女優の戸田真琴が初の著作となる『あなたの孤独は美しい』を発表した。エッセイというジャンルにはなっているが、その中身は迷える若者、いや人生の半ばを過ぎた大人にとっても生きる上での指針になるような濃いものだった。
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劇団EXILE秋山真太郎の小説集『一年で、一番君に遠い日。』 重版決定
劇団EXILE 秋山真太郎の小説家デビューとなった、小説集『一年で、一番君に遠い日。』(キノブックス、1700円+税)の重版が決定した。
秋山が3年にわたり、書き続けきた小説をまとめたもの。現実世界から知らない間に異世界に迷い込んでしまったような不思議な掌篇20篇を収録している。
7月の刊行時には、カリスマ書店員の新井見枝香氏や、EXILEの橘ケンチとの対談イベントも開催し、話題を集めた。
猫店員がお出迎え 猫本専門書店「Cat’s Meow Books」
猫好きの間で話題になっている、猫が店員として働く本屋さん「Cat’s Meow Books(キャッツミャウブックス)」。と言っても猫がいそいそと接客をしているわけでもなく、レジを打っているわけでもない。「そこにいるだけで癒される~」という猫の持つ素晴らしい能力を発揮することで、お客様に居心地のいい空間を提供しているのだ。
店員は元保護猫。お給料はゴハン
東京・世田谷。三軒茶屋から2両編成の世田谷線で1駅の西太子堂から徒歩1分。三軒茶屋から歩いても7~8分の住宅街にあるかわいい一軒家がそのお店。
店内には新刊・古本の猫本がずらり。単行本から文庫、写真集に絵本ととにかく“猫”に関する本だらけ。書名に猫がついていなくても、表紙に猫の写真やイラストがなくても、何らかの形で猫が登場する猫本の専門店だ。
そんな猫本だらけの店内の奥、脱走防止の引き戸を開け進むと、そこには自由気ままな4匹の店員たちがくつろいでいる。ここではビールやソフトドリンクを飲みながら、本を読んだり猫たちを愛でたりできるまさにパラダイス。店員猫はすべて保護猫で、本の売り上げの10%は保護猫活動をしている団体へ寄付される。ちなみにお給料はゴハンとのこと。
乃木坂46写真集がオリコンランキングで記録 累積売上でグループ作品歴代1位
乃木坂46の『乃木坂46写真集 乃木撮 VOL.01』(講談社)が、7月23日付けのオリコンBOOKランキングで2位にランクイン。累積売上が23.6万部を記録し、「写真集ジャンル歴代累積売上記録」で「グループ作品歴代1位」を記録した。これまでの1位は、AKB48の『AKB48総選挙! 水着サプライズ発表2011』(集英社)で22.6万部だった。
写真集は、乃木坂46メンバーが1年6カ月にわたって撮影してきたオフショットをまとめたもの。週刊誌『FRIDAY』の連載「乃木坂46 乃木撮」の2017年3月10・17日合併号から今年7月6月号掲載分までの未公開カットを追加し、大幅に増補、加筆、修正した内容だ。先週13日には、3度目の重版が決定している。
乃木坂46は、現在『真夏の全国ツアー 2018』を敢行中。27日にはツアーの開催を記念したスペシャルブック『anan 特別編集乃木坂46 真夏の全国ツアー2018 公式SPECIAL BOOK』(マガジンハウス)を発売。8月8日にはニューシングル『ジコチューで行こう!』をリリースする。
マキタスポーツ&スージー鈴木の脚注ぎっしりの音楽本が話題! 「ハズキルーペでかなり読める」!?
マキタスポーツとスージー鈴木が出演する音楽番組『ザ・カセットテープ・ミュージック』(BSトゥエルビ、毎週金曜深夜2時~2時30分)を書籍化した『カセットテープ少年時代 80年代歌謡曲解放区』が発売された。
本の内容は「A面に入れたいサザンの名曲」「松田聖子の80年代名曲特集」「語られていないチェッカーズを語る」「画期的!ユーミンのコード&メロディー」と、番組に忠実だ。
「資料的な価値が高い」とマキタ。コード進行はもちろん、沢田研二だとか「ザ・ベストテン」、82年組といった言葉の説明で脚注がぎっしりと埋まっている。スージーがエクセルで自作した「メロディー図解」もあり、さながら教科書か参考書だ。
「東京ー大阪間で読み切れるような本のほうが売れるでしょ、たぶん絶対そうなんですよ。それを考えると脚注とかを載せるのはあまり喜ばれないかもしれないけど、(スージー鈴木は)一歩踏み込んだことを言ってるし書いてきている人だし、載せておいたほうがいい、と」
第一線で活躍するアーティストが生み出したコードやメロディーの展開に注目して語る。書籍の行間や真っ黒な脚注から、J-POPが引き継いだDNAも感じられ…。
「20代、30代の人にも読んでほしい」と、スージー鈴木。「僕らが中学生高校生だった80年代は、60年代の音楽を本で知りました。でも今はそういうガイドブックやガイダンスが無さ過ぎる。『昭和歌謡』と乱暴に括って、懐かしいものは全部素晴らしいみたいな話になっている。それをはっきりと選別したいんです」
番組は40~50代が楽しく見られるものを目指してスタートしたといい、6月2日に渋谷で行われたイベントの客席も年齢層が高めだった。「ハズキルーペを使えばかなり読める」というマキタの呼びかけに客席は大笑いだった。