片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)が初めての著書『ラウンドトリップ 往復書簡』(新潮社)を29日に発売、同日、都内で取材に対応した。
片寄が、師であり兄と慕う作詞家の小竹正人氏と手紙を送りあうスタイルで連載されたコラムを書籍化したもの。冒頭、片寄は「小竹さんとの書籍で、とてもとてもうれしいです。多くの方に届くことを願っています」と、挨拶。小竹とはデビュー以前から交流がある旧知の仲だけに、「素の片寄涼太」が詰まった一冊になっているという。
コロナ禍での連載、執筆で、ネタ探しに困ったとはいうが、「奇跡よ、起きろ!」と待ち続けるなかで、待つ感覚をネタにするなど発想の転換で乗り越えたという。その結果、「今の時代でしか綴れない言葉とか、今の時代だからこそ感じている感情みたいなものがすごく詰まっている作品と言われました」
これまで文章を書くことにはブログを書く程度で、本格的な執筆作業には初挑戦。「最初は言葉が出てくるまで時間がかかった部分もありましたが、だんだん慣れてきて、この本を出すことになって改めて前書きを書くときには、あっという間に書くことができました。書くことの難しさも楽しみも感じられる貴重な経験でした」と振り返り、手応えがあったよう。