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傷つけあった時間は戻らない――セックスレス彼氏が下す「冷徹な審判」〈「さよならプロポーズ」第7話〉

2024.11.06 Vol.web Original

 長く付き合いながら結婚に踏み切れずにいるカップルが7日間のギリシャ旅行へ行き、最後に結婚するか別れるかを決断しなくてはならないABEMAの「さよならプロポーズ via ギリシャ」。旅の終わりを目前にして、恋人たちはやっと問題の“核心”に迫っていく。

 2組のカップルは、たくさんの問題を抱えていた。話し合えば話し合うほど問題が顕在化するが、解決の緒もなかなか見出せない。日本に帰って、本当にうまくやっていけるのか――離れがたい気持ちと、未来への不安が折り混ざる帰国日前夜、参加メンバーたちの顔は、複雑さと哀愁を帯びていた。

セックスレスは相手のせい?お互いを責めてしまうカップルの行く末〈「さよならプロポーズ」第5話〉

2024.10.23 Vol.web Original
©AbemaTV, Inc.

 長く付き合いながら結婚に踏み切れずにいるカップルが7日間のギリシャ旅行へ行き、最後に結婚するか別れるかを決断しなくてはならないABEMAの「さよならプロポーズ via ギリシャ」。残り時間も少なくなってきている中で、問題の核心に迫ろうともがくカップルたち。

 お互いの価値観のすれ違いをきっかけに、セックスレスという大きな問題に発展してしまっているアオイ×モナと、結婚を前にしても、今までお互いにさらけ出せていなかったことで、相手の気持ちを確認しきれないシュウヘイ×カホ。男女がすれ違っていく様子があまりにリアルすぎて、SNSでも話題を読んでいる。

セックスレス問題は話し合いでは解決できず…

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 前回から引き続き、互いにとっても重要な「セックスレス」についての話し合いが進むも、お互いに感情を顕にしてしまい、膠着状態となってしまったアオイ×モナ。感情が高ぶると涙してしまうモナと比べると冷静に見えるアオイだが、この話が始まってからは明らかに物言いがぶっきらぼうになっており、アオイにとっても「触れてほしくない」テーマであることが伺える。

 2人はお互いに「セックスレスの原因は相手にある」と思っている。「何度も行為を断ったのはアオイだ」と主張するモナ、そして「モナの行動が自分を萎えさせている」と主張するアオイ。過去を責め続けても埒が明かないので、変えられる未来について話し合おうとするアオイだが、モナの方は「今のアオイが話す理屈」に納得できておらず、上手く改善点について話し合えない。

「セックスレスは予防が肝心」というほどだから、一度陥ってしまえば改善は難しいのかもしれない。しかし、セックスレスはそもそも当事者同士でも話しづらいテーマであり、お互いに沈黙を貫き続けてしまうことも多い。問題として提起しているだけ、多くのセックスレスカップルと比べれば一歩前進しているとも言える。しかし、アオイの表情は終始曇っていた。

 アオイはモナの、現状を維持しようとする姿勢、ありのままを受け入れてほしい気持ちそのものに違和感を覚えているという。とはいえ、カップルとしてありのままを受け入れるべきか、互いに成長していくべきかに正解や不正解はない。結局は根本的な価値感の問題で、セックスレスは価値観のすれ違いを「こじらせた結果」だとも言える。

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 翌日のクルーズ船でも、モナは「ずっとこのままでいられたらいいのに」と感傷的だ。最悪の予想もしているからこその発言に、アオイが少し慌てているようにも見えた。「別れを考えたことはない」とモナに伝えたアオイだが、どうしたいと考えているのだろうか。別れないのであれば、セックスレスを含めたすれ違いの改善に努めなければならない。前日の膠着具合を考えると、アオイがレス改善に努められるかは見えない。

 それに、誰しもが「別れたくて別れる」ことができるわけでもない。振られる側から見れば、別れはだいたい唐突だ。モナは別れへの決意を固めようとしているようにも見えた一方で、アオイは実際に別れを想像してみて、怖気づいたようにも見えたのだった。

