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長澤まさみ、最優秀主演女優賞初受賞で涙! コロナ禍の映画界へ思い語る

2021.03.20 Vol.Web original

 第44回日本アカデミー賞授賞式が19日、都内にて行われ、長澤まさみが『MOTHER マザー』で最優秀主演女優賞を初めて受賞した。

『MOTHER マザー』は祖父母殺害事件を起こした少年実話をベースに描いた大森立嗣監督作。長澤は複雑な愛憎を抱えるシングルマザーを熱演した。

 これまで、『世界の中心で、愛をさけぶ』『キングダム』で最優秀助演女優賞を、『海街diary』などで4度の優秀主演女優賞に輝いた長澤だが、最優秀主演女優賞を受賞するのはこれが初。

 笑顔でトロフィーを受け取った長澤。スピーチでは涙をあふれさせながら「本当にたくさんの方に支えられなければ、映画づくりはできないんだなと、去年、身に沁みて感じました」と語り「きっと本当は作りたかった映画も、去年、作れなかった人たちもたくさんいると思います。そして映画も公開できず、先延ばしになっている人たちもたくさんいると思います。その中で、映画を公開して、たくさんの方に見に行っていただけたことは、本当にうれしいですし、これからも誠実に映画づくりに向き合って、がんばっていきたいなと思います」と、決意を新たにした。

草彅剛、最優秀主演男優賞を初受賞!「慎吾ちゃん、吾郎さんも支えてくれた」

2021.03.20 Vol.Web original

 第44回日本アカデミー賞授賞式が19日、都内にて行われ、草彅剛が『ミッドナイトスワン』で最優秀主演男優賞を初受賞。同作は最優秀作品賞も受賞した。

『ミッドナイトスワン』は草彅剛がトランスジェンダーとして生きる主人公を演じた内田英治監督作。優秀主演男優賞の初受賞に続き、最優秀主演男優賞を初受賞した草彅。「頭が真っ白になってしまって」と苦笑しつつ「(香取)慎吾ちゃんとか(稲垣)吾郎さんとか本当に近い人たちが支えてくれて、今日ここの舞台に立てたんだなと思ってうれしいです。僕は代表として、賞をもらうということであって、一人の力では到底たどり着けないところ」と感謝。

 「一人ひとりの人生がよりよく自由に全うできるような作品作りと人との関わりの中で、これからも自分の人生を全うしていきたいと思います。会ったことがなくても遠くから応援してくれている方、本当にありがとうございます。これからも精進してして頑張ります」と感謝の言葉を紡いだ。

 同作で最優秀作品賞を受賞した内田監督は「当初は本当に何の後ろ盾もない映画だった」と振り返りつつ「それを草彅さん、(服部)樹咲さんたちに脚本を読んでいただき、1人、2人と増えていった。本当に映画は一人では作れないもの、そして観客あってこその映画なんだと思いました」と感動をあらわにした。草彅も驚きを隠せない様子で「いいんですか? 奇跡って起こるんだな」と話し「あきらめず一歩ずつでも進むと、何かいいことがあるんだなと思った。この映画を愛していただいて、ありがとうございました」と感激していた。

 他、長澤まさみが『MOTHER マザー』で最優秀主演女優賞を初受賞。また、昨年、米アカデミー賞で歴史的なオスカー受賞を果たした韓国映画『パラサイト 半地下の家族』が最優秀外国作品賞を、記録的大ヒットを果たしたアニメ『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が最優秀アニメーション作品賞と話題賞を受賞した。

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