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新DDT UNIVERSAL王者・山下実優、無念の“1日天下”に。3WAY戦でグリング・ロコに敗れベルトは米国に流出【DDT×TJPW×DEFY】

2024.11.11 Vol.Web Original
 DDTプロレス、TJPW(東京女子プロレス)、米団体DEFYの3団体によるコラボ興行「TRIANGLER DTD」が11月10日(日本時間11日)、米ワシントン州シアトル・ヒストリックワシントンホールで開催された。前夜、女子として初めてDDT UNIVERSAL王座に就いた山下実優(東京女子)はグリンゴ・ロコ、ニック・ウェインとの3WAYマッチでの初防衛戦で敗れて、無念の“1日天下”に終わり、ベルトは米国に流出した。
 
 序盤、山下はニックとサッカーボールキックの応酬を繰り広げ、得意の蹴りを駆使して攻めていく。山下はエプロンを走ってニックにアティテュード・アジャストメントを見舞うと、グリンゴが山下を担ぎ上げ、場外でデスバレーボムで叩きつける。リングに戻ると、山下は2人に立て続けにハイキックを繰り出すも、ニックにドラゴン・スープレックスで投げられる。山下はニックに逆襲の投げ捨てジャーマン、Skull Kickを決めるも、グリンゴは変型パイルドライバーを山下に敢行。山下はハイキックで返すも、グリンゴのベースボム(雪崩式シットダウンひまわりボム)を食ってごう沈。ベルトを守って、日本に持ち帰ることはできなかった。

山下実優がMAO、マイク・ベイリーとの3WAY戦を制し、女子初のDDT UNIVERSAL王座戴冠【DDT×DEFY】

2024.11.11 Vol.Web Original

 DDTプロレスが11月9日(日本時間10日)、米ワシントン州シアトル・ヒストリックワシントンホールで、米国の団体DEFYとのコラボ興行「DDT In Utero」を開催した。山下実優(東京女子プロレス)が王者MAO、挑戦者マイク・ベイリーとの3WAYマッチを制して、女子選手としては史上初のDDT UNIVERSAL王座戴冠を果たした。山下は10日(同11日)、同所でのDDT&TJPW&DEFYのコラボ大会で、グリンゴ・ロコ、ニック・ウェインと3WAYマッチで初防衛戦を行うことが決まった。
 
 10・20後楽園で「いつでもどこでも挑戦権」を行使して、飯野雄貴を破り、同王座を奪い返したばかりのMAOは勇躍米国に乗り込んだ。挑戦者は東京女子のエース・山下と、元タッグパートナーのベイリーで両者ともに強豪選手。
 
 開始早々、山下がエプロンを走ってMAOにキックを叩き込めば、すかさずベイリーが場外でジャーマンをさく裂させるセンセーションなスタートに。試合は3選手がめまぐるしく技をかけ合い、一瞬も目が離せない一進一退の攻防に。MAOの居合いキックをベイリーが蹴りで迎撃。MAOがベイリーに旋風脚、山下がMAOにリターンクラッシュ。MAOがベイリーにジャーマンから雪崩式みちのくドライバーⅡを決めるも、山下がカット。山下は鮮烈なSkull Kickを叩き込んで、実力者のベイリーから3カウントを奪取した。これで山下はプリンセスタッグ王座(パートナーは伊藤麻希)と併せて2冠王に。

2冠王者・上福ゆきがサプライズ参戦の黒潮TOKYOジャパンを返り討ち「女の気持ちが分かんないから、モテないんだよ!」【TJPW】

2024.10.06 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが10月6日、東京・後楽園ホールで「ALL RISE ’24」を開催した。元WWEの黒潮TOKYOジャパンがサプライズ参戦も、迎え撃った上福ゆきに返り討ちにあった。
 
 2冠王座(クイーン・オブ・アジア王座、VPW認定女子王座)を保持する上福は本来、今大会で元WWEのザイア・ジャオと防衛戦を行う予定だったが、ビザの取得トラブルが発生し来日が不可能になり、この王座戦は延期に。上福と対戦する代替選手は「X」とされ、当日入場するまで分からないことになった。
 
