SearchSearch

MIYAVI、9月発売の最新アルバムのアートワークと最新ビジュアルを公開

2021.08.18 Vol.Web Original

 ギタリストのMIYAVIが、9月15日にリリースする通算13枚目となるオリジナル・フルアルバム『Imaginary』のジャケット写真と、最新のアーティスト写真を公開した。アーティスト写真、ジャケット写真、およびアルバム発売日に配信予定のミュージックビデオは、映像作家のOSRINをはじめ、クリエイティブレーベル「PERIMETRON(ペリメトロン)」のメンバーが手がけている。

 最新アルバムは、プロデューサーに盟友であるLenard Skolnikに加えてJeff Miyaharaを迎えて制作。ECCとの「世界人になろう」プロジェクトテーマ曲「Are You With Me?」などのオリジナル楽曲に加え、ニルヴァーナの「Smells Like Teen Spirit」やアメリカンロックバンドP.O.D.の「Youth of the Nation」のカバー楽曲など全11曲を収録。参加アーティストも豪華で、ニュージーランドのシンガーソングライターKimbra(キンブラ)、韓国出身の男性歌手Kang Daniel(カン・ダニエル)を迎えている。

 また初回限定盤のDVDには、コロナ禍に精力的に配信を続けた「MIYAVI Virtual Live」シリーズを、本人の撮り下ろしインタビューを織り交ぜ、再編集し収録している。前編・後編に分け、それぞれ初回限定盤A、Bに収録した。

 MIYAVIは「世界は反転する。想像力、創造力こそが未来を創る唯一の扉だと僕は本気で信じています。」と、コメントを寄せている。

 MIYAVI40歳の誕生日であるアルバム発売前夜の9月14日にバースデーライブ 「MIYAVI SPECIAL BDAY LIVE 2021 “Imaginary Begins”」を開催する。また、このアルバムを携え、9月30日からカナダ・アルバータ州カルガリーを皮切りに、ロサンゼルス、ニューヨークを含む北米 19都市を巡るツアーをスタートする。

 アルバムのリード曲「New Gravity」の先行配信がスタートしている。アルバム予約も開始となった。

 

MIYAVI初となるNFTプロジェクトをKLKTNで開始

 

 MIYAVIはまた、自身初となるNFTプロジェクトをKLKTN(コレクション)でスタートする。アルバム収録曲の「Hush Hush (feat. Kang Daniel)」のミュージックビデオからインスパイアされた完全オリジナルの「スペシャルエディション」アイテムや、MIYAVIの活動の背景を収めた「Moments(モーメンツ)」アイテムをローンチ予定である。NFTプロダクトの販売はアルバム発売日以降の予定。

DOBERMAN INFINITYの夏バラード『夏化粧』のミュージックビデオ公開! モデルで女優の石川恋が出演

2021.08.04 Vol.Web Original

 

 ヒップホップユニット、DORBERMAN INFINITYの新曲「夏化粧」の先行配信がスタートし、同曲のミュージックビデオも公式YouTubeチャンネルで公開された。

 「夏化粧」は、グループ初の夏バラードで、ミュージックビデオには、ファッション誌『CanCam』の専属モデルで女優の石川恋が出演。4Kで撮影されており、彼女が魅せる表情や仕草、夏の美しい情景、そしてメンバーシーンの3つで構成されている。美しい映像で、夏の空気や匂い、愛おしさや儚さを感じられる作品に仕上がった。

 石川は「切ないメロディーと詩に合わせて、懐かしい思い出の中に生きる女性を演じました。偶然にもミュージックビデオの全編を、私の地元である栃木県にて撮影を行うことになり、幼い頃からなじみのある風景のおかげで、自然と『夏化粧』のノスタルジックな雰囲気に染まっていくことができました」と、撮影を振り返り、「皆さんがふと、いつかの夏の思い出や風景を思い返したとき、きっと『夏化粧』がその大切な瞬間をいろどってくれると思います。私にとってもとても思い入れのある一曲になりました」と、アピール。

