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養蜂家が“蜂蜜コスメ”のイノベーションを早稲田大学で講義

2024.04.16 Vol.web original

 起業家などのトップリーダーを講師に迎える早稲田大学の特別講義「起業特論Aトップリーダーマネジメント」第1回が12日、同校にて開催。養蜂家のDD水谷氏が講師を務め、美容と蜂蜜を結び付けたイノベーションを生んだ、ものづくりへの情熱を語った。

 早稲田大学では、文部科学省が推進する「グローバルアントレプレナー育成促進事業」に選定されている「WASEDA-EDGE人材育成プログラム」の一環として、注目のトップリーダーを講師に招く特別講義「起業特論Aトップリーダーマネジメント」を開講(全7回)。第1回目は、第一部で早稲田大学研究院客員教授で本講義の担当教員でもある一般財団法人ピースコミュニケーション財団代表理事の一木広治氏、第二部で養蜂家のDD水谷氏が講師を務めた。

 第一部では一木氏が、業界を超えて各界の著名人や有名企業とつながりながら、SDGsを軸にした社会活動「ピースコミュニケーションプロジェクト」を展開している背景を紹介し「今は、一つの会社で一つのことをするのではなく、いろいろな人や企業が分野を超えてコラボレーションし、大きなプロジェクトを生み出す時代。皆さんも学ぶ分野や大学を超えた交流を意識してみては」とアドバイス。

 第2部では、蜂蜜を使用したコスメブランドHACCIの養蜂家・DD水谷氏が登壇。創業者・水谷仁美氏を母に持つ水谷氏。蜂蜜がまだ美容の分野で注目されていな時代に、仁美氏がコスメブランドを立ち上げ「蜂蜜で美容」のイメージを広めていった経緯を紹介しつつ「実は母は42歳まで普通の主婦でビジネスの知識もなかった。キッチンでの試行錯誤からスタートし、蜂蜜に美容成分を配合して“食べられるものであり、美容成分を混ぜることもできる”という新たな価値を生み出したのです。蜂蜜は保湿、殺菌、美白に生かすことができるのですが、当時はまだ蜂蜜が美容に良いことを知る人はほとんどおらず“蜂蜜を顔に塗るなんて…”という感じでした。そこを、老舗養蜂園の歴史と技術というバックグラウンドを生かしながら《はちみつ美容》のイメージを広めていったのです」と解説。

 最初に開発した商品は瞬く間にファン層を生み「銀座三越で3年間、この商品だけでビジネスすることができました。コスメブランドとしては新作を3年間も出さないというのは異例だと思います」と水谷氏。

 業界の常識に囚われないビジネス展開を紹介した一方、製品開発やブランド出店先に至るまで徹底的なこだわりも明かし「僕も並々ならぬ思いを持っているので、母ともよく言い合いにはなるのですが(笑)、うちのブランドのコンセプトとして、100年、200年愛されるものを、という思いが根底にあります。僕自身も、何が売れるかよりも、その時代に合った120%以上のものを作るという思いがブレることはありません」。

 授業の最後には受講者たちから「ビジネスであっても、夢を追い続けるために必要なことは」「昆虫食にも興味があるのだが、ネガティブな印象を持つ人も多く、社会的評価が低いもののブランド戦略をどうしたらよいか」など、熱心な質問が次々と上がっていた。

中川翔子、今年は人生激変「名前が変わった」島耕作も間違えたと聞き「よくあるんだな」

2023.11.14 Vol.Web Original

 タレントの中川翔子が11月14日、早稲田大学にて行われた「副知事 島耕作 就任式」に登場し、憧れのキャラクターとの共演に喜びを爆発させた。

ショーン・ペンが共同監督を務めたウクライナの現状をとらえたドキュメンタリー映画「Superpower」が早大で日本初上映

2023.06.08 Vol. Web Original

 米国の俳優ショーン・ペンとアーロン・カウフマンが共同監督を務めたドキュメンタリー映画「Superpower」のプレミア上映が6月7日、早稲田大学の大隈記念講堂小講堂で開催された。