 先に上福が入場すると、Xとして登場したのはまさかの黒潮で、おなじみの長~い入場を経て、ようやくリングイン。マイクを持った黒潮は「上福選手と同い年で、今日、対戦相手がいないというのを知って。前に俺と戦いたいというのをチラッと聞いて、今日、俺が対戦相手になりに、わざわざ来てやりました」と事情説明。上福は「確かに言ったよ。すげぇなって思って、いつかと思って。でも今日じゃないんだよな。そうやって女の気持ちが分かんないから、モテないんだよ。バーカ!」とダメ出し。

山下実優が来春引退の里村明衣子に雪辱ならずも…「もう1回シングルマッチでやらせてください」【TJPW】

2024.10.06 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが10月6日、東京・後楽園ホールで「ALL RISE ’24」を開催した。山下実優が来年4月で引退する“女子プロ界の横綱”里村明衣子(センダイガールズ)と7年ぶりに対戦もリベンジはならず、シングルでの再戦を熱望した。
 
 山下は2017年3月20日、DDTのさいたまスーパーアリーナ大会で里村と6人タッグ戦(赤井沙希&里村&中島翔子vsアジャコング&チェリー&山下)で初めて対戦し、里村に直接敗退。同年8月26日の後楽園では初の一騎打ちに臨むも、里村にスリーパーで絞め落とされてレフェリーストップ負けを喫した。あれから、7年余の月日が流れ、里村の引退を知った山下が甲田哲也代表に直訴し、7年ぶり3度目の対戦が実現した。里村は5年9カ月ぶりの参戦となった。この日はタッグマッチで、山下はプリンセス・オブ・プリンセス王者の渡辺未詩と組み、里村&中島の新潟出身コンビと激突した。

山下実優&伊藤麻希の「121000000」が1年半ぶりにプリンセスタッグ王座奪還「でじもんともう1回やりたいから、また挑戦してきて」【TJPW】

2024.09.23 Vol.Web Original
 東京女子プロレスが9月22日、千葉・幕張メッセ国際展示場展示ホール6で「WRESTLE PRINCESS Ⅴ」を開催した。プリンセスタッグ選手権は山下実優と伊藤麻希の「121000000(ワン・トゥー・ミリオン)」が、王者組の「でいじーもんきー」(鈴芽&遠藤有栖)を破り、1年半ぶりに同王座奪還を果たした。
 
 でじもんは3・31両国国技館で王座を奪取し、これが3度目の防衛戦。「121000000」は昨年3・18有明コロシアムで初戴冠したが、3・31(日本時間4・1)米国大会で王座を失って2週間天下に終わった経緯があり、それ以来の王座挑戦となった。
 
 王者組は持ち前のスピードで攻め込むも、挑戦者組もそれについていく。両軍、一進一退の目が離せない攻防となり、あっという間に20分が経過。でじもんが2人で合体式に丸め込み、同時にドロップキックでぶっ飛ばす。しかし「121000000」は遠藤を捕らえ、伊藤が飛びつきDDTから、山下がジャーマンでぶん投げる。山下のSkull Kickがクリーンヒットも鈴芽がカット。「121000000」は山下のヒザと伊藤のヘッドバットの合体技で鈴芽を排除。間髪入れず、山下が遠藤にバズソーキックからクラッシュ・ラビットヒートを叩き込んで、でじもんを仕留めた。

渡辺未詩が“みんなのアニキ”水波綾を破り、プリプリ王座V4「このまま完璧で究極なチャンピオンになって、東京女子をもっともっと大きくしたい」【TJPW】

2024.09.23 Vol.Web Original
 東京女子プロレスが9月22日、千葉・幕張メッセ国際展示場展示ホール6で「WRESTLE PRINCESS Ⅴ」を開催した。メインイベントではプリンセス・オブ・プリンセス王者の渡辺未詩が今夏の「第11回東京プリンセスカップ」を制覇した“みんなのアニキ”水波綾(フリー)を破り、4度目の防衛に成功した。
 
 水波は2022年7月9日の大田区総合体育館大会で東京女子に初参戦。その際、渡辺とシングル戦を戦い、水波が勝利を収めている。その後、2年余の月日を経て、2度目の一騎打ちとなった。
 
