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安保瑠輝也が2度のダウンを奪い宇佐美に判定勝ち。試合後、木村ミノルをリングに上げようとするも未遂に終わる【RIZIN.44】

2023.09.24 Vol.Web Original

「RIZIN.44」(9月24日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)でキックボクシングルールで元K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の安保瑠輝也(MFL team CLUB es)と宇佐美正パトリック(Battle-Box)が対戦し、安保が2度のダウンを奪い判定勝ちを収めた。

 2人はカード発表会見、前々日インタビュー、その間もSNS等で互いに挑発し合い、前日計量ではあわや乱闘というところまでヒートアップしていた。

 宇佐美は昨年10月からRIZINに参戦し、元修斗環太平洋ライト級王者のベテラン・佐々木信治、第2代RISEウェルター級王者の“ブラックパンサー”ベイノアを相手に2連勝。4月の「RIZIN.41」では第3代HEATライト級王者でROAD FC、修斗、AFCなどさまざまな団体でキャリアを積むキム・ギョンピョ(韓国/Redhorse MMA)に一本負けを喫し、今回が再起戦だった。打撃に関しては幼少期に極真空手を始め、その後転向したボクシングでは高校6冠を達成。2018年8月のAIBA世界ユース選手権では銅メダルを獲得。大学に進学後は東京オリンピック選考会の準決勝にまで進出している。

 安保は初参戦となった今年5月の「RIZIN.42」で「K-1 WORLDMAX」で活躍した古豪ブアカーオ・バンチャメークと対戦もドローに終わっていた。

安保瑠輝也が出場停止中の木村ミノルに来場呼び掛け「リングサイドで見とけって」【RIZIN.44】

2023.09.22 Vol. Web Original

「RIZIN.44」(9月24日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前々日インタビューが9月22日、都内で開催され、元K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の安保瑠輝也(MFL team CLUB es)がドーピング違反で出場停止中の木村“フィリップ”ミノル(Battle-Box)に来場を呼び掛けた。

 安保は今大会ではキックボクシングルールで木村と同門の宇佐美正パトリック(Battle-Box)と対戦する。
 
 安保は木村が出場停止期間が明けた際の対戦をアピールしているのだが「(会場に)来るでしょ? 来ないんですか? “木村、絶対に来いよ!”と書いておいてください。リングサイドで見とけって」と木村に来場を呼び掛けた。

 木村との対戦に批判的な意見については「なんで? 戦うのは俺。俺がOKって言えばいいんじゃないかと。KOされたらダメージを食らうの俺だし、次の選手が嫌ならやらなければいい。RIZINも出さなければいい。対戦相手の俺がOKならOK。あんまり見たくないなら“やらんぞ”って逆に思ってます(笑)」などと語った。

巌流島事務局が昨年12月の木村ミノルvs矢地祐介戦を無効試合に。日本格闘技界の現状を解説したうえで改善点も指摘

2023.09.06 Vol.Web Original

 INOKI BOM-BA-YE 巌流島事務局が9月6日、昨年12月28日に両国国技館で開催した『INOKI BOM-BA-YE×巌流島』で行われた木村“フィリップ”ミノル vs 矢地祐介の一戦を「ノーコンテスト=無効試合」とすることを発表した。

 試合は1Rがキックルール、2RがMMAルールのMIXルールで行われ、木村が1R1分58秒でKO勝ちを収めていた。

 今回の処置は9月2日行われたRIZINの会見で木村が6月24日開催のRIZIN北海道大会の試合後のドーピング検査が「陽性」判定となったことを発表したことを受けてのもの。

「INOKI BOM-BA-YE×巌流島」では、選手を試合後に無作為に選定し、巌流島旗揚げ以来行っている国内の医療機関によるドーピング検査を行っていたが、木村はこの時の検査では陽性反応は検出されず。厳密に言えば12・28大会においては陽性反応が認められなかったため、規定違反を犯しているわけではないが、木村が2日の会見で同大会においても禁止薬物を使用していたことを告白したことを重く受け止め、今回の裁定となった。契約書上はドーピング違反を起こした場合の罰則規定も盛り込んでいるが、規定違反にはあたらないため罰金等のペナルティは課していないという。

