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V5戦のインター王者 SKE48荒井優希が海外進出にも言及「しっかり防衛して、海外でも防衛戦をする勢いで戦っていきたい」【TJPW】

2024.09.14 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが9月13日、東京・千代田区の神田明神文化交流館で「WRESTLE PRINCESS V」(9月22日、千葉・幕張メッセ国際展示場展示ホール6)で行われるインターナショナル・プリンセス選手権(王者=荒井優希vs挑戦者=宮本もか)のタイトルマッチ調印式を実施し、荒井は海外進出にも言及した。
 
 9・8名古屋で荒井は遠藤有栖を破り、4度目の防衛に成功。試合後に宮本が挑戦表明し、荒井が受諾。幕張メッセの大舞台でのタイトル戦が決定した。両者のシングル戦は2021年7月10日、東京・両国KFCホールでの一度だけで、その際は荒井が勝ってデビュー初勝利を挙げている。
 
 同王座へは2度目の挑戦となる宮本は「私は学生時代、日本文化を学んだり、空手をやっていたりと和の心を昔から大切にして生きてきました。今も大事に使っている鴻臚館(こうろかん)という技は、私が初めて(渡辺)未詩さんの持つインターナショナルのベルトにチャレンジした時に作った技で、平安京の外交施設に由来しています。またコスチュームも袴ということで和を取り入れていて、大和撫子らしさをもっと世界に発信していきたいと思っているので、荒井さんの持つベルトを絶対に獲って、世界に発信していきたいです」とベルト獲りを宣言。
 
 迎え撃つ荒井は「もかさんがベルトを獲った姿は、きっとファンの方が期待していると思うし、私もそう願う一人ではあるんですけど。やはり私からベルトを絶対獲らせないという気持ちもあるので。もかさんがベルトを巻く姿は見たいけど、今回は死守したいと思います。そして前回は名古屋大会で遠藤選手と防衛戦をさせてもらったんですけど。同世代の選手とタイトルマッチができることがうれしいですし、同世代だからこそ感じる悔しい気持ち、負けたくない気持ちがあると前回の試合で感じました。そして試合後にもかさんが来てくれて、また同世代と戦えることにうれしいなという気持ちがあります。それも幕張メッセという大きい大会で、この2人でベルトを争えることはうれしいなと思っています。そしてインターナショナルのベルトということで、東京女子プロレスも海外にたくさんのファンの方がいてくださると思うんですけど。自分はまだ日本でしか試合ができてなくて、もちろん海外で試合をしていきたい気持ちがあるので、しっかり防衛して海外でも防衛戦をする勢いで戦っていきたいですし。その時はもちろんSKE48も海外に向けて頑張っていきたいところではありますので、“SKE48を引き連れて海外に行くぞ”という強い気持ちを持って、もかさんから防衛できたらなと思ってます」とキッパリ言い切った。
 
 両者はこれまで何度も対戦し、またタッグも組んで切磋琢磨してきた間柄だが、お互いの印象について、荒井は「もかさんは1年目、私のプロレス人生にとって欠かせない存在で。1年目、何を目標にしていいか分からない時、もかさんに勝ちたいという目標ができて、練習であったり試合であったり、たくさんぶつからせてもらって、私を強くしてくれた選手の一人と思ってます。最近で言うとタッグを組ませてもらってベルトに挑戦することができて。その時、久しぶりにタッグを組んだんですけど、戦うのもいいけど組むのもいいなと改めて思ったし、今のもかさんとシングルマッチがしたいと思っていたので、この機会が来て、すごくうれしい」と、宮本は「荒井さんとはたくさん戦ってきたし、たくさん組んできた。でもシングルは3年ぶり2回目ということで、1対1でぶつかれるのはすごい楽しみだし、切磋琢磨してきた存在なので、絶対に負けたくない気持ちが強いです。ここでリベンジしたいです」と話した。
 
 V5を達成したら、同王座の最多防衛記録の4を更新するが、荒井は「1回1回積み重ねてきたものなので、誇りに思いたいし。次防衛して最多になると記録に残りますし。でも記録だけでなく、記憶に残る試合にしていきたいなと思います」とコメント。
 
