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バンタム級王者・朝倉海とRENAが緊急参戦。海は元パンクラス王者・昇侍と対戦【RIZIN.24】

2020.09.15 Vol.Web Original

「RIZINが困っている時こそ、盛り上げるのがチャンピオンの責任」

 RIZINが9月15日、オンラインで会見し「RIZIN.24」(‪9月27日‬、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の追加対戦カードを発表した。

 現バンタム級王者の朝倉海(トライフォース赤坂)とシュートボクシング(SB)女子世界フライ級王者のRENA(シーザージム)の電撃参戦が決まった。

 この2人については9月13日に行われた会見で榊原信行CEOがかねてからオファーをしていることを明かし、参戦を熱望していた。

 朝倉は元ライト級キング・オブ・パンクラシストの昇侍(KIBAマーシャルアーツクラブ)とスーパーファイトで対戦する。

 昇侍は「このような機会をいただいて光栄に思っている。格闘技を始めて苦節18年。いろいろなきつい思いも苦しい思いもうれしい思いもたくさん経験してきたが、それを何倍も超える自分では考えられないような大チャンス。最大で最高の相手と戦えることにすごく感謝している。今、日本のバンタム級で最強の男と戦えるということは格闘家にとってどれだけ名誉なことなのかというのは言うまでもないが、自分の18年の思いをぶつけたい。(朝倉は)ポテンシャルも身体能力も才能もあるし、これからまだまだ世界に名を馳せていく選手だと思っている。ただ、こんな自分でも、自分を信じて頑張っていけば、こんなチャンスをつかむことができる。“時に精神は肉体を凌駕する”という言葉がありますが、これから格闘技を目指す若者とか、同世代でも頑張っている格闘家、そういった人たちの希望となるべく、9月27日、さいたまスーパーアリーナでは思いの強さで自分の実力以上の何倍もの力を出して頑張っていきたい」とこの試合に向けての決意を熱く語った。

朝倉海がバンタム級王座獲得「負けたら終わりと思っていた」【RIZIN.23】

2020.08.10 Vol.Web Original

横浜2連戦の大トリを飾る

 RIZINの横浜2連戦の最終日「RIZIN.23 – CALLING OVER -」が8月10日、神奈川・ぴあアリーナMMで開催された。

 メインで行われた「RIZINバンタム級タイトルマッチ」で朝倉海(トライフォース赤坂)と扇久保博正(パラエストラ松戸)が対戦し、朝倉が1RでTKO勝ちを収め第3代王者となった。

 同王座は初代王者の堀口恭司が朝倉との防衛戦を前にケガのため返上。昨年大晦日に朝倉とマネル・ケイプが王座決定戦を行い、ケイプが第2代王者となったが、今春にケイプがUFC参戦を表明し、一度も防衛戦を行わず返上。今回、堀口に挑戦予定だった朝倉とケイプに挑戦予定だった扇久保の間で王座決定戦が行われることとなった。

 RIZINは2月に静岡・浜松で2020年をスタート。4月に横浜アリーナでの大会を予定していたが、新型コロナの感染拡大予防による緊急事態宣言などがあり、開催を中止。計画していた仙台大会と大阪大会と合わせて3大会が中止となっていた。新型コロナの感染拡大にひと段落がついた7月上旬に8月9、10日の横浜2連戦の開催を発表。第1弾カード発表会見でこのカードが2連戦の大トリを務めることが発表された。

「声出し観戦禁止」に朝倉海「思わず声が出ちゃうものは仕方がない」と壮絶決着を予告【RIZIN】

2020.07.27 Vol.Web Original

横浜市の林文子市長を表敬訪問

「RIZIN.23」(8月10日、神奈川・ぴあアリーナMM)のメインで行われる「RIZINバンタム級王座決定戦」に出場する朝倉海(トライフォース赤坂)が7月27日、新型コロナウイルスの影響による停滞ムードを一気に吹っ飛ばすような勝利を約束した。