 巌流島事務局としては12・28大会で陽性反応が検出されず、RIZINでは陽性反応が出たことについてはRIZINが行っている米国のアスレチック・コミッション・レベルのドーピング検査との精度のレベル差だと判断している。

安保瑠輝也が宇佐美正パトリックの「ボディーで沈める」にカチン。「顔面にヒザ合わせたる」【RIZIN.44】

2023.09.02 Vol.Web Original

「RIZIN.44」(9月24日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)のカード発表会見が9月2日、都内で開催された。

 5月の「RIZIN.42」でRIZIN初参戦を果たし、ブアカーオ・バンチャメークとドローに終わった安保瑠輝也(MFL team CLUB es)が2度目の参戦で宇佐美正パトリック(Battle-Box)とキックボクシングルールで対戦する。

 宇佐美は昨年10月の「RIZIN.39」で初参戦を果たすとベテランの佐々木信治にTKO勝ち、大晦日には“ブラックパンサー”ベイノアに1RKO勝ちを収めるも、今年4月にキム・ギョンピョに一本負けを喫し、今回が再起戦。初めてのキックルールでの試合となるが、打撃に関しては幼少期から極真空手を始め、数々のタイトルを獲得。その後、ボクシングに転向し、高校では国体、インターハイ、全国選抜でそれぞれ2度の優勝を果たし、ボクシング高校6冠を達成。東京オリンピックの選考会でも準決勝まで進んでいる。

 安保は6月の札幌大会で約6年9カ月ぶりのRIZIN参戦を果たした木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Battle-Box)との対戦機運が高まっていたのだが、この日、木村が試合の際に行われたドーピング検査で陽性判定が出たことが発表されたことから、その対戦は幻に。木村と同門の宇佐美との対戦となった。

木村ミノルがドーピング検査で陽性判定。K-1離脱後にモチベーション維持のために使用【RIZIN】

2023.09.02 Vol.Web Original

 RIZINが9月2日、都内で会見を開き、「RIZIN.43」(6月24日、北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)で約6年9カ月ぶりの参戦を果たした木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Battle-Box)が試合の際に受けたドーピング検査で陽性の判定が出たことを発表した。

 木村については榊原信行CEOが大会後の総括で木村本人が疑惑払拭のためにドーピング検査を受け入れ、結果は約1カ月後に出ることを明かしていた。

 木村はロクク・ダリとキックボクシングルールで対戦し、1R1分8秒でKO勝ちを収めていた。

 会見の冒頭、榊原氏は「ようやく検査結果が出た。陽性ということでドーピングをしていたことが判明したことになる。僕らからすると“やってないと言っていたじゃない。ウソをつかれたのか。話にならない”というのが正直なところ」などと厳しい言葉を口にした。

 今回のドーピング検査については「格闘技においてはアンチドーピングというのは世界的にも声高に叫ばれている。アメリカでは政府機関のアスレチックコミッションがあり、そこが第三者機関としてUFCに出場する選手たちのドーピングチェックをしている。日本の場合、格闘技に限らず、スポーツ界のドーピングチェックがどうなっているかというと、WADAといったアンチドーピング機構は五輪に準じた競技やそれに該当する選手のドーピング検査は抜き打ちでやっている。しかし僕らが検査をしたいと言っても日本に民間の検査機関はない。2015年のRIZINの旗揚げ以来、古き良きPRIDE時代と違い、常にドーピングは世界的に叫ばれてきた。しかし日本の中で政府機関とかきちんとしたレギュレーションはなく、サッカーも野球も独自の基準の中で検査をしている。格闘技界に至ってはそういうことが連携して行われていない。そういうわけにはいかないだろうということで、2015年の旗揚げ以来、タイトル戦とグランプリに出場する選手全員の検体を取って、日本国内に検査をしてもらえる機関がないので、アメリカのWADAの検査機関に送って細かく検査してもらっている。公表はしてこなかったが、これまでタイトル戦とグランプリに出場する選手は全員行っている。それだけだと選手たちにドーピングをすることについて、ダメだということを啓蒙するというか意識を高めてもらうことができないので、大会ごとにアットランダムに選手を選んで抜き打ちで検査はしている。何が正しいかは日進月歩だとは思うが、我々的にはそういうふうに選手たちの意識を啓蒙しつつ検査をしてきた」などと今回の木村の検査とこれまでのRIZINのドーピングに対する取り組みを説明した。これまでは出場選手がRIZINの専属選手であるわけではないこともあり、公表することはなく契約における罰則規定で対応してきたが「木村選手の結果を受けて、今後はタイトル戦とグランプリに出場する選手については結果を公表する」という。