彼氏「夜の営みがないのは、彼女の言葉遣いのせい」…セックスレスに悩むカップルはどうなる〈『さよならプロポーズ』第4話〉

2024.10.17 Vol.web Original
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 長く付き合いながら結婚に踏み切れずにいるカップルが7日間のギリシャ旅行へ行き、最後に結婚するか別れるかを決断しなくてはならない「さよならプロポーズ via ギリシャ」。旅の折り返し地点を過ぎた4日目には、それぞれのカップルに新たな問題が勃発。

 日常生活で互いの問題を解決できず、旅に参加することを決めた2組のカップル。旅も中盤に差し掛かり、話し合いを重ねる中で、自身の弱みや問題点に気づいて、変わろうと努力をするメンバーも。しかし、すぐに関係を改善できるとは限らない。自分のスタンスを変えても進展しない話し合いに、カップルたちは……?

「何度も断られて心が折れた」レス問題への切実な想い

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 3日目の夜、ギリシャ人のニコス夫婦とのディナーにやってきたアオイ×モナ。そして、モナがアオイに「まだ言えていないこと」が明らかになった。モナがずっと解決したいと思っていたのは、アオイとの「セックスレス」についてだった。

 文化として、パートナーとの愛情以上に夫婦・家族としての役割を重要視する人も多い日本では、約半数の夫婦がセックスレスに陥っていると言われる。特に、お互いの愛情をボディタッチでも確認したいモナは「自分からも誘ったが、何回か断られて心が折れてしまった」という。どんな状況の時に誘ったのかは分からないが、アオイからすれば「ただ気が乗らなかっただけ」なのかもしれないが……モナは、自身を否定されたように感じたようだ。

「ベストカップル」という、周囲から持たれるイメージとのギャップにも苦しんでいた。ニコス夫人はモナに「自分にとって一番大切なものがなんなのか考えてほしい」と説く。ニコス夫人のまっすぐな思いを聞いて、モナ自身も「彼のことがただまっすぐ好きだった頃の自分」を思い出すことができた。

 一緒にいる時間が長くなると、相手のことをただ愛すことが難しくなる。生活が共になると生活観でぶつかったり、お金やお互いの家族の問題など、外的要因による問題も出てくる。相手のことが嫌いなわけではなくても、発生し続ける問題に対処しきれなくなると、そのストレスをぶつけてしまうものだ。

「セックスレスを改善したいのは、彼が好きだから」という根幹の想いに立ち返ることができたモナ。舞台はアテネから、世界有数の夕日スポットでもあるサントリーニ島へ。前日と比べると、非常に穏やかな雰囲気だ。1日目とは違って笑顔でギリシャ料理を食べながら、モナは「レス問題」についても言及した。

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 ただでさえ相手には確認しづらいレス問題。愛情を確認し合う行為でもあるため、回答によっては破局を免れないほどの大問題に発展する可能性もある。アオイは、レス問題の根源に「モナの言葉遣いの悪さ」を指摘し、ここから2人の関係にまたも暗雲が立ち込めてしまう。

 モナは3日目までの話し合いを通して、しっかりと「自分の弱み」に向き合うことができたが、感情をコントロールするのは簡単なことではないことも自覚していた。そして今日も、涙を流してしまうのだった。

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 これまではモナがアオイに強く変化を求める話し合いが続いてきたが、ここでアオイがモナに「変えづらい人間性」を指摘してしまったことで、話し合いはさらに泥沼化していきそうな予感だ。「言葉遣いが治らなければ愛し合えない」なんて、破局するしかなさそうな指摘でもあるが……アオイはアオイで、モナに何かを気づかせたいような物言いだ。残り2日と少しの旅の中で、2人はこの難所を乗り越えられるのだろうか。

 

 

「男は浮気をするもの」という彼女の偏見に、彼氏は…〈『さよならプロポーズ』第3話〉

2024.10.09 Vol.Web Original
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 長く付き合いながら結婚に踏み切れずにいるカップルが7日間のギリシャ旅行へ行き、最後に結婚するか別れるかを決断しなくてはならないーー2024年9月19日よりABEMAで配信中の結婚決断リアリティ番組『さよならプロポーズvia ギリシャ』。旅の3日目を過ごした第3話では、2組のカップルが抱える「問題の核」が追求されていく。