 今回の上映は米国を拠点とする非営利団体「Humanity for Freedom」が実施する3日間のグローバルキャンペーン「72 Hours for Freedom」の一環として行われたもの。キャンペーンは世界5大陸で開催され、日本では早稲田大学で行われた。

 同作はコメディー俳優だったボロディミル・ゼレンスキーがウクライナの大統領になるまでのキャリアを追ったドキュメンタリーとして2021年より撮影を開始していた映画。しかし撮影隊がキーウを訪れている最中の2022年2月24日にロシアによるウクライナ侵攻が始まり、その様子を目の当たりにしたことで指導者としてのゼレンスキー大統領とウクライナの状況を映し出す作品となった。2月17日にはドイツで開催されていた「第73回ベルリン国際映画祭」で初上映され大きな反響を呼んだ。

 作品ではペン監督がゼレンスキー監督にインタビューする中で、その人となりが炙り出されていく。また、ロシアの空襲によって荒廃したウクライナ各地の街並みの模様も映され、改めて今回の戦争について深く考えさせられる作品となっている。

「活動のテーマは “日本を元気に!” 」一木広治氏、SDGsの課題解決を早稲田大で伝授

2023.05.02 Vol.Web Original

 早稲田大学では、文部科学省が推進する「グローバルアントレプレナー育成促進事業」に選定されている「WASEDA-EDGE人材育成プログラム」の一環として、注目のトップリーダーを講師に招く特別講義「起業特論Aトップリーダーマネジメント」を開講(全7回)。第1回目の講師は一般財団法人ピースコミュニケーション財団代表理事の一木広治氏だ。

元サッカー選手の水内猛と早稲田大学の学生が特別授業。「給食」をテーマに小学生がSDGsを学ぶ

2023.03.24 Vol.Web original

 品川区立八潮学園の6年生が3月16日、「SDGs(持続可能な開発目標)」について学習し、給食を題材に、フードロスや貧困などの社会課題を自分ごととして考えた。

 授業は、幅広い業界で活躍している有識者や企業・団体が連携し、SDGsのテーマに基づいてネットワークや情報を共有して平和な社会づくりにチャレンジするアクションプロジェクト&オピニオン参加型プロジェクト「SDGs ピースコミュニケーション」の一環として開発している、SDGs学習カリキュラムの実証実験として行われたもの。同学園の6年生104名が参加した。

 はじめに早稲田大学総合研究機構グローバル科学知融合研究所所長の朝日透氏が、SDGsに取り組む心構えを説明した。社会が抱えている難しい課題に挑戦して解決に貢献する人を「ソーシャル・アントレプレナー」と呼び、ワークを通して新しいことに挑戦することの大切さを呼びかけた。

実務者や経験者が高校生に説く。アントレプレナーシップを身に着けるために必要なものは何か?

2023.03.17 Vol.Web Original

「高校生アントレプレナーシップ シンポジウム」開催

 アントレプレナーシップを身に付けた人材育成を目指すことを目標にした「高校生アントレプレナーシップ シンポジウム」(主催:早稲田大学アントレプレナーシップセンター、W-EDGEユース・イノベーター(WEYI)育成プログラム)が3月17日、都内で開催された。

 この日は2部制で行われ、第1部ではアントレプレナーシップ教育に関わっている実務者や有識者、若いころからアントレプレナーとして活動している起業家を登壇者に招いてのパネルディスカッション。第2部では出雲充氏(文部科学省 起業家教育推進大使/日本経済団体連合会 審議員会副議長 スタートアップ委員長/株式会社ユーグレナ 代表取締役社長)の基調講演の後、ワークショップが行われた。