 序盤、レスリングの攻防から、ショルダータックル合戦、水波がコーナーでマシンガンチョップの雨あられ。場外に転じると、渡辺が首を固定してリバース・ジャイアントスイングでぶん回す。水波は鉄柱にぶつけ、エプロンでギロチンドロップ。その後も水波はダイビング・ギロチンドロップ、肩固めで攻めていくが、渡辺はアバランシュ・ホールド、ジャイアントスイングで反撃。水波は裏投げ、スピアー、ダイビング・ギロチンドロップ、ラリアットと怒涛の攻め。渡辺もリバース・パラドックス、雪崩式ティアドロップで猛攻。さらにカナディアン・バックブリーカーの体勢から、変型リバース・ティアドロップを一閃。そしてティアドロップ連発、後頭部へのダブルハンマー、レーザービームから、ティアドロップをもう一発繰り出して3カウントを奪った。

スペシャルレフェリーのSKE48青木詩織がアジャコングの一斗缶攻撃で失神も…「また機会があれば」と再登場に前向き【TJPW】

2024.09.23 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが9月22日、千葉・幕張メッセ国際展示場展示ホール6で「WRESTLE PRINCESS Ⅴ」を開催した。スペシャルレフェリーを務めたSKE48青木詩織が“怪物”アジャコングの一斗缶攻撃を食らって失神するハプニングが起きるも、最後まで責任をまっとうした。
 
 青木は昨年4月15日と9月18日にレフェリーを務めており、これが3度目。ただ、今回裁くのは、アジャ&マックス・ジ・インペイラー&原宿ぽむvs辰巳リカ&愛野ユキ&鈴木志乃戦。アジャ、インペイラーと怪物2人が含まれており、難しいレフェリングになることが予想された。
 
 青木は序盤、側転してカウントを叩くなど、華麗なレフェリングを披露。両軍が場外で大乱闘を繰り広げると、高速でカウントを数え事態を収拾。アジャが一斗缶を持つと、青木は厳格なレフェリングで制止に入る。ところが、ここで鈴木がアジャにエルボーを見舞うと、弾みでアジャの持つ一斗缶が青木に当たり失神。木曽大介サブレフェリーが入るも、選手に巻き込まれて場外に転落してしまう。その間、辰巳組が猛攻撃をかけ、辰巳と愛野が必死で起こして青木が復活。鈴木がアジャにエルボー連打を叩き込むも、アジャはラリアットからバックドロップで3カウントを奪った。

IP王者のSKE48荒井優希が宮本もかの挑戦を退け、最多防衛記録を更新「一生誰にも破られないようなチャンピオンになりたい」【TJPW】

2024.09.23 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが9月22日、千葉・幕張メッセ国際展示場展示ホール6で「WRESTLE PRINCESS Ⅴ」を開催した。名古屋・栄を拠点とする人気アイドルグループSKE48のメンバーでプロレスラーとしても活動する、インターナショナル・プリンセス(IP)王者の荒井優希が宮本もかの挑戦を退け5度目の防衛を果たした。これにより荒井は同王座の歴代最多防衛記録の4を更新し、新記録を達成した。
 
 両者はお互いが初勝利の相手で、タッグを組んだり、戦ったりで切磋琢磨してきた間柄。2021年7月のシングル戦では荒井が勝っており、それ以来、3年3カ月ぶりの一騎打ちとなった。
 
 荒井はデスロック、サソリ固めで足に集中砲火。宮本は羅生門で締め上げて反撃。10分過ぎ、荒井は背中にFinally(カカト落とし)を叩き込むも、宮本もゼロ戦キック、鴻臚館(ころかん)で逆襲。激しいエルボーの打ち合いから、荒井が新人賞、そしてFinally狙いも宮本が阻止。荒井はフルネルソンバスターからFinallyを繰り出して3カウントを奪取した。

9・22幕張で“仲良し対決”のらくとラム会長が公開デート宣言!?「リングも売店でもどこでもデートになります」【TJPW】

2024.09.19 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが9月18日、東京・千代田区の神田明神文化交流館で「WRESTLE PRINCESS V」(9月22日、千葉・幕張メッセ国際展示場展示ホール6)に向けて記者会見を行い、シングルマッチで戦う、らくとラム会長(666)が登壇した。
 
 2人は“仲良し”で知られ、タッグを組むことが多く、今回はシングル初対決となる。会見が始まるや否や、ラム会長が立ち上がって「オイ、甲田(哲也代表)! お前、さっきまで寝てただろ! しかも何やってんの? なんでらくちゃんと私にシングルマッチさせるわけ? 全然センスないよね!」と甲田代表を糾弾。しかし、らくに「いいじゃないですか。デートできるから。楽しみだなぁ」となだめられた。
 