 愛情表現や時間の使い方に関する価値観にズレがあるアオイ×モナカップルと、結婚への熱量の違いで、お互いにモヤモヤや不安を抱えているシュウヘイ×カホカップル。それぞれが抱える問題は全く別物なのだが、旅を通してとある「関連性」が見えてきた。

お互いに「一歩」歩み寄れたアオイ×モナ

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 感情表現が豊かなモナは、良くも悪くも自身の気持ちに正直だ。感情をエネルギーに変えて表現するモナと、感情はあってもあくまで冷静に対処しようとするアオイは、ケンカや話し合いのスタンスが違う。だからこそ半年もの間、日常でお互いの溝を埋めることができなかったのかもしれない。

 2人の話し合いは平行線に見えたものの、今回はアオイが粘りを見せた。その場を立ち去ったモナを一人きりにせず、モナが立てこもったトイレの前で待ち続け、渋々ドアから現れた泣きっ面のモナを、強く抱きしめたのだ。

 男性には分かりづらい複雑な乙女ゴコロとも言えるのだが、ケンカの時にその場を立ち去る女性の半分以上は、男性に「私を追いかけて来て」と念じているものなのだ。時折、本当に一人になりたいタイプの女性もいるのだが、モナは前者だったらしい。

 モナが自覚している「悪い癖」を発揮しても、いつもとは違う優しさで彼女を受け止めてくれたアオイに、モナも錆びついた心のドアが少し開いたように見えた。安心感さえ与えられれば、冷静に喋ることができるようになるもので、モナの方も自分の「弱さ」に、アオイの優しさを通して向き合うことができたようだ。

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「また同じような状況が訪れても、その度にアオイの気持ちを伝えてほしい」とモナ。きっとこれから再プロポーズを受けたとしても、長い結婚生活の中では、何度だってすれ違うし、何度でも涙を流すのかもしれない。だけど今回のケンカでは、2人は互いに「向き合う」ことができた。アオイはモナの感情に寄り添ったし、モナは最終的に感情のコントロールに努めた。

 たったこれだけのこと、と思えるかもしれないが、2人の日常生活の中では実現しなかったことだ。環境を変えてみることや覚悟を持つこと、2人が勇気を持って行動した結果が、今だ。長く続く関係を継続させるためには、時に思い切った行動力が必要なのだろう。

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 ディナー中には今までにないほど穏やかな表情で、自身の気持ちをアオイに伝えたモナ。中盤にして、2人の空気は初日よりもぐっとよくなり、お互い自然体で話しているように見える。

 翌日も、ルーティンのために旅先でもジムに行くというアオイを笑顔で送り出していて、モナのたしかな前進を感じる。ジムで出会ったギリシャ人との交流デートも、2人に新鮮な価値観をもたらしてくれたはずだ。改めて、お互いに「共通体験」を積むことの大切さを味わうことができた。

話し合いを避け続けた結果「気を遣ってプロポーズ」してしまった彼氏…〈『さよならプロポーズ』第2話〉

2024.09.30 Vol.Web Original

 長く付き合いながら結婚に踏み切れずにいるカップルが7日間のギリシャ旅行へ行き、最後に結婚するか別れるかを決断しなくてはならないーー2024年9月19日よりABEMAで配信中の結婚決断リアリティー番組『さよならプロポーズvia ギリシャ』。旅の2日目を過ごした第2話では、2組のカップルが今までの関係を改善するべく、話し合いを進めていく。

 しかし――どちらのカップルも、なかなか上手く価値観をすり合わせていくことができない。結婚したい女性と、結婚に意義を見い出せていない男性。同棲生活の中で寂しさを解消したい女性と、同棲生活の中でも自身のルーティンを大切にしたい男性。相反する男女の思いは、どうすれば交差するのだろう。