 朝倉はマネル・ケイプが返上し、空位となったバンタム級王座をかけて修斗世界フライ級王者の扇久保博正(パラエストラ松戸)と対戦する。

 この日は会場のぴあアリーナMMがある神奈川県横浜市の林文子市長を表敬訪問。林市長に「コロナで日本中、暗いニュースが多いので、こういう時に格闘技で熱い試合をして明るくできたらいいなと思っています。面白い試合をしたいと思います」と全力ファイトを約束した。

 表敬訪問後にはメディアの取材に応じ、改めて「格闘技は一番盛り上がるというか、明るくなるきっかけになると思う。それのきっかけになるような面白い試合を世間に届けたい」などと話した。

扇久保と朝倉海がバンタム級王座決定戦。浅倉カンナは初の年下・古瀬を迎撃【RIZIN】

2020.07.09 Vol.Web Original

海「今後のRIZINのために絶対に俺が勝たないといけない」、扇久保「やっとたどり着けた感じ。最高の試合を見せたい」

 RIZINが7月9日、都内で会見を開き8月9、10日に神奈川・横浜のぴあアリーナMMで開催される「RIZIN.22」と「RIZIN.23」の第1弾対戦カードを発表した。

 RIZINは新型コロナウイルスの影響で4月の横浜、以降に予定されていた仙台大会ら計3大会を中止。長く大会を開けない状況となっていたが、6日に会見を行い、8月に2大会を行うことを発表していた。

 この日は合わせて8カードを発表。2日目(10日)のメインでマネル・ケイプがUFCに戦場を移したことから空位となったバンタム級の王者決定戦として扇久保博正(パラエストラ松戸)vs朝倉海(トライフォース赤坂)の一戦が行われる。

 朝倉は「大晦日ぶりの試合ですが、前回の試合からたくさんのことを学んで強くなって帰ってきた。タイトルマッチということで、今後のRIZINのために絶対に俺が勝たないといけない。確実に勝って、俺がRIZINを引っ張っていく」とベルト奪取はもちろん、エースの座をも手中に収める決意を見せた。

 扇久保は「今までいろんなことがあって、やっとたどり着けた感じ。最高の試合を見せたい。朝倉選手を倒したい」と大一番への思いを語ると「海選手、いい試合をしましょう」と呼びかけた。

初参戦の井上直樹がケイプ、堀口、海との対戦見据える【2・22 RIZIN.21】

2020.02.18 Vol.Web Original

日本人史上最年少のUFCファイターがRIZIN殴り込み

「RIZIN.21」(2月22日、静岡・浜松アリーナ)でRIZIN初参戦を果たす井上直樹が2月18日、神奈川県のSONIC SQUAD JIUJITSU & MMAで公開練習を行った。

 井上は現在拠点を米ニューヨークのセラ・ロンゴ・ファイトチームに置いており、2日前に帰国。「日本からニューヨークに行く時は1週間くらい時差ボケが取れないが、ニューヨークからこっちに来る分には全然大丈夫」と言うように、3分間のミット打ちでは軽快な動きを見せた。

 井上は2017年に日本人としては史上最年少の19歳でUFCと契約。しかしフライ級の廃止に伴いUFCを離れると、昨年12月にDEEPで2年10カ月ぶりの日本復帰を果たし、未知の階級であるバンタム級で北田俊亮に一本勝ちを収め、今回、RIZINに乗り込んできた。

 RIZINについては「パフォーマンスがしっかりしていて、お客さんがしっかり楽しめるような感じになっている。そこに自分も参戦できるのはうれしく思う。バンタム級がすごく盛り上がっていて、世界のトップレベルの選手たちが集まっているので、そこで自分の力を証明していけたらなと思っています」と話した。

 今回対戦するトレント・ガーダムについては「自分と同い年の22歳で、しかも戦績も同じようなものでいい選手だと思っていた。この前のRIZINのビクター・ヘンリー戦を見ても、うまいいい選手だなと思っていた」と話す。

マネル・ケイプが朝倉海にTKO勝ちでバンタム級王座獲得【12・31 RIZIN】

2020.01.01 Vol.Web Original

RIZINバンタム級戦線の混沌に拍車

「RIZIN.20」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)のメインで行われた「バンタム級王座決定戦」で朝倉海とマネル・ケイプが対戦。2RTKOでケイプが勝利を収め、王座を獲得した。