木村ミノルがキックの魅力を伝えるために世界の強豪との対戦を希望。パッキャオ戦、ヒジありルールにも意欲【RIZIN.43】

2023.06.25 Vol.Web Original

 前K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者の木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Battle Box)が「RIZIN.43」(6月24日、北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)で同団体に約6年9カ月ぶりの参戦を果たした。

 試合ではロクク・ダリ(コンゴ/TRI.H Studio)と対戦し、わずか68秒で戦慄のKO勝ちを収め、試合後のマイクではRIZINでのキックボクシングの主役獲りを宣言した。

 試合後の会見では「まずKOで勝ってホッとしています」と笑顔を見せた。今後については「まず今回、インパクトを残して勝つっていう自分の最低限の目標はクリアできたと思っているので、次も見たい試合をしっかり見せて、見てもらいたい、求められている結果をちゃんと出せるような体をつくってまた頑張りたい。みんなRIZINを“総合の舞台だから”という言い方をするんですけど、僕はそうは思っていなくて。もともとキックボクシングも一緒に大会でやっているような団体ですので、盛り上がったほうが主流なだけで、総合の団体だからってわけじゃないと思っているので。そこをキックボクシングでかき乱してもっと盛り上げられたらキックボクシングのほうが盛り上がっちゃうんじゃないの?っていうのがあるんですけどね。僕的には。僕みたいに盛り上げる選手がいっぱいいればもっとできると思うのですけど」と語った。

木村ミノルが戦慄の68秒硬直KO勝ち。ブアカーオと安保瑠輝也に「かかってこい」とキックの主役獲りを宣言【RIZIN.43】

2023.06.24 Vol.Web Original

「RIZIN.43」(6月24日、北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)で約6年9カ月ぶりの参戦を果たした前K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者の木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Battle Box)がロクク・ダリ(コンゴ/TRI.H Studio)と対戦し、わずか68秒で戦慄のKO勝ちを収めた。

 木村は昨年11月にはK-1との契約が円満に終了。昨年12月28日に行われた「INOKI BOM-BA-YE×巌流島 in 両国」でキックとMMAのミックスルールでRIZINファイターの矢地祐介と復帰戦を戦い、1RKO勝ちを収めた。今年3月にはKNOCK OUTに初参戦し、現KNOCK OUT-REDスーパーウェルター級王者のクンタップ・チャロンチャイ(タイ/BTC GYM)と対戦。前日計量で1.75kgオーバーという失態を犯したが、試合では1R32秒でKO勝ちを収めている。

木村ミノルが規定体重より−500gで計量クリア。「僕の拳に詰まってる浪漫をみんなに魅せます!」【RIZIN.43】

2023.06.24 Vol.Web Original

「RIZIN.43」(6月24日、北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)の前日計量が6月23日、札幌市内で行われた。

 約6年9カ月ぶりのRIZIN参戦を果たす前K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者の木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Battle Box)が72.50kgで規定体重をクリアした。

 木村はRIZINキックボクシングルールの3分3R、73.0kg契約でロクク・ダリ(コンゴ/TRI.H Studio)と対戦する。ダリは72.90kgで計量をクリアした。

 木村は22日に行われた前々日インタビューでは「本当に過去で一番仕上がった」と笑顔を見せ、体重についても「もうリミットは切っている」と語っていた。

 木村は計量後に「今回は7年ぶりのRIZINですが、僕がこの年月で感じた事、経験した事、その経験全てをリングに昇華する事が格闘家としての使命だと思うので、僕の拳に詰まってる浪漫をみんなに魅せます! 絶好調なのでブチカマします!!」などと語った。