 メンバーは「この楽曲を通して夏の空気や景色を感じてもらい、過去の恋愛や大切にしていた夏の時間が蘇ったり、またはこれからの夏をより思い出深い夏へと彩る楽曲になれればいいなという思いを込めて制作したので、聴いて下さった皆さんの夏を切なくも優しく、そして穏やかな時間にできればうれしいです」と、コメントしている。

 この曲を含む最新シングル『夏化粧/Updating Life』は25日に発売。それに先駆けて、「Updating Life」も各種ストリーミングサービスで先行配信されている。

【インタビュー】BALLISTIK BOYZ、最新サマーチューン『SUM BABY』にワクワク

2021.08.01 Vol.Web Original

ダンス&ボーカルグループのBALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBEが8月4日にニューシングル『SUM BABY』(サマーベイビー)をリリースする。夏にピッタリな心地良い音楽と彼らの高いパフォーマンス力が融合した意欲作だ。EXILE TRIBEとしては1番若手ながらも、新曲を発表するたびに進化を見せる彼らに取材を実施。楽曲だけでなく、メンバー同士の仲の良さや個性あふれる人柄もまたグループの大きな魅力だと感じさせる楽しいインタビューに耳を傾けて。

 昨年の夏に配信リリースした『SUMMER HYPE』に続き、今年も夏曲を発表するBALLISTIK BOYZ。『SUM BABY』はキャッチーで爽快感のあるサウンドがクセになるサマーチューンだ。デモで初めて楽曲を聴いたときの印象についてメンバーはこう明かす。

海沼流星(以下、海沼):サマーソングと聞いていたので、僕は昨年の『SUMMER HYPE』的なのを想像していたんですが、思っていたよりも落ち着いているなというのが第一印象でした。あと、『SUM BABY』は歌詞も女性に向けたような感じで作られているので、「今回はこういう方向性か」とワクワクしました。

砂田将宏(以下、砂田):デモを聴いてこれを僕ら7人の声で歌ったところを想像したらめっちゃワクワクしましたし、遊び心もある感じが夏にピッタリだなって。ちなみにデモの段階では誰がどこのパートを歌うのかは決まっていなかったんです。でも、大体は「こんな感じかな?」と予測していて、実際に歌割りを見るとわりと想像通りだったりします。

深堀未来(以下、深堀):確かに昨年の『SUMMER HYPE』とは一味違ったサマーチューンですよね。デモで聴いたときはこの7人で歌ったら絶対ハマるんだろうなと思えたし、その時点で楽しみでした。実際僕らが歌ってみたら“めっちゃGOOD!”でした。

一同:(笑)。

歌詞にも“SUMMER HYPE”というワードが出てくるが、昨年リリースした『SUMMER HYPE』とつながりはあるのだろうか。

海沼:確かに“SUMMER HYPE”というフレーズは登場しますが、『SUM BABY』は『SUMMER HYPE』の続編というわけではないんです。でも聴いていてつながっている部分はあるので、そういうのも含めてリスナーの方には楽しんでほしいですね。昨年の『SUMMER HYPE』も最高だったからこそ、「『SUM BABY』はもっと楽しい場所へ連れて行ってくれる!」というのを感じられると思います。

なお、シングルのカップリング曲の『Chasin’』は前作の『Animal』の『HIGHWAY』に続き、奥田、松井、海沼が作詞作曲に参加している。

海沼:『Chasin’』は『HIGHWAY』の続編で “夢を追いかけ続ける”という想いが込められています。また、歌詞にも前回と同様に色々な言語を使用してみたりと『HIGHWAY』にリンクする部分がたくさんあります。ビートもかっこいいですし、それぞれのカラーも濃く出ている楽曲なのでぜひ、こちらも聴いてほしいです。

奥田力也(以下、奥田):僕も今回は3人の世界観を大切にしながら、ちゃんと表現したい音楽を魅せられたと思います。

松井利樹(以下、松井):歌詞も3人で送り合いつつ、スタジオとかでも直接相談して作り上げて行きました。試行錯誤しましたが、最終的に綺麗にまとまりました。

PKCZ、“GLAMOROUS REMIX 三部作”が完結!バーチャルマーケット6への参加も発表

2021.07.27 Vol.Web Original

 