彼氏「結婚になんの意味があるの?」マンネリカップルが自分と相手に向き合う旅行へ〈「さよならプロポーズ」第1話〉

2024.09.24 Vol.Web Original

 長く付き合いながら結婚に踏み切れずにいるカップルが7日間のギリシャ旅行へ行き、最後に結婚するか別れるかを決断しなくてはならないーーABEMAで恋愛リアリティーショー『さよならプロポーズvia ギリシャ』が配信中だ。アラサーの男女カップルが結婚に真剣に向き合い、その意義やお互いの気持ちを再考していく様子が見どころの本作。過去には実際に結婚したカップルもいる本作だが、今回登場する2組のカップルも、何やら重大な問題を抱えている様子。第1話で明かされたカップルたちの関係性や、共感必至のすれ違い方などをレビューしていく。

〈ラブ トランジット 2〉復縁の道に進まなかったオンナたちのホンネ エリカ×ミヅキ×ゆづき インタビュー

2024.09.14 Vol.Web Original

 AmazonのPrime Videoで配信中の新作恋愛リアリティ番組、Amazon Original『ラブ トランジット』シーズン2が、9月6日の配信で最終話を迎えた。かつて恋人だった5組の男女が、約1カ月間のホカンス(「ホテル」と「バカンス」をかけた造語)を通し、過去の恋と新たな出会いの間で揺れ動いた。
今回はそんなホカンスの中で、復縁を選ばなかった・結ばれなかった3人の女性メンバー、エリカ、ミヅキ、ゆづきの鼎談を実施。元恋人(X)と一緒に参加し「復縁か新しい恋か」を模索した時、どんな感情が込み上げてきたのか。彼女たちの気持ちを掘り下げる中で、『ラブ トランジット』という旅の本当の意義が見えてきた。

※この記事は『ラブ トランジット』シーズン2のネタバレを含みます。

 

「元恋人」の前で恋愛するオンナたちのホンネ

ーー改めてそれぞれの、『ラブ トランジット』への参加のきっかけを教えてください。

エリカ:私はちょうど30歳を迎えるタイミングだったので、自分の中で整理しきれずにいたXへの気持ちをきちんと清算したいと思ったのが大きな理由でした。次の恋への足かせのようにもなっていたので、これからの人生設計を考えるためにも、しっかりと向き合ってみたいと思っていました。

ミヅキ:私も似たような感じです。Xとの別れに後悔があったけど、それが自分自身の未練なのか、相手を傷つけたことへの罪悪感が理由なのか分からなかったので、もう一度しっかりと関わって自分の中で白黒はっきりつけたいと思っていました。


ゆづき:私はXへの未練が全くなかったので、シンプルに普段と違う環境で、自分を見つめ直しながら新しい恋愛にも向き合ってみようと思って参加しました。

ーーみなさん、復縁への大きな気持ちはない状態で参加されたと思いますが、ホカンス中に復縁が頭をよぎる瞬間はありましたか?

エリカ:私は結局、ホカンスを通して自分のXへの気持ちに気づいてしまったので。最初は復縁したいなんて思っていなかったのに、Xが他の人に恋している様子を見ている時に嫉妬している自分がいました。私自身も他の異性とデートする中で、自分のダメな部分にも向き合った結果、自分が変わったら、Xとやり直せるかも、という気持ちが湧いてきて……『ラブ トランジット』に参加しなければ、こんな気持ちになることもなかったのかもしれません。

ミヅキ:私はXの方が復縁を希望していたので、もちろんかなり心が揺れました。ストレートにアプローチしてくれたり、好きなものを覚えていてくれたり……彼と復縁することで待っている幸せを考える瞬間もありました。改めて、彼氏ではなくてもXは大切な存在だと思いました。

ゆづき:ホカンス中に、Xが私を心配して声をかけてくれたりした時は嬉しかったけど、お互い、相手への恋愛感情には整理がついていたので、、私たちにはそういった心の揺らぎはなかったですね。

〈ラブ トランジット 2〉復縁を選択しなかったオトコたちのホンネ セカイ×たかあき インタビュー

2024.09.13 Vol.Web Original

 AmazonのPrime Videoで配信中の新作恋愛リアリティ番組、Amazon Original『ラブ トランジット』シーズン2が、9月5日の配信で最終話を迎えた。かつて恋人だった5組の男女が、約1カ月間のホカンス(「ホテル」と「バカンス」をかけた造語)を通し、過去の恋と新たな出会いの間で揺れ動いた。

