武林風王者・朝久裕貴と対戦
元K-1 WORLD GPフェザー級王者で“孤高の判定マシーン”村越優汰(湘南格闘クラブ)が2月17日、「完封して勝つのでマイクを渡してください」と基本的にはKO勝利後に許されるマイクアピールを完封の判定勝ちの場合にも広げる異例の慣例変更をアピールした。
この日は「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ~K’FESTA.5~」(4月3日、東京・国立代々木競技場 第一体育館)の第2弾カード発表会見が都内で行われ、村越はスーパー・フェザー級のスーパーファイトで武林風WLF -60kg級王者・朝久裕貴(朝久道場)と対戦することが発表された。
村越は2017年12月にK-1に電撃参戦を果たし、翌年には「第2代フェザー級王座決定トーナメント」を制覇し王座を獲得。卜部弘嵩を退け、防衛に成功。その後、王座を返上し、打倒・武尊を掲げスーパー・フェザー級に階級を上げるが武尊、レオナ・ペタスに連敗。しかし以降は山本直樹、芦澤竜誠、西元也史を相手に持ち前のテクニックを存分に見せつけたうえでの判定勝ちで3連勝とスーパー・フェザー級のトップ戦線に浮上している。
村越はK-1ジャパングループでの戦績は13戦9勝(1KO)4敗というものなのだが、その1KOは王座決定トーナメントの決勝で西京春馬の負傷によるTKO勝ちで、実質的に勝利はすべて判定勝ち。K-1では昨年、KO勝ちを一番の上位概念とし、KOを狙う選手の姿勢、ダメージを伴う攻撃、倒しに行く姿勢をより評価する判定基準の変更を行った。