 クリエイティブユニット、PKCZが23日、 “GLAMOROUS REMIX 三部作”の完結となる第3弾『GLAMOROUS (PKCZR Flamingo Dance REMIX)』Remixed by DJ DARUMA+JOMMY+Chaki Zuluをリリースした。

 PKCZはまた世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット6」(8月14~28日)への参加も決定。開幕2日目の15日にはPKCZが主催するバーチャルDJイベントが開催される。ブースやイベントの詳細は29日からユニットのオフィシャルSNSアカウントやオフィシャルサイトで知らせる。

 PKCZは2020年からVR施策に取り組んでおり、今年3月に開催された「MusicVket 2」ではPKCZ初のバーチャルパーティクルライブやオリジナルのコンテンツを楽しめるブースを公開した。

DOBERMAN INFINITYの「夏化粧」が『めざまし8』 エンディングテーマに決定

2021.07.21 Vol.Web Original

 

 ヒップホップグループのDOBERMAN INFINITYの新曲「夏化粧」が、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系、毎週月〜金曜 あさ8時~9時50分)のエンディングテーマソングに決定した。

「夏化粧」は、ふとした瞬間に夏の日の思い出がよみがえるノスタルジックな世界を表現したバラードソング。グループにとっては初めての夏のバラードとなる。

 グループは8月25日に同曲を含むシングル『夏化粧/Updating Life』をリリース。「夏化粧」は8月4日に各種ストリーミングサービスで先行配信される予定だ。現在、アニメ『デュエルマスターズ・キング!』のオープニング楽曲である「Updating Life」も先行配信している。

 

高槻かなこと礒部花凜が率いるBlooDye、ファーストアルバムを9月リリース

2021.07.12 Vol.Web Original

 高槻かなこと礒部花凜が率いるボーカル&パフォーマンスユニットのBlooDye(ブラッディー)がファーストアルバム『FUTURE WINGS』を9月29日にリリースすることが発表された。

 ユニットは、押井守が総監督を務めるアニメ『ぶらどらぶ』(TOKYO MX他にて放送中)の公式アンバサダーユニットとして結成、昨年12月に新メンバーとして一岡杏奈、櫻井優衣が加入し活動を展開している。

 アルバムは、「Where you are feat. LITTLE (KICK THE CAN CREW) 」など全12曲を収録。メンバージャケットのCD+DVD盤と、Adoの新曲MVやキズナアイなどとのコラボで海外からも注目されている、イラストレータで映像作家のケイゴイノウエが手掛けるイラストジャケットのCD盤の2形態でリリースされる。

 CD+DVD盤のDVDには、7月29日開催の 「BlooDye LIVE TOUR 2021 FUTURE WINGS」@Zepp TOKYOのライブ映像収録予定 。

 アルバムに先駆け、7月21日には「Hug me Hug you/LOVE or DIE」の配信リリースも決定している。

PKCZの「GLAMOROUS REMIX三部作」の第2弾配信スタート

2021.07.09 Vol.Web Original

 

 クリエイティブユニットのPKCZが9日、「GLAMOROUS (PKCZ Sound Goes Around REMIX) 」の配信をスタートした。ユニットの代表曲である「GLAMOROUS」をメンバー自らがリミックスする「GLAMOROUS REMIX三部作」の第2弾。

 メンバーのEXILE MAKIDAIが旧知の間柄であるDJ KIRAと組んでいるプロデューサーユニット「Sound Goes Around」でリミックスしたもので、メロディアスかつ疾走感あふれる作品となっている。

 配信リリースに合わせて、今年3月に開催されたバーチャルイベント『Music Vket2』で初公開されたバーチャルパーティクルライブ「PKCZ VR CHAMBERZ」が、VRChat内に再オープン。また、PKCZのYouTube 公式アカウントでは「PKCZ VR CHAMBERZ」”GLAMOROUS” ライブパフォーマンスを360度映像で初公開する。

