2度のダウンを奪い失神KO勝ち
「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~日本vs世界・5対5&スペシャル・スーパーファイトin大阪~」(8月24日、大阪・エディオンアリーナ大阪)のスーパーファイトで近藤魁成が松岡力と対戦。1R2分18秒、KOで勝利を収めた。
1R序盤から近藤がプレッシャーをかけ、押し込んでいく。まだエンジンがかかり切らない松岡の顔面を近藤の右ストレートが襲う。
近藤がペースを握ったまま試合が進み、近藤が左ジャブから右のクロスを打ち抜き、最初のダウンを奪う。立った松岡に今度は近藤が左のパンチからの右フック。松岡は前のめりに倒れ失神し、レフェリーが即座に試合を止めた。
近藤は試合後の会見で「トップ選手だったので苦戦するかなと予想していましたが、KOできてよかったです。木村選手と戦った後、自分のどこが負けている部分かを考えて、そういう部分を練習したことで勝てたと思います」と試合を振り返った。
今後については「まだまだ倒さなくてはいけない選手がたくさんいるので頑張らなくてはいけない」と話し、試合後のマイクでの「高校生のうちに世界チャンピオン狙っていく」と発言については「KRUSHももちろん狙っていますがK-1も獲りたいです」と話した。
敗れた松岡は引退宣言
敗れた松岡は「ほとんど覚えていないんですけど、引退覚悟でやったので、とりあえず引退します」とまさかの引退宣言。「(周囲には)まだ話してないです。でももともと決めていたので、引退です。高校生に負けている時点でもう。伸び盛りの高校生と伸びない26歳の僕がやてっても勝てないんで、きっぱりあきらめて次の道へ進もうと思います」と決意の固さを見せた。
近藤については「天才ですね。間の取り方も、プレッシャーのかけ方もよくてチャンピオンになれる逸材だと思うので頑張ってほしいです」と話した。