 冷静になったラム会長は「シングル初めて? ちょっと楽しみになってきたな。2人きり? じゃあちょっと気合入れて幕張メッセに臨みたいと思います」と意気込み。らくは「幕張ではラムさんを寝かせたいと思います」と発言。ラム会長に「一緒にじゃなくて?」と聞かれると、らくは「一緒に寝ましょう。リングは暖かいので、すごいお昼寝に最適です」と答えた。すると2人は「デートだね!」と口を揃えニッコリ。
 
 報道陣から「デートをされるということは試合の勝敗は?」と質問されると、らくは「私にとって、勝敗はラムさんにずっと好きでいてもらうことです。ラムさんを夢の中に連れていきたいと思います」と名?回答。ラム会長は「ちょっと今照れちゃった。うれしい。100点満点です」と笑みを見せた。
 
「幕張周辺で行きたいところはありますか?」と問われると、ラム会長は「私たちはどこに行ってもデートになるんで、そういう場所とか関係ないです。リングだって、売店スペースだってデートになります。どこでもデートになります」と答え、らくは「ハイ。楽しみです」と同調した。デートプランについて、らくは「当日のお楽しみなので。言ったら面白くないじゃないですか」と、ラム会長は「そうだよね。やっぱロマンチストですね。プロレス関係者の皆さん、全然ロマンチックさが足りないです。らくちゃんを見習ってください」と話した。
 
 果たして、2人の一騎打ちはどんな一戦になるのか? まったく想像がつかない戦い模様になりそうだ。

山下実優が伊藤麻希とのコンビでのプリンセスタッグ王座挑戦に向け「10回防衛しないと私たちは解散!」とキッパリ【TJPW】

2024.09.19 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが9月18日、東京・千代田区の神田明神文化交流館で「WRESTLE PRINCESS V」(9月22日、千葉・幕張メッセ国際展示場展示ホール6)で開催される、プリンセスタッグ選手権(王者組・鈴芽&遠藤有栖=でいじーもんきーvs挑戦者組・山下実優&伊藤麻希=121000000⦅ワン・トゥー・ミリオン⦆)のタイトルマッチ調印式を行った。
 
「121000000」は昨年3月18日に東京・有明コロシアムで初めて王座を戴冠したが、同月31日(日本時間4月1日)の米国大会で王座から陥落し、2週間天下に終わってしまった過去がある。それから1年半の月日を経ての王座挑戦となる。
 
 8月に右腕を骨折した伊藤は「昨日帰国して。ケガしたり、なんとなく復帰して、米国の鬼のようなスケジュールをこなして戻ってきたんですけど。前哨戦に参加することができなくて、なかなかもどかしい思いをずっとしてました。何より、ケガによるメンタルの崩壊がすごくて。タイトルマッチが決まったのもケガしてる最中だったから。それでタイトルマッチに間に合うのかとか、間に合っても完全ではない状態で出ることになるのはすごく失礼ではないのかとか。あと、そもそもこんなことで悩んでるあたり、自分はプロレスラーに向いてないんじゃないかとか、いろんなことを考えて。プロレスやめたほうがいいんじゃないかとか、すごい病んじゃって。気付いたら、テレアポの求人サイトを見てたんですよ」と胸中を吐露。
 
 そして「でも、それと同時に山下の顔が浮かんできて、この人を悲しませたくないなとか、もし伊藤がホントにプロレスやめてテレアポに就職したら、山下の隣は伊藤じゃなくて誰かになるのかとか。そんなことを思ったら、逃げてられるかと。山下のおかげで伊藤はケツに火がつきました。なので、山下とならどこまでも強くなれるなと、このケガを通して思うことができました。そういうこともあって、チャンピオンとは、まだリングで向き合えてはないんですけど。ファンの空気も、でじもんがワンミリを倒すところを見たいみたいな感じになってるのも重々承知してるんですけど、もうそんなことは知るかと。もう伊藤たちが絶対にこのベルトを獲って、東京女子のタッグベルト戦線をもっともっと面白くしていく。そして前回、タッグ王者として果たせなかったことも全部回収して、すべてをモノにしていく。そんな気持ちです」と語った。
 