 三部作最後となる「GLAMOROUS (PKCZR Flamingo Dance REMIX)」は7月23日に配信。メンバーのDJ DARUMA盟友であるJOMMYと人気プロデューサー のChaki Zuluと共に仕上げた。

MIYAVIが9月にニューアルバム「進化系の MIYAVI、全部ぶっ込みました」

2021.07.09 Vol.Web Original

 ギタリストのMIYAVIがニューアルバム『Imaginary』を9月15日に発売する。

 コンテンポラリーなポップのニュアンスを取り入れた作品とのことで、ECC×MIYAVI「世界人になろう」プロジェクトテーマ曲の「Are You With Me?」などのオリジナル楽曲に加え、カバー、コラボ曲など全10曲収録予定。「進化系の MIYAVI、全部ぶっ込みました」とMIYAVI。

 初回限定盤A・Bに付属するDVDには、Virtual Liveシリーズを本人のインタビューを織り交ぜて再編集し、前編・後編に分けて収録する。

 9月30日からはカナダ・アルバータ州カルガリーを皮切りに、ロサンゼルス、ニューヨークを含む北米19都市を巡る北米ツアーをスタートする。

 アルバム発売前日の9月14日は、MIYAVI40歳の誕生日で、バースデーライブを開催することも決定。詳細は後日発表される。

 MIYAVIがアルバム発売に寄せたコメントは以下の通り。

 

「Imaginary 
 新しい重力
 新しい価値観
 逆転する世界。
 イマジネーション、創造性だけが、僕たちを未来に連れていってくれる。
 そう強く信じて。
 進化系の MIYAVI、全部ぶっ込みました。」

DOBERMAN INFINITY、夏シングルはミディアムバラード 8月に『夏化粧/Updating Life』をリリース

2021.06.27 Vol.Web Original

 

 ヒップホップユニットのDOBERMAN INFINITYが8月25日にニューシングル『夏化粧/Updating Life』をリリースする。

 収録曲の「夏化粧」は夏のミディアムバラードでノスタルジックな楽曲。夏の夜空に打ち上がる花火に照らされた瞬間の女性の表情を夏化粧と表現している。これまで夏といえばパーティーチューンというイメージが強かっただけに、グループの新境地ともいえる作品だ。

 トラックはKAZUKIが制作し、ストリングスアレンジは「ずっと」の作曲/編曲を手がけた安達練、アレンジと演奏は四家卯大ストリングスが担当している。

 もう1曲のタイトルトラック「Updating Life」は、アニメ『デュエル・マスターズ キング!』(テレビ東京系列)のオープニング曲として4月からオンエア中のロックテイストの楽曲。シングルにはもう1曲、ノリの良いナンバーを収録している。

 通常盤のジャケットは、SWAYが油絵で楽曲の世界観を表現している。

「Updating Life」は7月14日に、「夏化粧」は8月4日に、各種ストリーミングサービスで先行配信される予定。

 

SALU、21日に新曲「TO-GET-HER」リリース! LINE LIVEで生配信も

2021.05.07 Vol.Web Original

 

 SALUが5月21日に、新曲「TO-GET-HER」をリリースする。3月と4月にリリースされた「SAINT」「LOVE DREAM HAPPINESS」とともに書き上げた三部作の締めくくりとなる曲で、自身の新境地を自然体かつ等身大に切り取った楽曲になっているという。

 リリースを記念して、21日に、自身初となるLINE LIVE番組「SALU LIVE&TALK 2021」を生配信することも決定した。

 SALUは、新曲のリリースに寄せて、「大切な人を自分より大切に出来ていない自分に気付いた2020年でした。今もまだ全然だけどdo everything to get herをしたら本当の意味でのtogetherになる」とコメントを発表している。

Crystal Kay「何も考えず楽しく、懐かしい感じを味わってほしい」ーー月刊EXILE

2021.05.01 Vol.Web Original

キャリア初のカバーアルバム『I SING』をリリースしたCrystal Kay。彼女が20周年を経て特別な機会にリリースしたいと語っていた本作は、誰もが口ずさめる、平成初期から令和にかけての幅広いヒット曲を収録。そして、さまざまなプロデューサー陣と楽曲を作り上げたことにより、リッチでありつつも新しさを感じる一枚に仕上がった。そのこだわりが詰まった今作の魅力や聴きどころについて彼女に話を聞いた。

──カバーアルバムを出すことになった経緯を教えてもらえますか?

