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松坂の引退式典に イチローさん登場

2021.12.09 Vol.748

 今季限りで現役を退いた西武の松坂大輔投手の引退セレモニーが12月4日、埼玉県所沢市のメットライフドームでのファン感謝イベントで行われた。

 松坂と数々の名勝負を繰り広げたイチローさん=本名・鈴木一朗=がサプライズで登場。花束を手渡された松坂は「最後にイチローさんに声をかけてもらって“これまでやってきてよかったな”と改めて思った」とあいさつ。こらえていた涙があふれた。ファンを前に松坂は「最後は普通に投げられなくなるまで野球を続けることができて本当に幸せ」と23年間の現役生活を振り返り、感謝の言葉を述べた。

日米で170勝挙げた松坂大輔が今季限りで引退 巨人・菅野は五輪辞退

2021.07.09 Vol.743

 

 プロ野球の西武ライオンズが7月7日、松坂大輔投手(40)が今季限りで現役を引退することを発表した。昨年7月に頸椎の手術を受け、今季、復活を目指していた。

 松坂は神奈川・横浜高のエースとして甲子園で春夏連覇を成し遂げ、1999年にドラフト1位で西武に入団。高卒ルーキーながら1年目に16勝を挙げ新人王に輝いた。エースとして西武の2度のリーグ優勝と1度の日本シリーズ優勝に貢献。2006年オフにポスティングシステムを行使し、レッドソックスと6年契約を結んだ。メジャーでも1年目から15勝を挙げ、ワールドシリーズでは日本人初の勝利投手にもなり優勝に貢献した。翌2008年シーズンも18勝を挙げた。

 2009年には3月に行われたWBCに日本代表として出場。日本を優勝に導きMVPに輝いた。しかしシーズンでは4勝に終わったのだが、シーズンオフにWBCの前から股関節を痛めていたことが明かされた。以降、低迷が続き、2013年には一時、インディアンスとマイナー契約。同年8月にはメッツとメジャー契約を結んだが復活はならず、2016年から日本球界へ復帰。ソフトバンク、中日を経て、2020年シーズンから古巣の西武に復帰。復活を期していた。日本で114勝、メジャーで56勝の170勝を挙げた。

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