バドミントン混合ダブルスの渡辺、東野ペアが銅メダル
東京オリンピック第8日となる30日、日本は金メダル2つ、銅メダル1つを獲得した。これで日本の金メダルは17となり、1964年東京と2004年アテネの16を上回り、過去最多となった。
フェンシングの男子エペ団体では日本が金メダルを獲得した。フェンシングで日本の金メダルは初めてとなる。
日本は準々決勝で世界ランキング1位のフランスに45-44で勝ち、勢いに乗ると準決勝では韓国に45-38で勝ち決勝へ進出。決勝ではROC(ロシアオリンピック委員会)と対戦し45-36で勝利を収め、優勝を果たした。
快進撃が続く柔道では女子78キロ超級の素根輝が金メダルを獲得。この階級での金は2004年アテネの塚田真希以来17年ぶりの快挙。これで柔道の金メダルは男女合わせて過去最多の9個となった。
祖根は決勝で世界ランク1位のキューバのイダリス・オルティスと対戦。ゴールデンスコア方式の延長に入ったが、素根は果敢に攻め込みオルティスに3つの指導が与えられ一本勝ちとなった。
男子100キロ超級は2012年ロンドンと2016年リオの金メダリストのテディ・リネール(フランス)が準決勝で敗退。日本の原沢久喜はそのリネールと3位決定戦で対戦し、3つの指導を取られ、一本負け。メダルには届かなかった。
バドミントンでは混合ダブルスの渡辺勇大と東野有紗のペアが3位決定戦で勝利を収め銅メダルを獲得。この種目では日本初のメダル獲得。また今大会のバドミントンは男子シングルスで世界ランキング1位の桃田賢斗が予選リーグで姿を消し、この日は女子シングルスの奥原希望、山口茜も準々決勝で敗れるなど、ここまでメダルがなく、最後の最後で初のメダルとなった。
水泳では競泳男子200m個人メドレー決勝に瀬戸大也と萩野公介が出場も4、6位とメダルには届かず。レース後、4コースの瀬戸が6コースの萩野のもとに寄って抱き合い、互いの健闘を称え合った。競泳男子200m背泳ぎ決勝には2012年ロンドンの銀メダリスト・入江陵介が出場も7位に終わった。入江は4大会連続の決勝進出だった。入江はその後に行われた男子400mメドレーリレーの予選にも出場し、決勝進出を果たした。池江璃花子が出場した女子の400mメドレーリレーも決勝に進出した。
この日からスタートした陸上では男子3000m障害の三浦龍司と男子走り高跳の戸邉直人が決勝に進出。どちらも日本選手では49年ぶりとなる。
2019年の世界選手権で金メダルを獲得し、今大会でもメダルの期待が高かったトランポリンの森ひかるは2回目の演技で途中でバランスを崩し、すべての演技をこなすことができず、まさかの予選落ち。予選を5位で通過した宇山芽紅が決勝でも5位に入った。
この日から決勝トーナメントがスタートしたサッカー女子の日本代表は準々決勝でスウェーデンと対戦するも1-3で敗れ、2大会ぶりのメダル獲得はならなかった。