 8月の“絶対王者”堀口恭司の敗戦から続くRIZINバンタム級戦線の混沌に拍車がかかった。

 朝倉は今年8月に絶対王者だった堀口恭司、10月に元UFCファイターの佐々木憂流迦をともに1分前後で秒殺。この大晦日には堀口とのタイトル戦が行われる予定だったが、堀口のケガで対戦が流れ、ケイプとタイトルをかけて戦うこととなった。

 1R、互いに軽やかなステップを踏みながら攻撃の糸口探る。ケイプはタックルにいくが、これは朝倉が切る。またもタイミングを図り合うなか、ケイプの左ストレートがヒット。海はバックステップで距離を取って呼び込むとパンチの打ち合いに。また距離を取る2人がが、今度はケイプが左ハイキック。そこからケイプが追うか、深追いはしない。

朝倉海がケイプの挑発に最近封印の“ごんた顔”解禁【12・31 RIZIN】

2019.12.30 Vol.Web Original

一触即発のにらみ合いにケンカモード発動

「RIZIN.20」(12月31日、埼玉・スーパーアリーナ)の前日計量が12月30日、都内のホテルで開催された。

 大会に出場する28選手すべてが1回で規定体重をクリア。全試合が成立した。

 メインで行われる「バンタム級タイトルマッチ」で対戦する朝倉海とマネル・ケイプは計量後のフェイストゥフェイスでケイプが思い切り海に顔を近づけると海もぐいと顔を近づけにらみ合い一触即発。ケイプの挑発にスイッチが入った海は最近さまざまな取材時に見せるにこやかな表情とは打って変わり、完全なケンカモードの表情に。

 これに気付いた計量立会人でRIZINで解説を務める髙田延彦ら関係者が割って入り、事なきを得た。

 計量終了後には両選手がマイクを握り、翌日に控えたタイトル戦に向けての決意をアピール。

朝倉海「しっかり勝ちに行ってチャンスがあれば倒しにいく」【12・31 RIZIN】

2019.12.28 Vol.Web Original

メインでケイプとバンタム級タイトルマッチ

「RIZIN.20」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の大会前会見が12月28日、都内で開催された。

 メインで行われる「バンタム級タイトルマッチ」でマネル・ケイプと対戦する朝倉海はリラックスムードで「いよいよ試合がきたなという感じ。楽しみ」と話した。

 改めてケイプの印象を問われると「しっかり頭を使って戦略を練って戦ってくる。意外と慎重。打撃での展開が多くなると思うが、寝技での展開も作ってトータルで勝負したい」と話した。

 2人は昨年5月に対戦し、その時は朝倉が2-1の判定で勝利を収めている。この日挙げた印象については「もとからそうですが、最近特にそんな感じがします。だいぶ慎重になったのかなと思う」とファイターとしての傾向はあまり変わっていないととらえているよう。しかし「(ケイプの実力は)伸びていると思う。でも直近の2試合が打撃を苦手とする選手相手のKOであまり参考にならない。打撃が強い選手とやったときにどうなるかは分からない」といつものように相手への警戒と分析を見せた。
 
 かねてからケイプが「2Rで倒す」と言っていることについては「倒そう倒そうという感じではなく、しっかり勝ちに行ってチャンスがあれば倒しにいき結果的に最後KOできたらいい」と応じた。

 今回のケイプ戦に向けてはボクシングとレスリングの練習に時間をかけたという。レスリングについては「今回必要だと思ったので強化した。テイクダウンも狙ってくることを想定しているし、こちらから取りに行く展開も作りたいという思いがある」と話すなど、ここ2試合のような秒殺KOのような展開にはならないと読んでいるようだ。

RIZINマッチメーカーの柏木氏が朝倉海について「まだ分からない」と意味深発言【髙田横粂の世相談義】

2019.12.24 Vol.Web Original

髙田と柏木氏が年末の2大会の見どころを解説

 RIZINの解説を務める髙田延彦とマッチメーカーを務める柏木信吾氏が12月23日、年末に開催される「BELLATOR JAPAN」(12月29日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)と「RIZIN.20」(12月31日、同)の見どころを解説した。