 パートナーの山下は「去年の3月、ホントに私たちは一瞬で今、目の前にあるタッグベルトを失いました。私はあの時のことをずっと忘れてないし、あの時から私たちの時間は止まってます。伊藤! 悔しかったでしょ!? だから、このベルトを私たちで10回防衛しないと、私たちはもう解散!」と口にした。
 
 一方、王者の鈴芽は「私たちはホントに散々悔しい思いを何度もして、やっと3月にこのベルトを獲りました。そこから2度の防衛もして、このベルトの重さを知れば知るほど、今までベルトを持ってきたチャンピオンたちへの尊敬の気持ちがどんどん大きくなっています。ベルトを持ったからって、まだまだ最強じゃないんだなって思う日々だし。だからこそ最強のタッグになりたいって毎日思っています。だからこそ、121000000とは戦わなきゃいけない相手だと思ってたし、勝たなきゃいけない相手だって思ってます。防衛10回って言ってましたけど、その前にこのベルトは私たちが渡しません。簡単に勝てる相手じゃないことは分かってるけど、勝てないとは全く思ってません。タッグのトーナメントも、タイトルマッチも、強敵たちを打ち破って、今私たちここにいるから。その事実が何よりの自信です」とキッパリ。
 
 遠藤は「今まで後輩、そして同世代と戦ってきて、防衛して。今回はこの2人、先輩。前までの私だったら、たぶんめっちゃ怖がってたと思う。でも、今の私は違う。全然怖くない。だってチャンピオンだから。2人はめちゃめちゃ余裕だって思ってるかもしれない。でも、絶対に余裕だなんて思わせない。私たちがこのベルトを守ります」とベルト死守を誓った。
 
 お互いのチームの印象について、山下は「もうずっと、ホントに強く感じてました。私たちがこのベルトを手にした時から、いろんな計画をしてたんですけど。そのなかの一つに、去年からもう、でじもんの勢いを感じていたので、私たちが指名したいタッグの2人として、あの時から私たちのなかには入っていました。回り回って、こういうふうに戦うことが決まってワクワクしてますし、2人は余裕だと思ってるだろうって言ってましたけど、私たちに余裕なんてありません。だからこそガンガン攻めていくし、倒しにいきます。2人も言ってますけど、私たちもあなたたちを倒す自信がある。そこで私たちは今あなたたちの目の前に立っている」とコメント。
 
 鈴芽は「お二人の強さは、もう誰もが見てわかるものだと思うんですけど。ちょっと話がそれるんですけど、私たちが初めて米国に行った時、こんなに世界中に東京女子を大好きな人がいるんだって感動したんですよ。それって海外で活躍されてるお二人とか先輩方がいるから、こうやって世界中に広まってるんだなって思ったんです。そういう部分をホントにすごく尊敬していて、私たちも東京女子を広めていく存在になりたいので。だから全世界への影響力っていう部分は、強さ以上にものすごい印象を持っています」とコメント。
 
 ケガの状態に関して、伊藤は「正直、100%に戻ったわけではないんですけど、ホントに米国のスケジュールが地獄だったんですよ。でも、乗り越えたので、全然大丈夫だと思います」と言い切った。
 
 私生活では交流がないことを公言している「121000000」だが、伊藤が病んでいた間の連絡について、山下が「個人的に連絡はないです。そこは伊藤を信じてたっていうか…」と言うと、伊藤は「伊藤が苦しんでるとこ、絶対知らんやん!」と突っ込む。山下は「知ってるよ。助言はしたんですよ。折れてるから“いりこを食べなさい”っていうのは言いました。個人的には連絡取りませんよ。だって日頃から取ってないじゃん! 私が調子悪い時は連絡くれるの? お互いくれてないよ」と言い返し、恒例の口論に発展していた。

9・22幕張でプリプリ王座初挑戦の水波綾が力強く王座奪取宣言「東京女子プロレスの新しい歴史の1ページを塗り替えたい」【TJPW】

2024.09.19 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが9月18日、東京・千代田区の神田明神文化交流館で「WRESTLE PRINCESS V」(9月22日、千葉・幕張メッセ国際展示場展示ホール6)で開催される、プリンセス・オブ・プリンセス選手権(王者=渡辺未詩vs挑戦者=水波綾)のタイトルマッチ調印式を行い、同王座初挑戦の水波がベルト奪取を力強く宣言した。
 