「10年ぐらい前にカバーアルバムブームがあったときに、私がやるなら20周年とかそういうスペシャルなタイミングでやりたいと思っていました。2020年に20周年を迎え、『クリカフェ』とかでも邦楽、洋楽問わずカバーを歌うとめっちゃ盛り上がっていたので、コロナウイルスの影響で遅れましたけど、このタイミングで出そうということになりました」

──選曲はどのように行っていったのですか?

「聴いてもらう方に聞くのがいちばん早いと思ってInstagramやTwitterなどで『もし私がカバーアルバムを出すとしたら何が聴きたい?』と問いかけました。そしたらすごくいろんな曲が集まって、でも歌ってみないとわからないのでスタジオに入ってワンコーラスずつ歌いました。全部で100曲近く歌ったと思うんですけど、そのなかから合わない曲、合う曲を選んでいきました」

──全13曲中12曲が男性曲ですが、自然にそういうラインナップになったんですか?

「私は女性曲も全然ありで歌いたい曲もいくつかあったんですけど、女性の私が女性の歌を歌っても普通になじんでしまう。原曲とあまり変わらなくなってしまうんです。それだったらむしろ男の人の曲のほうが合うところがあって、気付いたらほぼ男性曲になっていました(笑)」

──そのなかでご自身が特に「歌いたい!」と思った曲はどの曲ですか?

「歌いたかったのは唯一女性曲の『すき』。あとは『なんでもないや』と『I LOVE…』です。ちなみに『I LOVE…』は通常テンポとスローバージョンの2曲を収録しているんですが、原曲のリリースが2020年で近すぎるから絶対カバーの許可が出ないと思っていて。ダメ元でOfficial髭男dismさん側に私のデモを送ってみたら『歌が上手い人が歌ってくれるなら、いいですよ』って言ってくださいました」

──寛大(笑)。逆に、自分が歌うとは思わなかった意外な曲はありますか?

「『天体観測』です」

──確かに意外です。でも歌声もドラマチックなアレンジもすごく合っていました。原曲は突き抜けていくような疾走感が特徴的ですが、Crystal Kayさんバージョンは空へどんどん登っていくイメージが浮かびました。

「ありがとうございます。これは希望や勇気を感じさせる曲にしたいという想いで作ったんですが、歌うのは難しかったです(笑)。メロディが忙しいうえに言葉数がとても多くて追いつくのが大変なんです。でも、オリジナルのメロディをちゃんと聴いて忠実に大切に歌わないといけないと思ったから、自分になじむまで聴いて歌って聴いて歌ってを何度も繰り返しました。そしたら、だんだん自分の曲みたいな感覚になって歌うのがどんどん楽しくなっていきました」

──おっしゃるとおり、びっくりするほど“Crystal Kayの天体観測”になっていました(笑)。その一方であえてCrystal Kayっぽさを封印し、呟くように歌っていた「3月9日」も印象的でした。意識してそういう歌唱になったのですか?