 今回はそんなホカンスの中で、復縁ではなく新しい恋を目指した2人の男性メンバー、セカイとたかあきとの対談を実施。「X」こと元恋人と一緒に参加し「復縁か新しい恋か」を模索してみて、どんな成長があったのか……彼らを掘り下げていくうちに、2人の意外な関係性や愛情が見えてきた。

 ※この記事は『ラブ トランジット』シーズン2のネタバレを含みます。

〈ラブ トランジット 2〉楽しかったあの頃に戻れる?元恋人と参加する恋愛リアリティは波乱の連続〈アラサー女子と考える ラブトラ2 第1話〜4話〉

2024.08.25 Vol.Web Original

 Prime Videoで配信中の新作恋愛リアリティ番組、Amazon Original『ラブ トランジット』シーズン2。かつて恋人だった5組の男女が、約1カ月間のホカンス(「ホテル」と「バカンス」をかけた造語)を通して、過去の恋と新たな出会いの間で揺れ動く姿に迫る。参加者の中には元恋人への未練を抱え“復縁”を希望する人、元恋人と参加はしているものの、新しい恋への希望を抱く人も。元恋人とのグレーな関係を引きずったままに始まる共同生活は、どんな激しい色彩を纏うのか。アラサー女子が2人で意見を交換する。

未練がなくとも元恋人を意識せざるを得ない仕掛け

 

 語り手は、筆者である32歳のフリーライター女子(A)と、その親友である34歳の教育関係女子(B)。お互いに関係の落ち着いている恋人・パートナーはいるものの、恋愛している時の感情の高ぶりに、想いを馳せることもままある。

 シーズン2となった今回も、メンバーの年齢や職業は明かされず、ブラインド状態で初対面を迎える。元恋人同士は面識がある上、一週間前には再会を果たしている。しかし、そのことを悟られないように振る舞わなくてはいけない。こういう場で男女は、全くと言っていいほど、真反対な対応を見せる。

 まるで独り言のように「いい天気ですね」とつぶやくマサヤ。人目があるからなのか、元恋人への未練も、新しい恋にときめく様子も感じさせない、自然な振る舞いだった。対する女性陣はかなり落ち着かない様子で、口元だけに笑みを浮かべつつ、下を向いたり目を逸らしたり……気まずさを態度で示していた。


恋人からのメッセージを読んで涙を流したエリカは、復縁希望者なのか?

A:こういう時って意外と、男性の方がしっかりしてるね。人目があるからこそ、自分の情緒を態度に出さない。男女というより、感情的かどうかなのかもしれないけど。
B:エリカは元恋人からの手紙を読んで、泣いちゃってたね。未練があるからなのかな……?

 ラブトランジットの見どころは、新しい恋の行く末よりも、元恋人との関係だったりする。集合前の再会、チューリップで表す未練の気持ち……番組によるエモーショナルな演出もあり、紫色のチューリップの本数以上に、動揺を隠しきれないメンバーも多い。

A:元恋人を紹介する手紙って、ずるいよね。周りにその子をおすすめする内容を書くわけだから、自然と内容がポジティブになるじゃん。
B:ただでさえ、終わった恋なんていいところの方にばっかり目が向くのにね。少なくとも友達以上に近い距離だった人からの紹介文なんて「やっぱ分かってるな〜」以外の感想が出る気がしない。
A:全然未練なくても、手紙の内容がよかったらちょっと意識しちゃいそう。


10本中2本の紫のチューリップは、復縁希望者の数

〈バチェロレッテ3〉SNSあぜんの結論…武井亜樹が見せた強くしなやかな女性像 最終話考察〈アラサー女子のバチェラー語り〉【ネタバレ有】

2024.07.18 Vol.Web Original

 Prime Videoで配信がスタートした大人気恋愛リアリティ番組『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン3。7月11日に配信された最終話で、バチェロレッテ・武井亜樹氏の旅は終わった。

