コロナ禍とウクライナ危機という、どんよりと薄暗い雲が世界中を覆っている。それに加えて日本は、低成長のスパイラルからなかなか抜け出せずにいる。どうすれば日本人は明るい未来を想像し、前に進む活力を取り戻せるのか。TOKYO MXの教養バラエティー番組「東京ホンマもん教室」MCを務め、元内閣官房参与で京都大学大学院教授の藤井聡氏は「反成長主義者と緊縮財政主義者の共闘を打ち破り、新たな一億総中流社会を目指すほかない」という。その真意とは?
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藤井聡が語る「たばこ税の増税に見る、禁煙ファシズムと日本経済」
10月1日に、たばこ税の増税が行われた。2018年の税制改正によって、2022年10月までに紙巻たばこは3段階、加熱式たばこは5段階での増税が行われ、紙巻たばこは今回で最後の増税(加熱式たばこは2022年10月に5回目の増税)となる。
たばこの価格には、国たばこ税、地方たばこ税、たばこ特別税、消費税という4種類の税金が含まれており、一般的な紙巻たばこの場合、税負担率は6割に達する。賛否あるたばこ税の増税や、昨今の喫煙を巡る社会情勢について、元内閣官房参与で京都大学大学院教授の藤井聡氏に聞いた。
藤井聡が語る「“ホンマもん”を見極めるために必要なこと」
元内閣官房参与で京都大学大学院教授の藤井聡が経済・政治を中心に話題のトピックスを徹底解説する教養バラエティー番組『東京ホンマもん教室』が11月からTOKYO MX1にてスタート!大阪都構想にもいち早く切り込むなど、鋭い視点で社会を見据える藤井が同番組への意気込みを語る。
「番組名にも“教室”とついていますが、教室とは本当のことを教える場所。つまりこの番組は、マスメディアであっても玉石混交の情報が入り交じる昨今にあって、ホンマもんのことを伝える番組ということです。僕も関西でレギュラー番組がありますし、いろいろな番組に出させていただいておりますが、やはりテレビでは視聴者の注意を引くような見せ方をしがちで、また1つの情報に対する放送時間が短いために理解を深めることが難しい。それで誤解が広がり世論が歪んでしまうことがままあるのだと思います」
だからこそテレビメディアが“ホンマもん”を伝えることがますます重要になっている。
「よくテレビでは配慮事項や業界のタブーがあるなどと言われていますが本来、公序良俗を乱さない限りどんな領域のことだってテレビ上で自由に言論を交わせるはずなんです。しかし今なかなかそれも難しい。そういう意味でも、本番組では60分番組としてしっかり“ホンマもん”を探りそれを視聴者にお届けしていきたいと思っています。MXさんとも一緒に番組を練り上げつつ忖度は無しでいきます(笑)」