品をやっていたら絶対に手放さない(笑)」と笑いをさそいつつ「ファンとしても残念ですが、光一さんはもう演出家になられてもいるので、これを超える作品を作ってくれるはず。そのときはお婆さん役で出してください」。

 同じくダブルキャストでオーナー役を務める島田歌穂も「毎回、命を削るように公演を重ねる光一さんの姿に驚きと力を頂いてきました。いつまでも続けてもらいたいという気持ちと、これはいつまでも続けられるものではないという思いとがありますが、ご本人が決めたことを受け入れて1回1回、その姿を目に焼き付けたい」。

 数々の舞台に立ってきたベテランの2人も感嘆する作品。島田が「エンターテインメントのすべてがギュッと詰め込まれたような舞台」と言えば「前田も「いい意味で中毒っぽい作品。日本の誇るミュージカルを光一さんは作ったのでは」とたたえた。

「ただ命を燃やしてきた」と、ときには不調を押してステージに立ってきたことも明かした堂本。 

 そんな堂本の舞台裏での姿を聞かれた前田は「公演の半ばくらいになると、肉体的にもつらいんでしょうね。ステージに出ていくのが嫌だという態度を私たちだけに見せるんです。でもそれはまったくの嘘で、ステージに立つと輝くんです。そんな姿を見られるのも私たちの特権ですかね(笑)」。

 堂本は「甘えん坊です(笑)」と苦笑しつつ「毎回、舞台に立つのが怖いんです。怖さは消えないです」。

 さらに島田が「“今日もしんどいな~”って言うんですけど、ステージに立つとその背中をみんなに見せてくださる」と語ると、堂本は「『ナイツ・テイル』のときと比べてどうですか?」と過去に島田と共演した舞台での印象を尋ねたが、島田は「あの時も、井上芳雄さんと舞台袖で“眠いよな~”と言ってました」と暴露。

 堂本は「弁解していいですか。ステージに上がると沸点がものすごい高いところにいくんです。開演までそれを抑えていないと、ステージに立った時周りが見えなくなるんです」と懸命に説明し、笑いをさそっていた。

 この日の登壇者は堂本光一、佐藤勝利(Sexy Zone)、中山優馬、上田竜也(KAT-TUN)、中村麗乃(乃木坂 46)、綺咲愛里、前田美波里、島田歌穂。

『Endless SHOCK』2024年公演は4月11日から5月31日まで帝国劇場にて上演(本編・Eternal同時上演)。その後、7~8月に梅田芸術劇場メインホール、9月に博多座、11月に帝国劇場。

帝劇クロージング ラインナップに堂本光一の『Endless SHOCK』や古川雄大、京本大我の『モーツァルト!』

2024.01.16 Vol.web original

 2025年に建て替えのための休館を発表している現・帝国劇場のクロージング ラインナップが決定。堂本光一主演の『Endless SHOCK』や古川雄大、京本大我ら出演の『モーツァルト!』の上演が新たに発表された。

 2024年元日から開幕した新作『Act ONE』から休館する2025年2月まで、上映されるクロージング ラインナップは、1966年の開場以来、数々の感動を生み続けた現・帝劇の一区切りを飾るのにふさわしい作品ばかり。

 2月は松下優也と有澤樟太郎、宮野真守らが出演する『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』。荒木飛呂彦氏の大人気コミックシリーズ初のミュージカル化として早くから話題を呼んでいる、現・帝劇最後の新作オリジナル・ミュージカル。

 3月は橋本環奈、上白石萌音、川栄李奈、福地桃子主演の舞台『千と千尋の神隠し』。

 4・5月と11月は、堂本光一主演作『Endless SHOCK』。2000年の初演以来、帝劇で上演を重ねてきた堂本光一の『SHOCK』が今年、前人未踏の単独主演記録2000回を迎える。

 8・9月は“音楽の天才”モーツァルトの生涯を描く『モーツァルト!』。日本でも2002年初演以来、名立たる俳優が演じてきた名作ミュージカルに古川雄大、京本大我が挑む。

 10月は時代時代に最旬のアーティストが演じ継いだ、少年たちの挑戦と友情を描いたオリジナル作品『DREAM BOYS』。

 12月から2025年2月までは1987年の日本初演以来愛され続けるミュージカルの金字塔『レ・ミゼラブル』。初演以来、全キャストがオーディションを経て舞台に立っている作品だけに今回のキャスティングの行方にも注目だ。

 2月は現・帝国劇場の最終公演となるCONCERT『THE BEST ~New HISTORY COMING~』。帝劇の歴史の一幕を飾るにふさわしい、オールスターキャストによるスペシャル・コンサートとなるとのこと。

 また『モーツァルト!』で主人公ヴォルフガング・モーツァルトをダブルキャストで演じる古川雄大と京本大我も、今回の発表に合わせ意気込みのコメントを寄せた。

 今年で3シーズン目となる古川は「この役は僕のミュージカル人生において今もなおひときわ大きく立ちはだかっている壁」と難しい役どころであると語りつつ「皆様に集大成をお見せすることができたら」と意欲満々。また、ミュージカル『エリザベート』(2015~2016年)などでも共演した京本は「同志のような存在」と言い「大我くんとダブルキャストを務めることは自分としても大きな刺激をもらえる」と期待を寄せた。

 ヴォルフガング役に初挑戦する京本は、2002年日本初演以来、井上芳雄、中川晃教、山崎育三郎、古川雄の4人しか演じたことがない大役に日本人5人目として臨むことに「ヴォルフガングは僕にとって憧れそのもの」と明かし「僕が大尊敬する先輩方が繋いできたこの大役を担うこと、本当にプレッシャーですが、今は不安や恐怖よりも、遂にこの役を演じさせて頂けるという喜びが大きいです」と語り、古川との共演にも「僕にとってお兄ちゃんのような存在ですが、僕の大人になった姿も雄大さんに少しでも感じて頂けたらと思ってます(笑)」。

 さらに、現・帝劇のクロージングという記念的公演に「振り返れば初めて帝劇に立たせて頂いたのは中学一年生頃だったと思います。おこがましい話ですが、いつかこの劇場で主演というのを、夢の一つとして、いつからか胸に秘めていました」と明かし「帝国劇場へのこれまでの感謝も込めて、ステージに立ちたいです」と意気込みのコメントを寄せた。

俳優・別所哲也が“紳士の中の紳士”である理由「ゴール設定はしない。毎日がスタートライン」

2024.01.02 Vol.web original

 東京を代表する名劇場“帝劇”こと帝国劇場が2025年に建て替えのため休館。2024年は現劇場でのクライマックスを飾る注目作品が続々と上演される。『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』など帝劇の代表作に出演してきた、いわば名作ミュージカルの“顔”でもある俳優・別所哲也が、その記念すべき年に挑むのは超人気コミックのミュージカル作品『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』(2月6日より公演)。主人公“ジョジョ”の父親ジョースター卿を演じる別所の“紳士道”とは。

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