 今回、大舞台でのタイトル戦になるが、宮本は「大きい大会でも、いつもの大会でも気持ちは同じなので。勝ちたいという気持ちで臨みます」と語った。荒井にとっては、SKE48で何度もイベントを行ってきた会場となるが「SKE48に入ってから、何度もイベントに行ったのでホームみたいな。先日もイベントさせていただいたし、今回はおしりん(青木詩織)さんがレフェリーで来てくださったり、(SKE48卒業生の)谷(真理佳)さんが(WRESTLE UNIVERSEの解説で)来てくださったりとか。私にとって、アットホームな居心地のいい場所になるのではないかなと思ってて。新しい会場だとソワソワしたりとかあるけど、幕張メッセに対してはないし、むしろプロレス会場になる時にどういう感じになるのか楽しみな気持ちでいっぱいです」と笑顔を見せた。
 
 最後に「防衛して、SKE48で海外に行くことになったら、ベルとも持って行く?」と問われた荒井は「もちろんです。ベルトを巻いて搭乗ゲートをくぐりたい!」と力を込めた。

“みんなのアニキ”水波綾が決勝で愛野ユキを破り「東京プリンセスカップ」初制覇。9・22幕張メッセでプリプリ王者・渡辺未詩に挑戦へ【TJPW】

2024.08.26 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが8月25日、東京・後楽園ホール大会を開催した。シングルトーナメント「第11回東京プリンセスカップ」決勝戦は水波綾(フリー)が愛野ユキを破り、初制覇を果たした。水波は9月22日の千葉・幕張メッセ国際展示場展示ホール6大会で、渡辺未詩の保持するプリンセス・オブ・プリンセス王座に挑戦する。
 
 水波は2回戦で風城ハル、準々決勝で辰巳リカ、準決勝で荒井優希(SKE48)を倒して決勝進出。対する愛野は1回戦で大久保琉那、2回戦で中島翔子、準々決勝で上福ゆき、準決勝では今大会の“台風の目”となったザラ・ザッカーを下して、決勝にコマを進めた。水波と愛野はタッグを組んで、イッテンヨン(1月4日)後楽園でプリンセスタッグ王座を戴冠し、3月31日の両国国技館まで、ともにベルトを保持した間柄。

 開始早々、水波はショルダータックル連発で愛野を倒していく。そして、水波はコーナーに詰めて、マシンガンチョップの雨あられ。戦いが場外に転じると、愛野が突進をかわして、水波が鉄柱に激突。愛野は場外でサイドスープレックスを見舞う。リングに戻ると、愛野はダイビング・ショルダー、セントーン、エプロンでのヴィーナスDDTで攻め込む。水波は大外刈り、ギロチンドロップ、エルボー連打で反撃。愛野は愛と炎のフルネルソンにいくもエスケープ。愛野はヴィーナスDDT、サイドスープレックスの連発から、再び愛と炎のフルネルソンに入るも決められず。水波は裏投げ、スピアーからHOT LIMITを決めて3カウントを奪取した。

インター王者のSKE48荒井優希が“おヒザ元”の9・8名古屋で遠藤有栖を迎撃へ「このベルトは絶対に譲らない!」【TJPW】

2024.08.26 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが8月25日、東京・後楽園ホールで「東京プリンセスカップ」を開催した。名古屋・栄を拠点とする人気アイドルグループSKE48のメンバーで、インターナショナル・プリンセス(IP)王者の荒井優希(SKE48)が“おヒザ元”となる、9月8日の名古屋国際会議場イベントホール大会で、遠藤有栖の挑戦を受けることが決まった。
 
 シングルトーナメント「第11回東京プリンセスカップ」では準決勝で散った荒井はこの日、渡辺未詩、鈴芽、遠藤と組み、上福ゆき&上原わかな&凍雅&キラ・サマーと対戦。試合は15分超えの熱戦となったが、遠藤が什の掟を決めて、上原から勝利した。
 
 マイクを持った遠藤は退場しようとしていた荒井を呼び戻すと「(全員)ベルト持ってるなかで、私が獲ったよ。ちょっと欲張りになる。9月14日、会津凱旋がある。そこにそのベルトと、この(タッグの)ベルト、持ち帰りたい。だからその前の名古屋で、そのベルトに挑戦したいです」とアピール。

「東京プリンセスカップ」トーナメント組み合わせが決定。プリプリ王者・渡辺未詩は1回戦でタッグ王者・遠藤有栖と激突【TJPW】

2024.07.23 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが7月22日、東京・渋谷区のAbemaTowersでシングルトーナメント「第11回東京プリンセスカップ」の組み合わせ抽選会を行い、1回戦、2回戦から好カード目白押しとなった。