 この日、柏木氏は髙田と弁護士で元衆議院議員の横粂勝仁氏がMCを務めるインターネット配信番組「髙田横粂の世相談義」に出演した。

 柏木氏はそのコネクションを生かし、格闘技業界で長く海外選手のブッキングを務め、RIZINにも旗揚げから参加。選手を最も身近で見ている人物でもある。

 その柏木氏が注目するのは大晦日に準決勝と決勝が行われるライト級GP。日本人選手が勝ち残れなかったことから、やや注目度が下がってしまったのだが、柏木氏はベスト4に残った選手たちの実力を高く評価。

「第1試合のジョニー・ケースvsトフィック・ムサエフ。いきなりすごい試合が組まれた。昨年から勝ち続けている日本で負けなしの選手たち。トーナメントなので次も考えて作戦を練ってくると思う。相性でいうとケースのほうが完成された選手。ムサエフは攻撃力に特化している。ムサエフの攻撃力がケースの総合力やファイトIQにどこまで食い込んでいけるのか。この2人とパトリッキー・“ピットブル”・フレイレはトーナメントの戦略を立ててくると思う。決勝のことを考えて準決勝を戦うと思うがルイス・グスタボは考えない。準決勝にかけて戦ってくる。先のことを考えない強さが見られるかもしれない。経験値や実績はフレイレが上だがトーナメントを荒らすのはグスタボ」などとグスタボをキーマンに指名した。

 また「世界中でワンデイトーナメントは開催されるが、1回戦は1Rだけで決勝が3Rといったケースが多い。1回戦から3RやらせるのはRIZINのグランプリだけ。世界で一番過酷なトーナメント」などと説明。そして今回のトーナメントにあたっては「準決勝が死闘になりすぎて、決勝を行うことができない可能性もあるかも…」との懸念も漏らした。

【インタビュー】朝倉海 格闘技界に最大の衝撃を与えた男が令和元年を締めくくる

2019.12.17 Vol.725

 今年のRIZINは絶対王者と思われていた堀口恭司が朝倉海に敗れるというエポックメイキング的な出来事があった。大晦日にはタイトルをかけての再戦が予定されていたが堀口がケガで欠場。この対戦が来年以降に持ち越しとなったことで、現在、RIZINの男子の中心軸は朝倉海が担うこととなった。

朝倉海「僕の試合で今年を締めくくりたい」とメインを志願【12・31 RIZIN.20】

2019.12.12 Vol.Web Original

大晦日にバンタム級王座をかけてマネル・ケイプと対戦

「RIZIN.20」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)に出場する朝倉海が12月12日、都内にある所属ジムで公開練習を行った。

 朝倉は2分間のシャドーボクシングではキレのある動きとスピード感のあるパンチを放ち、仕上がりの良さを感じさせ、練習後に行われた会見でも「めちゃめちゃいい。ケガもなく動きもいい」と笑顔を見せた。

 朝倉は当初、堀口恭司の持つRIZINバンタム級王座に挑戦する予定だったのだが、堀口がケガで欠場となり、かつ王座を返上したためマネル・ケイプと同王座をかけて戦うこととなった。

 ケイプとは昨年5月に対戦し、2-1の判定で勝利を収めているのだが、微妙な判定にケイプが不満を漏らし、事あるごとにトラッシュトークを仕掛けるという状況になっていた。

 朝倉は試合にあたっては相手を徹底的に分析したうえで綿密なプランを立てて臨むのだが「分析も終わっている。1回やっているので分かっているところもある。1年半経ってお互いに成長している部分はあるが、それも考えながら対策を立てている」と今回も万全のよう。

 前回の対戦については「あの時は僕の技術が全然なかった。その中で組み立てた試合。そもそも実力がまだなかった。それでああいう苦しい展開となったが、今やれば全然違う展開になる」と振り返り、今回の試合については「お互いにすべての面で成長しているので、試合自体がハイレベルなものになると思う。ケイプは結構頑丈なので、一方的な展開になって簡単に倒せるとは思っていない。ただ普通にやれば勝てると思っている」と話した。

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