稲垣吾郎が主演するミュージカル・コメディ『恋のすべて』が13日、池袋の東京建物 Brillia HALLで初日を迎える。初日公演を控えて行われたゲネプロの写真と稲垣のコメントが到着した。
本作は、稲垣が『魔法の万年筆』でタッグを組んだ鈴木聡が作・演出を担当するミュージカル。1930年代のアメリカが舞台で、稲垣は世間の裏表を知る中年探偵、ニック・テイラーを演じる。ある日、ニックに奇妙な依頼が舞い込む。その内容は「娘を、君との恋に落としてほしい」というもの。破格の依頼料に仕事を引き受ける。ニックとその娘と一緒に過ごすうちに、二人の間には「恋のような感じ」が漂い始める。
稲垣は「鈴木聡さんのお芝居は、僕にとってはお仕事とは思えないほど楽しくて、自分へのご褒美みたいな感じです。お芝居をしている間は、甘くキラキラした夢の中にいるみたいな感じがします。そんな世界をみなさんにも劇場で楽しんでいただけたらと思います」と、アピール。
鈴木は「大人のミュージカルができました。キーワードは「スウィング」。音楽もスウィングだけど、登場人物の心も揺れ続けます。ドラマも笑いもいい歌もたっぷり。吾郎さんをはじめ6人の俳優陣がほんと魅力的。自信作です」と、胸を張っている。
共演に花乃まりあ、石田ニコル、松田凌、北村岳子、羽場裕一。作曲・音楽監督は青柳誠。
27日まで同所で。