 先のシングルトーナメント「第11回東京プリンセスカップ」で初制覇を果たした水波は渡辺に挑戦表明、渡辺が受諾しタイトル戦が決定。両者は水波の同団体初参戦となった2022年7月9日の大田区総合体育館大会でシングルで初対戦し、水波が勝利しており、王者の渡辺にとってはリベンジ戦となる。同王座史上、所属外選手がベルトを巻いたのは第4代王者の才木玲佳(引退)のみ。ただ当時の才木は同団体にレギュラー参戦していたため、もし団体外に流出してしまうことになれば初の非常事態となる。
 
 水波は「2年前、初めて東京女子を見に行って、印象に残ったピンクの子。私が東京女子に初めて出る時の初めての対戦相手、それが渡辺未詩でした。そんな渡辺未詩と今回この白いベルトをかけてタイトルマッチをするということは、私のプロレス人生で数ある運命の人と言われているなかの一人なのかなと思っております。プリンセスカップで優勝して、今自分でも感じるぐらいノリに乗っているし、何よりモチベーションが最強くらい高まってます。そんな最高で最強な状態で幕張メッセを迎えること、そして明らかに強くなったであろう渡辺未詩とシングルで向かい合えること。その二つは、私の今のモチベーションをさらに高めていて。自分自身に対しても幕張で向かい合う時、幕張で戦うことを想像すると、すごく楽しみにしています。2024年9月22日は、私がこの白いベルトを獲って、東京女子プロレスの新しい歴史の1ページを私が塗り替えたいと思っています」と断言。
 
 王者の渡辺は「私はこのベルトを持って、半年経ちます。まだまだ叶えたい夢や目標があります。そのなかの一つにもあった、幕張メッセという大きい会場で今回試合ができます。ただ、その相手が水波さんということで。私が2年前に初めて戦った時から熱さ、圧、勢い。全部が圧倒的で。この熱さ、どうしたら敵うんだろうって思うくらいでした。ただこの夏、トーナメントも勝って、さらに勢いとか圧が増してるのをすごく感じるので、正直怖いです。対角に立つことが。でも、私も今までの私とは、前回の私とは違います。このベルトを山下(実優)さんから獲って、中島(翔子)さん、(バート)ビクセン、(辰巳)リカさんと防衛を重ねてきて。このベルトを持っているって自信がついています。水波さんが今回チャレンジャー、私がチャンピオンで迎え撃つ立場です。なので、ここからもっともっと防衛を重ねていろんなことを叶えていきたいし、もっともっと東京女子プロレスを引っ張っていきたいと思います。必ず防衛します」とベルト死守を宣言した。
 
 トーナメントでの水波の戦いぶりについて、渡辺は「2年前に初めて東京女子の会場に入ってきた時に、私はリング内に先に入場していたんですけど。入ってきた途端、ファンの方もアニキ色一色になってたんです。この2年間、たくさん東京女子にも出ていただいて、もう気が付けば、東京女子のみんなのアニキだし。会場一体でトーナメントも、所属の選手じゃないとかそういうの関係なしにみんなが応援してて。当たり前に水波さんがトーナメントに出てきているっていう。その試合の強さはもちろん、会場の雰囲気とかも、このトーナメントではずっと勝ってきて、優勝してもおかしくないなっていうのを、強さだけでなくいろんな面から感じていました」と話した。
 
 ベルト奪取後のプランに関して、水波は「フリーで参戦させてもらっていますが、東京女子のことは大好きなんです。なので私はベルトを獲ったら、東京女子の人全員と、一人ひとりと防衛戦やりたいですね。それでさらに熱く燃え上がらせて、もっと上に東京女子を自分が先頭で引っ張っていきたいなと思っています」と青写真を描いた。
 
 今回、前哨戦が組まれなかったが、水波は「ないほうがよかったです。前哨戦があると自分の今の状況とか段階とかが戦うとバレちゃうと思ってるんで。だから私はなくてよくて、いきなり対戦がすごくベストな状態だと思ってます」と、渡辺は「私はすごい準備したり、練習したりとか、そういうのがあったほうが心にも体にも余裕が出る派なので、正直、前哨戦したかったです。今のこの夏の水波さんの勢いを肌で体感したかったとかもあるんですけど、それも自分にとっての試練だなって思ってるので。逆に、ここで勝ったらかなり自信がつくなって思っています」と語った。

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