「意識しました。今回は全体的に自分の曲ではないからこそ、オリジナルをちゃんとリスペクトしたいし、曲が持っている世界観と歌詞とメロディ、自分の声の3つの要素にフォーカスしたいと思っていて。その要素がちゃんと聞こえて、なおかつ余計なものを入れず音もなるべくシンプルにしたいというのをプロデューサーの方たちに伝えて作ってもらったんです。だから歌い方もあえてアレンジしていないです。“私がやっています”という感じは出さず、曲のよさとナチュラルに私の声を聴いてほしいと思って歌いました」

──「ただ…逢いたくて」はいかがでしたか? Crystal Kayさんの声にすごく合っている気がしたんですが。

「そのように聴こえてよかったです。でも、この曲はシンプルで逆に難しかったかもしれません(笑)。すごく耳なじみがある曲だから自分が歌っているのがちょっと不思議でした。でも、ただのカラオケみたいにしたくないし、ちゃんとアクセントとか言葉を届けられるように歌詞とかも『これってどういう意味なんだろう』『どういう想いなんだろう』って、歌う前にブレイクダウンして話し合っていきました」

──歌詞の解釈が特に難しかった曲はどれですか?

「すごく深いなと思ったのは『楓』。これは相手が亡くなっていても成立する歌詞じゃないですか。だからこそ切ないし、深いし、大きい。失恋の喪失ではなくもっと意味深い感じがあって歌っていても、考えさせられました」

──逆に共感しやすかった曲は?

「女性目線で歌っている『サウダージ』と、あとは『歌うたいのバラッド』は自分も歌うたいだから、入りやすかったです。ただ、歌い方に関しては歌詞だけでなく曲の雰囲気やアレンジによって変わるかもしれない。アゲアゲの曲だと自分っぽさをガンガン入れたほうがおもしろいだろうし、ロックなアレンジなら余計なことを考えずに歌えます。そのときそのときによって変わります」

──アレンジのほうも話し合いながら決めていったのですか?

「そうです。アレンジャーさんには『オリジナルの世界観を崩さず、でもCrystal Kay ワールドにしたい』ということをお伝えして作りました。だからどれもすごく気に入ったアレンジになっていて、しかもストリングスとか楽器の部分はほぼ生音なんです」

──とても贅沢ですね。

「超贅沢で本当にありがたいです。なので、聴くときはできればヘッドフォンでじっくり聴いてほしいです。そして、改めてこの曲たちがどれだけいい曲なのかを感じてほしいし、私の声も前面的に出しているので、そこも聴いていただければうれしいです」

──今回、カバーを聴いて改めて思ったのですが、Crystal Kayさんの声には子どもがまっすぐ歌うような無垢感がありますよね。歌のスキルが上がるとその無垢感がだんだんなくなっていくけれど、Crystal Kayさんは両方の要素を持っている稀有なアーティストだと思いました。

「それはすごくうれしいですが、自分ではあまり意識していなかったかも……。でも、母が『たまに子どもみたいな声出すよね』って言っていました。ラブソングだとちょっとかわいい声とか出たりするときがあって、『それは、ぶりっ子っぽいからちょっと抑えなさい』って言われたりします(笑)」

──全然ぶりっ子じゃないと思いますよ(笑)。ご自身は今回、カバーしたことで意外な引き出しや、改めて“Crystal Kayらしさ”を感じた部分はありましたか?

「まず、まっすぐ歌うのもいいなと思いました。あと私は高いキーで歌うことが多いけど、低いほうも出るのでオリジナルではそれはもっと聴かせていきたいなと。“Crystal Kayらしさ”に関しては……自分ではわからない。何だろう?(笑) でも、曲を自分のものにするテクニックはあるかもしれないです。今回もカバーではあるけど、“人の歌をそのまま歌っています”という感じにしたくなくて。『この曲、めっちゃ知っているけど、Crystal Kayの曲だっけ? あれ?』みたいな風にしたかったんです(笑)。ただ、このアルバムで私の歌を初めて聴く人もたくさんいると思っていて、そういう人たちには何も考えず楽しく、懐かしい感じを味わってほしいです。そして今は不安な毎日が続いていますけど、このアルバムで一瞬リセットというか。ヒーリングみたいな感じでチャージをしてもらえたらいいなと思います」

Album『I SING』NOW ON SALE UICV-1113 ¥3,000

月刊EXILE ( http://www.exilemagazine.jp/ )6月号より

 

 

Copyrighted Image