 今大会には全19選手がエントリーし、開幕戦の7・28両国KFCホールで1回戦と2回戦、8・3新宿FACEで2回戦、8・10エディオンアリーナ大阪第二競技場で準々決勝、8・23新宿で準決勝、8・25後楽園ホールで決勝を行う。準々決勝後に、準決勝の組み合わせを決定する。

 抽選会はトーナメント枠の1番から19番までの数字が書かれた紙が入れられた封筒を、各選手が引いていく形で実施され、8・3新宿以降の参戦となる水波綾は19番とされた。都合により欠席した荒井優希、鈴芽、原宿ぽむ、大久保琉那、ザラ・ザッカーの5選手の分は、司会進行役の難波小百合リングアナが代理で引いた。その後、リングネームのアルファベット順に残りの選手が次々に引いていった。

 その結果、7・28両国での1回戦でプリンセス・オブ・プリンセス王者の渡辺未詩とプリンセスタッグ王者の遠藤有栖との激突が決定。そのほかにも瑞希vs宮本もか、鈴木志乃vs鈴芽など開幕早々、好カードがズラリと並んだ。

 渡辺は「あそこの一番を狙っています。これを勝つと全グランドスラムになるので頑張ります」と初制覇に意欲。遠藤は「私も一番を狙っているので、まずはこのシングルのチャンピオンを倒して一番になります!」と一歩も引かぬ姿勢を示した。プリプリ王座、インターナショナル・プリンセス王座、プリンセスタッグ王座を戴冠済みの渡辺は「東京プリンセスカップ」も制しての“全グランドスラム”を狙う。

渡辺未詩がタッグパートナーの辰巳リカを退け、プリプリ王座V3「トーナメント優勝を目指します」【TJPW】

2024.07.20 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが7月20日、東京・後楽園ホールで「SUMMER SUN PRINCESS’24」を開催した。プリンセス・オブ・プリンセス王者の渡辺未詩が、タッグチーム「白昼夢」のパートナーである辰巳リカの挑戦を退け、3度目の防衛に成功。シングルトーナメント「東京プリンセスカップ」(7月28日、両国KFCホールで開幕)初制覇を宣言した。

 両者のシングル戦は昨年3月18日、有明コロシアムでのインターナショナル・プリンセス(IP)選手権以来、1年4カ月ぶり。その際は当時王者だった渡辺を辰巳が破って、ベルトを奪っている。

 序盤レスリング勝負から、辰巳が低空ドロップキックなどで足に的を絞る。渡辺はジャイアントスイングを狙うも辰巳が回避。辰巳がチョーク攻撃で場外に落とすと、南側客席での乱闘に発展。辰巳は台車に渡辺を乗せて走ると、ヒップアタック。さらにひな壇上の階段から転落させる。辰巳がエプロンを走ってヒップアタックを狙うも、それをキャッチした渡辺はリバース・ジャイアントスイング。リングに戻ると、辰巳は再び足狙いで、足4の字固めへ。渡辺が脱出すると、まさかのチョーク合戦。渡辺がリバース・パラドックスもエスケープ。辰巳はミサイルヒップを敢行も、渡辺はハンマーで阻止。渡辺のティアドロップをかわした辰巳は、スリーパーからドラゴンスリーパーに移行。逃れた渡辺は辰巳の首をかかえてジャイアントスイングでぶん回す。渡辺が掟破りのドラゴンスリーパーに入ると、辰巳も同じ技で切り返す。なんとか脱出した渡辺はレーザービームからティアドロップを決めて3カウントを奪った。

SKE48荒井優希、2冠獲りならずも宮本もかとのタッグ継続を熱望「またパワーアップしてベルトを獲りたい」【TJPW】

2024.07.20 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが7月20日、東京・後楽園ホールで「SUMMER SUN PRINCESS’24」を開催した。名古屋・栄を拠点とする人気アイドルグループSKE48のメンバーでプロレスラーとしても活動する荒井優希が宮本もかとの“もかゆきタッグ”で、プリンセスタッグ王座(王者組は鈴芽&遠藤有栖=でいじーもんきー)に挑むも惜敗。荒井は今後も宮本とのタッグ継続を熱望した。王者組のでじもんはV2に成功した。