 冒頭、早稲田大学 リサーチイノベーションセンター 統括所長の柴山知也氏が「早稲田大学では高校生以前のアントレプレナーシップ人材育成の取り組みも開始している。本日のイベントを皮切りにさまざまなプログラムとイベントを消化していきたいと考えている。今回はそのキックオフとなる。これから登壇される方々のさまざまな話を参考に、多くの高校生が刺激を受けて起業家精神とはなんなのか、アントレプレナーシップとは何かということを改めて考え始めてもらえれば」などと挨拶。続いては坂本修一内閣官房内閣審議官が「未来社会の設計とアントレプレナーシップ」というテーマをまじえ挨拶した。

早稲田大学がスタートアップ強化に向け「WASEDA Startup Lounge」をオープン

2022.12.02 Vol.Web Original

 早稲田大学がスタートアップ創出・支援拠点である「アントレプレナーシップセンター」内の施設の一部を改修し、「WASEDA Startup Lounge」としてリニューアルオープン。12月1日にそのオープニングイベントと内覧会が行われた。

 同大では2022年度事業計画として「大学発スタートアップ創成の加速化」を掲げたのだが、今回のリニューアルはその取り組みの一環となるもの。

 イベントには2003年の卒業生である、株式会社メルカリ取締役会長で株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー代表取締役社長でもある小泉文明氏と2020年卒業でCulmony代表の岩澤直美氏が出席した。

 今回の施設改修では同センターの延べ面積801平方メートルのうち、151.7平方メートルを「WASEDA Startup Lounge」として整備。これまで同センターは、多くの学生が利用する東京メトロ早稲田駅からも最も遠い場所に位置し、アクセスの不便さや早大内での認知度の低さが課題だったのが、今回の改修にあたり「わざわざ足を運びたくなる魅力的なファシリティと快適なオフィス空間」「キャンパスの喧騒から離れているからこそビジネスに集中できる充実したコワーキングスペース」をコンセプトに、既存の早大内の施設とは一線を画す空間を構築することを目指したという。

50代で博士課程へ…いとうまい子が「学び」を求めた理由【対談】いとうまい子/早稲田大学理工学術院長・菅野重樹教授

2022.05.13 Vol.web original

女優・タレントとして芸能活動を続けながら40代で早稲田大学のeスクールに入学し、大学院博士課程を経て研究者となったいとうまい子と、ロボット工学の第一人者であり、早稲田大学理工学術院長として広い視野で教育・人材育成をリードする菅野重樹教授。2人が語る、これからの「学び」に必要な視点とは。

エステプロ・ラボの新ビジネスを3分でプレゼン!学生向け起業アイディアコンテスト

2022.04.23 Vol.Web Original

 新しいビジネスアイデアを3分間のプレゼンテーションで競い合うコンテスト「学生向け起業アイディアコンテスト」の本選が23日、新宿区の早稲田大学リサーチイノベーションセンターで開催された。

 今回のコンテストは、エステプロ・ラボをはじめとしたインナービューティブランド&ファスティング支援を展開するプロラボホールディングスに関するビジネスアイデアを3分間で表現し、プレゼンテーションするもの。

 予選を通過した11組の大学生・大学院生は、それぞれのチームが考え抜いた独自のプランを会場のスクリーンに資料を投影しながらプレゼンし、競い合った。

 厳正なる審査のうえ、グランプリに選ばれたのは、早稲田大学の小池伶佳さん、小山佳佑さん、西川貴章さん、粕谷向日葵さん、宋美慶さんのチームによる『ジャンク風健康食品レストラン』。

 審査委員長を務めた株式会社プロラボホールディングス代表取締役兼CEOの佐々木広行氏は「どれも甲乙つけがたいプレゼンで非常に刺激を受けました。学生の皆さんさんの着眼点・着想はさまざまで非常に貴重なコンテストだったと感じています。皆さんのような若い力で是非これからの日本を元気にしていってほしい」と語った。