 スタジオトークとなる第9話・アフターファイナルローズでは、武井氏の「最終決断」についても語られ、SNSも騒然。前代未聞の結末を迎えたバチェロレッテ・ジャパンから、私たちが学べることとはなんなのだろうか。

 

〈バチェロレッテ3〉直感型バチェロレッテによる前代未聞の「新しい婚活道」第5話〜第7話考察【ネタバレ有】〈アラサー女子のバチェラー語り〉

2024.07.10 Vol.Web Original

 Prime Videoで配信がスタートした大人気恋愛リアリティ番組『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン3。直感を大切にする3代目バチェロレッテ・武井亜樹氏のもと集まった男性たちは、序盤で5名にまで絞られ、エピソード5は立候補制 2 on 1デートの話し合いからスタートした。

 ハイスペ揃いの男性参加者によるディベート対決が見どころとなるかと思いきや、今回は予想外の思惑で終盤にかけて大荒れの展開に。SNSでも賛否を呼んでいる「バチェロレッテの旅とはなんなのか」についても議論していく。

ツーショットデートの偏りによって決まった2on1デートの行く末


ポエムで勝敗が決まるのかと思いきや…

 先週の配信から波乱が予想されていた2on1デートは、内科医・坂口氏やヴィオラ奏者・飯野氏など、これまでツーショットデートに行く機会があった人が空気を読みつつ、ヒューマンビートボクサー・山本氏や元消防士・梅谷氏など発言力の強い男性たちの賛同を勝ち取った2人が参加することになった。

 

〈座談会メンバー〉
ミクニ(筆者・31歳)…アラサー恋愛コラムニスト。バチェラーシリーズが大好きな恋愛リアリティオタク。婚活・恋活に関する取材経験も多い。
A(教育関係・33歳)…泥沼恋愛にハマりがちな20代を過ごしてきた恋愛猛者。心理学にも精通している人間観察マニア。


ミクニ:2on1デートに参加したのは会社経営者・北森氏と獣医・小川氏だったね。

A:ポエムデートはあまり男性たちに刺さってなかったよね(笑)。あと、結局はその後の会話で残す人を決めてたように見えたから、ポエムは書かなくてもよかったのでは(笑)。

ミクニ:MCからも言及されてたけど、たしかに話す時の表情からして、最初から勝敗は決まっていたようにも見えたね。

A:2 on 1の内容そのものよりは、話し合いの方に人間性が出てた気がする。小川さんは優しいから、梅谷さんが背中押してくれなかったらそのまま、2on1は諦めてたんじゃない?

ミクニ:「トラウマを理由にデートに行くべきかどうか」の議論も白熱してたしね。

A:山本さんだってツーショットデートには行けていなかったし、トラウマじゃなくて「亜樹さんへの好意」を理由にしたら、小川さんじゃなくて山本さんが行ってたんじゃないかな。

ミクニ:そう考えると、小川さんや山本さんは亜樹さんへの気持ちが足りてなかった部分はあるのかもね……。

 

エピソード5では2人の男性とお別れすることになったが、惜しくも2on1に敗れ、帰国を余儀なくされた男性の去り際に関しても注目が集まった。


情熱と誠実さが長所の小川さん。異性としてのアピールは乏しかった?

ミクニ:小川さんのお別れシーン、本作ではじめて泣きそうになっちゃった。

A:涙を見せなかったところはえらいけど、去り際のコメントは「成長できました!」って感じだったから、やっぱり2人の恋は始まってなかったのかもと思った。

ミクニ:たしかに、お別れシーンそのものはさっぱりしてたね。だけど小川さんって、多くを語らない人じゃない? 涙にすべてを込めてた可能性はあるけど(笑)。

A:自分だってそうだけど、二人きりのデートにも行かずに相手のことを好きになるなんて、難しくない? とはいえ、小川さんと北森さんは2人とも、亜樹さんに告白してたのも気になるんだよね。番組に残るための告白だったら、ちょっと悲しいかも。

ミクニ:まあ今回は特に、ツーショットデートに呼ばれる人が偏りがちではあるよね。ただ、亜樹さん自身も「好きになるまでに時間かかるタイプ」って言ってたし、可能性のある人の中でしっかり見極めたいのかも。

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