 現在、荒井はインターナショナル・プリンセス(IP)王座を保持し3度の防衛に成功している。だが「ここで満足せず、もっと高みを目指したい」として2冠獲りに意欲を見せ、タッグ王座挑戦をアピールした宮本に呼応し、今回のタッグ王座挑戦に至った。この4選手はともに1998年度生まれの同学年で、新世代同士による王座戦となった。

 目まぐるしい一進一退の攻防が続くなか、荒井組は久しぶりのタッグとは思えぬ好連係も披露。荒井が鈴芽に新人賞を繰り出す。宮本が遠藤をネックブリーカーの体勢に入ると、荒井がFinally(カカト落とし)を叩き込む。遠藤が荒井を抱え上げると、鈴芽が合体式フェースクラッシャーを決めて、荒井を排除。宮本はエルボー連打、ゼロ戦キックとたたみかけるも、遠藤がキャメルクラッチで絞り上げ、宮本からギブアップを奪った。

髙木三四郎が7・21両国での休養前最後の相手に男色ディーノを指名「ドラマティック・ドリームを体現できる男と試合がしたかった」【DDT】

2024.07.01 Vol.Web Original

 DDTプロレスが6月30日、東京・後楽園ホールで「What are you doing 2024」を開催した。真夏のビッグマッチ「WRESTLE PETER PAN 2024」(7月21日、東京・両国国技館)をもって無期限休養に入る髙木三四郎が最後の相手に男色ディーノを指名した。

 この日、髙木は山下実優と、ディーノは伊藤麻希と組み、東京女子勢と異色のミックストタッグマッチに臨んだ。髙木がプラスチックケースを持ち出すと、プラケースチャンバラから、伊藤が髙木を殴打。ディーノは女子の山下相手に禁断のナイトメアー。リップロックはちゅうちょし、腰を蹴る形でファイト一発。男色ドライバー狙いも、山下は踏ん張る。伊藤が「ケツを出せ!」と言うと、ディーノは「オマエがケツを出せ!」と発言。伊藤が尻を出そうとすると、東京女子・甲田哲也代表がストップ。ディーノがコーナーに上がって尻を出すと、髙木が伊藤を投げようとする。すると甲田代表がリングに上がって身を挺して阻止。甲田代表は髙木、山下をスリーパーで落とす。ここで今林久弥GMが上がり、甲田代表と口論になり、2人の遺恨対決が再現。甲田代表が今林GMをディーノの尻にぶち込むと、山下と伊藤が甲田代表をディーノの尻に押し付け、2人は失神。伊藤が髙木を尻にぶち込むと、山下が伊藤を担いで本来は合体技のサボテンの体勢から山下が落として、伊藤も尻のえじきに。カオスな展開のなか、山下がディーノの尻に蹴り。髙木が雪崩式ブレーンバスター、山下がSkull kick、髙木がストーンコールド・スタナーを決めてディーノから3カウントを奪取した。

辰巳リカ、7・20後楽園での渡辺未詩とのプリプリ王座戦に自信満々「必ずや狂い咲きます!」【TJPW】

2024.06.26 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが6月26日、東京・千代田区の神田明神で「SUMMER SUN PRINCESS’24」(7月20日、東京・後楽園ホール)に向けタイトルマッチ調印式を行い、渡辺未詩の保持するプリンセス・オブ・プリンセス王座に挑む辰巳リカが自信のほどをみなぎらせた。
 
 同大会は後楽園での開催ではあるが、ビッグマッチ級のボリューム、マッチメイクで実施される。
 
 タッグパートナーでもある両者の最後のシングル戦は昨年3月18日の有明コロシアム大会で、当時インターナショナル・プリンセス(IP)王者だった渡辺に辰巳が挑戦して王座を奪取しており、それ以来、1年4カ月ぶりの一騎打ちとなる。
 
 約3年ぶりの王座奪還を目指す辰巳は「最近の未詩は団体のトップになって、さらに自信が増して、ふだんの試合や防衛戦を見ても、切れや凄味が増して、とんでもなく危険だなと感じています。ただ、そんな未詩と今の自分でも制御がつけられないような私が戦ったら面白いなと思っています。過去の戦績を見ても、私は負けなしなので、変な自信はあります。いや自信しかありません! 必ずや狂い咲きます!」とキッパリ。そして「最近の東京女子は面白い試合をたくさんしてるなというのがあるんですけど、まだまだ世間に届いていないと感じるので、私がチャンピオンになったら、発信や広報活動を積極的にしていきたいと思ってます」と青写真を描いた。
 