木村ミノルが「人としてシンプルに強いというところを見せる。反則を食らってでも勝つくらいの意識」と早くも闘争心全開【RIZIN.43】

2023.06.22 Vol.Web Original

「RIZIN.43」(6月24日、北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)の前々日インタビューが6月22日に行われ、約6年9カ月ぶりの参戦を果たす前K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者の木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Battle Box)が「本当に過去で一番仕上がった。早く見せたい」と笑顔を見せた。

 木村はRIZIN キックボクシングルールの3分3R、73.0kg契約でロクク・ダリ(コンゴ/TRI.H Studio)と対戦する。

 木村は2021年12月に行われたK-1大阪大会で和島大海を相手に防衛戦を行い敗戦。その後、ボクシング転向を表明し、昨年11月にはK-1との契約が円満に終了。昨年12月28日に行われた「INOKI BOM-BA-YE×巌流島 in 両国」でキックとMMAのミックスルールでRIZINファイターの矢地祐介と復帰戦を戦い、1RKO勝ちを収めた。今年3月にはKNOCK OUTに初参戦し、現KNOCK OUT-REDスーパーウェルター級王者のクンタップ・チャロンチャイ(タイ/BTC GYM)と対戦。前日計量で1.75kgオーバーという失態を犯したが、試合では1R32秒でKO勝ちを収めている。

 会見場に現れた時から笑顔の木村は「めちゃくちゃコンディションが良くて、早く試合がしたいというのが率直な感想」と仕上がりの良さをうかがわせた。

木村ミノルが約6年9カ月ぶりに参戦「キックボクシングでRIZINの主役になりに来た」【RIZIN.43】

2023.06.02 Vol.Web Original

 RIZINの北海道初上陸となる「RIZIN.43」(6月24日、北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)の追加カード発表会見が6月2日、都内で開催された。

 前K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者の木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Battle Box)がRIZINに約6年9カ月ぶりの参戦を果たし、ロクク・ダリ(コンゴ/TRI.H Studio)と対戦する。試合はRIZIN キックボクシングルールの3分3R、73.0kg契約で行われる。

 木村は2021年12月に行われたK-1大阪大会で“K-1ファイナルマッチ”として和島大海を相手に防衛戦を行い敗戦。その後、ボクシング転向を表明し、昨年11月には自身のSNSでK-1との契約が円満に終了したことを報告した。そして昨年12月28日に行われた「INOKI BOM-BA-YE×巌流島 in 両国」でキックとMMAのミックスルールでRIZINファイターの矢地祐介と復帰戦を戦い、1RKO勝ちを収め復活。今年3月にはKNOCK OUTの初のビッグマッチとなった「KNOCK OUT 2023 SUPER BOUT “BLAZE”」(国立代々木競技場 第二体育館)に出場し、現KNOCK OUT-REDスーパーウェルター級王者のクンタップ・チャロンチャイ(タイ/BTC GYM)と対戦。前日計量で1.75kgオーバーという失態を犯したが、試合では1R32秒でKO勝ちを収めた。

木村ミノルが戦慄の32秒KO勝ち。改めてパッキャオ戦をアピール【KNOCK OUT】

2023.03.06 Vol.Web Original

 前K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者の木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Battle Box)が3月5日、改めてプロボクシングの6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)との対戦をアピールした。

 木村はこの日、新生KNOCK OUT初のビッグマッチとなる「KNOCK OUT 2023 SUPER BOUT “BLAZE”」(東京・国立代々木競技場第二体育館)で同団体に初参戦を果たし、KNOCK OUT-REDスーパーウェルター級王者のクンタップ・チャロンチャイ(タイ/BTC GYM)に1R32秒でKO勝ちを収めた。

 木村は前日計量でまさかの1.75kgオーバーで減点2からのスタート、そしてクンタップは8オンス、木村は10オンスというグローブハンデをつけられての試合だったのだが、1R開始早々、強烈な圧をかけて前に出てクンタップを追い詰めると一瞬の踏み込みから左フック一閃。クンタップはばったりと倒れ、ピクリとも動かず、わずか32秒で戦慄のKO勝ちとなった。

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