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紗倉まなが「ままならない恋愛」を描いた最新小説集『ごっこ』を刊行。自らの恋愛は「ことごとく玉砕」

2023.02.20 Vol.Web Original

2月22日に前作『春、死なん』以来、3年ぶり

 作家でセクシー女優の紗倉まなが2月20日、3年ぶりとなる最新小説集『ごっこ』の刊行を記念した記者会見を都内で開催した。

 同作は2021年から2022年にかけて文勢雑誌「群像」に掲載された『ごっこ』『見知らぬ人』『はこのなか』の三篇を収めたもので、恋愛ごっこ、夫婦ごっこ、友達ごっこといったあいまいな関係に振り回される女たちの不器用すぎる恋を描いた恋愛小説。2月22日に刊行される。

「今までより躍動感がある話ができたのではないかと感じています。ままならない関係性に翻弄される登場人物たちが出てくるんですが、恋愛という軸で作品を書くのは初めてなので、そのあたりを読んでいただければうれしい」と言う紗倉。

 登場人物たちはそれぞれの関係性の中でさまざまな悩みを抱えており、魅力的ではあるのだが一癖も二癖もある――といったタイプばかり。この登場人物たちについては「もともと私がかなり短気で、すぐに何でも怒ったりとかクレーマー気質だったりするんですけど、そういう自分の心の底で濁ってたまっていたような思いが、どこかで書けたらいいなと思っていて。それが結構、感情的だったり、激しい登場人物たちの気質に影響したような気もしています」と自らの中にある部分が表出されたところもあるという。

錦見映理子「発酵の仕組みは人間関係と同じ」恋愛小説『恋愛の発酵と腐敗について』で新境地

2022.06.29 Vol.Web Original

 第34回太宰治賞受賞作『リトルガールズ』で小説家デビューした歌人の錦見映理子さん。受賞後第1作となる『恋愛の発酵と腐敗について』(小学館)は、上司との不倫を終えて小さな町で喫茶店を開いた万里絵、彼女の喫茶店にサンドイッチ用のパンを卸すパン職人の虎之介、そして喫茶店の常連客や虎之介の妻といった女たちが、パン生地のようにふくらんだりしぼんだり焼かれたりする恋愛群像劇だ。短歌から小説に表現の場を広げる錦見さんに話を聞いた。

※インタビューの中で『恋愛の発酵と腐敗について』の内容に触れている部分があります。

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ジャルジャルの福徳秀介が11月に小説 デビュー作は私小説的恋愛小説 

2020.09.26 Vol.Web Original

 お笑いコンビ、ジャルジャルの福徳秀介が11月11日、初めての小説『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』(小学館)を上梓する。

 “私小説”的恋愛小説で、主人公の大学2年生の「僕」が、あこがれていた大学生活とはまったく異なる冴えない毎日を送るなかで、 大教室である女子に出会う。やっとの思いで彼女に近づいて、こぎつけた初デートは成功。楽しい日々を思い描いていたけれど……。

 表紙の写真は梅佳代が撮影している。福徳が以前飼っていた愛犬だという。

 福徳はジャルジャルとして精力的に活動する一方で、絵本『まくらのまーくん』『なかよしっぱな』など著作活動も行っている。

 ジャルジャルは26日放送の「キングオブコント 2020」決勝に進出している。

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