 王者の渡辺は「シングルは昨年3月以来になるんですけど、その時、結果としては負けてしまったんですけど、リカさんと本当の意味で隣に並べたなという感覚があって。今までは私がデビューした直後に白昼夢になって、リカさんがすごい速度で走っていくところを、私の手を引っ張ってくれて、私もなんとかついていけてるという状態だったんですけど。それが完全に横並びになって一緒に爆走できている。白昼夢で切磋琢磨しながら走れていると思うので、今の白昼夢、最強だなと感じています」と話した。さらに「リカさんの戦い方って、本当に自由で発想力が辰巳リカにしかなくて、そういう戦い方が前回のIPの防衛戦でも、辰巳リカにしか出せないエネルギーみたいなものを感じていて。私も隣にいたら、それを吸収しながら一緒にいるんですけど、一人単体になると型にハマりにいかなきゃとか、ルール守らなきゃという気持ちが先行してしまう気がしていて。でもリカさんの隣にいると楽しければなんでもいいんだ、面白ければなんでもいいんだって、どんどん自分の強さが更新されていくので。今回は対角に立つけど、自分に出せるものを、それ以上のものを出して戦えるように頑張りたいと思います。今まで私はリカさんに勝ったことがないので、勝って防衛したいなと思います。今回はビッグマッチだけど後楽園ということで『SUMMER SUN PRINCESS』、ふだんとはちょっと違うビッグマッチではあるんですけど、私も世の中に広めたいという気持ちはメチャクチャあって。リカさんとだったら全国、全世界、全宇宙のお茶の間に広められると思っているので、最高の夏を始めたいと思います」とコメント。
 
 前回のシングル戦との気持ちの変化について、辰巳は「プラスにしかなってないと思います。その時より自信があります。有明の時は五分五分かなと感じていたんですけど、今は私のほうがいけると思っています」と力を込めた。
 
 過去に勝ったことがない辰巳戦での戦い方に関して、渡辺は「いろいろ作戦とか練っているんですけど、でも辰巳リカに勝てる時というのは、そういうのじゃないと思うんですよ。その瞬間に出る突発的な感情だったり。そういうものだと思うんで。あとは当日までその気持ちを温めていきたいなと思います」と語った。
 
「自分でも制御できない」と発言した辰巳だが「私、意外と戦略家なんですよ。試合前は頭脳で考えてと思うんですけど、いざ試合になったら戦略とか全部ぶっ飛んで、振り返ると自分何していたんだろう?と気付くことが多いので怖いです。そこがいいのかもしれない」と分析。続けて「たぶん正攻法でやっても、未詩には歯が立たないと思うんですよね。だからそこに乗っちゃまずいかなと思うので、自分らしくいきたいなと思います」とマイペースを貫く姿勢を示した。
 
 それを聞いた渡辺は「リカさんは実は頭脳派なんです。私は隣で一緒にいるので、リカさんが頭脳派なことも戦略家なことも知っていて、いろんなパターンを考えて試合に臨んでいることは知っています。でも、その頭になかったことをするのがリカさんなので、それを知っているからこそ、私も同じ方法でいったらいけるのか否か。私の頭次第です」と発言。
 
 発信や広報活動について、辰巳は「具体例で言ったらSNSが広がりやすいと思うので、ショート動画だったりYouTubeだったりをメインにやっていくべきなんじゃないかなと考えています。東京女子全般に足りないと言えるのかなと思うので、もっと広げる活動をしていきたい」と王座奪取後のビジョンを明かした。
 
 それに対し、渡辺は「SNSの時代だなと本当に感じていて。アイドルもとにかくTikTokでバズったらテレビに出れる時代なので。今、東京女子もTikTokに力を入れているし、SNSをもっとどうしたらいいかを日々考えているので。それは王者であっても王者じゃなくても考えているので。今知ってくれているファン一人ひとりのツイートがフォロワーに広まる、東京女子を知らない人に広まるきっかけになるので。この『SUMMER SUN PRINCESS』を満杯にして、その一人ひとりがメッチャX(旧Twitter)にポストしたら、広まると思うので、そうしたいと思います」と話した。