 本選の模様は後日詳報する。

産学官民の有識者が「SDGsピースコミュニケーション」で意見交換 『BEYOND 2020 NEXT FORUM』最新トークセッションの模様を配信開始 

2022.03.28 Vol.Web Original

 

 2020年以降の日本の活性化をテーマに世代や業界を越えて有識者らが集う「BEYOND 2020 NEXT FORUM」が開催した「BEYOND 2020 NEXT FORUM -日本を元気に!JAPAN MOVE UP! ‐総合セッション」の配信が28日、スタートした。

 トークセッションは「SDGsピースコミュニケーション」をテーマに行われ、自民党政調会長特別補佐の中山泰秀氏、社会起業家の平原依文氏、モデルで商品アドバイザーの益若つばさ、ジャーナリストの堀潤氏ら有識者がパネラーとなって、「SDGs学習カリキュラム」、「SDGsとWell-being」、「SDGsとこども未来国連」の3つのセッションが行われた。

 セッションの様子は28日18時から、You Tubeの「TOKYO HEADLINE」チャンネルで無料で見られる。

 また、ラジオ番組 『JAPAN MOVE UP!』(TOKYO FM、毎週土曜21時30分〜21時55分)で、4月9・16・23日の3週にわたって放送予定。

 

早稲田が変われば日本社会が変わる!【鈴木寛の「REIWA飛耳長目録」第14回】

2022.02.14 Vol.web Original

 

 大学受験シーズン真っ只中ですが、先日、あるネット記事に目が止まり、フェイスブックにシェアをしました。朝日新聞EduAで今月9日、掲載した早稲田大学の恩藏直人常任理事へのインタビュー記事です。

 記事のテーマはAO入試(総合型選抜)。AOを経て入学した学生のGPA(成績評価)が高い傾向から、各大学が積極的に受け入れるようになっている流れを受け、早稲田の取り組みを恩蔵先生に尋ねたものですが、先生は、私が文科大臣補佐官時代、高大接続システム改革会議の委員のお一人でした。

 当時からAO経由の学生の手応えは伺っておりましたが、その後も堅調なようです。取材に対し、AO入試学生のGPAについて「全般的に結構高い」と述べられ、「受験する学部を第一志望にしていて、入学後の目的がはっきりしているためでしょう」と分析されています。また、指定校推薦についても「地方出身者の割合が多く、GPAも平均値よりやや高い」ということでした。

 そして気になる多数派、一般入試からの学生のGPAはどうか。「どの学部でもGPAで並べると平均的」と安定しており、問題視する声はないとのことですが、改革の手を緩めません。本欄でも以前書きましたが、看板の政治経済学部の入試で記述式を導入し、数学ⅠAを必修に。商学部でも数学ありの入試枠を増やしました。

 ご記憶の方もおられるかもしれませんが、8年前、私は早稲田の暗記偏重の入試スタイルを変えるべきと、ネットメディアの記事で強くご提案したこともありました。マークシート型、暗記型に偏りすぎた旧来型の入試では、AIが進化する近未来を担う人材育成に相応しくないと考え、思考力・論述力や探究活動の実績など多面的な評価を増やしていくべきと考えたからです。

 早稲田は私立大学受験者数のトップ3に常に入っておりました。誰もが認める私学の雄である早稲田の入試が変われば、受験生の多くを占める日本の私立大文系志望者の学びが変わっていくという、入試改革の“トリクルダウン”効果を期待し、強く改善を求めました。大学から私の書いた記事にご指摘を受けたこともありましたが、隔世の感があります。鎌田薫前学長、田中愛治現学長、恩蔵常任理事はじめ、関係者の皆様のご努力に改めて敬意を表したいと思います。

 この間の大学入試改革のMVPは明らかに早稲田大学です。同校の本気度が十分に伝わります。各大学もこれに見習い、切磋琢磨しながら、10年後面白い人材を輩出していきたいものです。
(東大・慶応大教授)

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