SKE48荒井優希がタッグ王座挑戦で2冠王に意欲「今持っているベルトに加えて、もかさんと獲れるように頑張りたい」【TJPW】

2024.06.26 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが6月26日、東京・千代田区の神田明神で「SUMMER SUN PRINCESS’24」(7月20日、東京・後楽園ホール)に向けタイトルマッチ調印式を行った。名古屋・栄を拠点とする人気アイドルグループSKE48の選抜メンバーで、プロレスラーとしても活躍する荒井優希が2冠王に意欲を見せた。
 
 インターナショナル・プリンセス王者の荒井は6・9後楽園でLAテイラーを破り、3度目の防衛に成功。試合後には「タッグのベルトも狙いたい。高め合えるよき人がいたら組んでもらえたら」と発言。6・23浜松での6人タッグ戦で、プリンセスタッグ王者の「でいじーもんきー(でじもん)」(鈴芽&遠藤有栖)の遠藤から直接勝利を挙げた宮本もかが「有栖ちゃんから勝つことができたのでタッグのベルトに挑戦したい。相手(パートナー)は誰かは決まってないんですけど、同じ熱量をもって戦える人と組みたい」とコメント。これを聞いた荒井がパートナーに名乗りを挙げ、宮本とのタッグ王座挑戦が決まった。
 
 宮本は「前回の後楽園大会で志田(光)さんと戦って、自分も成長しているんだと感じることができ、ベルトに挑戦したいと考え始めたのですが…。先週の浜松大会でタッグベルトを持っている有栖ちゃんに勝ったことによって、自分もタッグベルトに挑戦する資格があると思ったので、挑戦したいと表明させていただきました。パートナーは誰でもいいわけではなくて、熱量を持って一緒に戦える人がいいなと思っていたのですが、浜松大会が終わって挑戦表明した動画を見てくださった荒井さんからすぐに連絡がきたので、一緒に戦いたいと思いました。荒井さんと挑みたいです」と意気込んだ。
 
 荒井は「今、自分はインターナショナルのベルトを持っていて、防衛戦とかやらせてもらっている立場ではあるんですけど、もっとベルトに挑戦したいとか、このままじゃダメだという思いが強くて。自分は挑戦する立場でありたいという気持ちが日に日に強くなってきて、同世代の2人が持っているベルトがすごくキラキラして見えていたので。もしタイミングが合えば挑戦したいなという気持ちがあったので、今回もかさんに連絡させてもらいました。以前、(赤井沙希と)タッグのベルトを持っていたんですけど、その時よりも成長した姿で、もっと自分の力でもこのベルトに近づいていけるような選手になったということを、自分にも皆さんにも、この試合で見せることができればなと思うので。今持っているベルトに加えてもかさんと獲れるように頑張りたいと思います」と決意表明。
 
 挑戦を受けて立つ遠藤は「前回の浜松で鈴芽さんと組んで、ベルトを持っているというのに直接取られてしまって。その時はしゃべれないぐらいマジで悔しすぎて。その日の夜はメチャメチャ落ち込んで。でも、次の日起きたら“このままじゃダメだ”“マジでもっともっと頑張んなきゃ。強くならなきゃ”って、そう思わせてくれて。こうやって私たちが持っているタッグのベルトをかけて戦えるというのはメチャメチャうれしいです。2人に関してはシングルのトーナメントでも、タッグのトーナメントでも負けているので、その悔しさをこのベルトをかけた戦いで全部ぶっ放して、このベルトを守りたいと思います」と王座死守宣言。
 
 鈴芽は「もかがこの間のコメントで挑戦したいと言っていたのを伝えられた時、真っ先に思い浮かんだのが荒井ちゃんだったんです。というのも後楽園のコメントで、荒井ちゃんもタッグベルトに対して発言していて、その時から意識はしていたし。自分の中でも、もかが挑戦したいと言った時に私がやりたいタッグ、もかと一緒に組むなら荒井ちゃんがいいって思ったんですよ。その2人が来てくれたことがすごくうれしいし、ワクワクしています。有栖が言っていた通り、私たちタッグトーナメントでこの2人に随分前に負けていて、その時から悔しさをバチバチ燃やしているんですけど。そこから個人個人で強くなってきた部分を見てきたし、ステップアップした2人が組んだ今、ちょっと恐ろしいんじゃないかという気持ちもあります。が、2人でずっとやってきて、2人で悔しいもうれしいも共有してベルトに届いた私たちは、タッグとしてもっともっともっと強くなっている自信があります。だから絶対負けません」と口を揃えた。
 
 かつて荒井と宮本は頻繁に組んでいたが、荒井は赤井(引退)と、宮本は長野じゅりあ(卒業)と組む機会が増えたため、タッグチームとしてのブランクがあるが、宮本は「組むのも戦うのも多かったんですけど。組むのは久々でも荒井さんの試合もたくさん見ているし、荒井さんも私の試合を見てくださっているのかなと思うので、そこの部分には不安はないです」、荒井は「ずっと組んでなかったから未知数の部分が自分たちにもあるけど、(王者の)2人も私たちの知らない部分がたくさんあると思うので、そういったところでも、新しい“もかゆきタッグ”を見せたいなと思います。不安はないです」と話し、問題なしとした。
 
 荒井は7・20後楽園まで東京女子に参戦予定がなく、前哨戦に臨むことができないが「私は(タイトル戦で)前哨戦ができたことが少ないんです。もかさんに一人で戦ってもらうことになってしまうのがとても悔しいんですけど。その分、名古屋でたくさん踊って体力をつけて戻ってきたいと思います」と前向き発言。
 
 この4選手は同学年で同世代対決となるが、鈴芽は「トーナメントとかベルトがかかってない試合でたくさんぶつかってきて、同世代として意識してきた部分はありますし、それがタイトルマッチとして戦えることになったといううれしさ、ワクワクがすごくあります。先輩と戦うのも熱いものがあるし、後輩にもガンガン来てほしいけど、同世代とじゃなきゃ、このワクワクってないんじゃないかなという部分ですごくうれしいです。楽しみにしています」と笑みを見せた。

渡辺未詩がバートビクセンを退けプリプリ王座2度目の防衛。7・20後楽園でタッグパートナーの辰巳リカが挑戦へ【TJPW】

2024.06.10 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが6月9日、東京・後楽園ホールで「TJPW PRISM ’24」を開催した。プリンセス・オブ・プリンセス王者の渡辺未詩がバートビクセンを退け2度目の防衛に成功。タッグパートナーの辰巳リカが挑戦を表明し、7月20日の後楽園大会での王座戦が決まった。

 3度目の来日となったバートビクセンは過去の参戦で、その実力をいかんなく発揮し、初のプリプリ王座挑戦となった。

 バートビクセンは序盤、ショルダータックル合戦で打ち勝つなどパワフルな攻撃を披露。ドロップキック、チョップと攻め込み、投げ捨てジャーマンも繰り出す。渡辺はドロップキック、ジャイアントスイングで10回転するも、バートビクセンはジャンピング・ハイキックで逆襲。さらにバートビクセンはペディグリー、雪崩式ブレーンバスターと猛攻も、踏ん張った渡辺はダブルハンマー、リバースパラドックス(変型逆エビ固め)にいくもバートビクセンはロープに逃れる。バートビクセンはキックで反撃も、渡辺はレーザービーム、ダブルハンマー、ティアドロップとたたみかけて3カウントを奪った。

SKE48荒井優希がインター王座V3で2冠獲りに意欲「ほかのベルトも狙っていきたい」【TJPW】

2024.06.10 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが6月9日、東京・後楽園ホールで「TJPW PRISM ’24」を開催した。名古屋・栄を拠点とする人気アイドルグループSKE48の選抜メンバーで、プロレスラーとしても活動する荒井優希がLAテイラーを破り、インターナショナル・プリンセス王座のV3に成功。プリンセスタッグ王座との2冠獲りに意欲を見せた。

 英国出身で初来日のテイラーは身長183センチの大型戦士で、母国での活躍が評価されて、いきなりIP王座挑戦のチャンスが巡ってきた。167センチの荒井とは16センチ差対決となった。

 序盤から荒井はエルボー連打、ドロップキック、串刺しビッグブーツと攻め立てるも、ダイビング・ボディーアタックはテイラーにキャッチされ後方に投げられる。テイラーはアームロック、ラリアット、ネックロックと攻めていくが、荒井はエプロンでFinally(カカト落とし)を叩き込み、ミサイルキック、サソリ固めと猛攻。抜け出したテイラーは逆片エビ固めで反撃。荒井は再度サソリ固めを決めるも、エスケープしたテイラーは旋回式で荒井を頭から叩きつけ、ラリアット一閃。耐えた荒井は逆さ押さえ込みを返されると、すかさず新人賞、Finallyを繰り出して3カウントを奪取した。

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