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『魍魎の匣』が初ミュージカル化! 主演の小西遼生「喜びを感じています」

2021.07.13 Vol.Web Original

 

 京極夏彦の伝奇小説『魍魎の匣』のミュージカル化、11月上演される。同作はコミック化、アニメ化、映画化、さらには舞台化もされた人気作品だが、ミュージカルは初めて。

 主人公の京極堂こと中禅寺秋彦を演じるのは小西遼生。

 小西は「この複雑怪奇な物語に音楽をのせて、一からまた新たなるミュージカル作品を創れる喜びを感じています」としたうえで、「慎重すぎるほどに慎重で、事件解決には腰が重い中禅寺が、個性豊かな他の登場人物と、この度の事件と、どのように関わりを持っていくのか、、脚本と音楽が手元に届くのを心待ちにしたいと思います」と、コメントしている。

 正義感ゆえ暴走しがちな刑事・木場修太郎を演じる吉田雄、探偵の榎木津礼二郎を北村諒、関口巽を神澤直也が演じる。他出演に、熊谷彩春、加藤将、池岡亮介、駒田一ら。

 上演台本、作詞、演出を担当する板垣恭一は、「見どころは大きく3つ。1つ目はスピード感。長大なストーリーを素早く展開させるノンストップ・ミュージカルを目指します。2つ目は原作世界観の再現。映像で投写されるのは、ひたすら「文字」です。聞きなれない言葉、難しい漢字をビジュアル化して、小説のページをめくっているかのような観劇体験を目指します。3つ目はキャストの妙。主演の小西遼生氏、元劇団員の駒田一氏を中心とする豪華な外部出演者と、劇団員が混ざり合って演技の火花を散らします」。さらに、「見たことのないようなミュージカルを作り出すのが目標です。劇場でお待ちしておりますので、どうぞご期待ください」と話している。

 2021年11日10~15日、有楽町のオルタナティブシアターで。

クラウドファンディングで舞台芸術関係者への支援を行う公益基金立ち上げ

2020.04.23 Vol.Web Original

「新型コロナウイルス感染症被害対策:舞台芸術を未来に繋ぐ基金」が4月28日スタート

 舞台公演製作会社のconSept合同会社と経営コンサルティング及び舞台公演投資会社である杉本事務所が4月23日、公益基金「新型コロナウイルス感染症被害対策:舞台芸術を未来に繋ぐ基金=Mirai Performing Arts Fund」を28日からクラウドファンディングサイトであるMotionGallery上に立ち上げることを発表した。

 同基金は全ての舞台芸術関係者(出演者、クリエイター、スタッフ、その他関係者)に対する支援を行う目的のもの。

 寄付による原資を使い、新型コロナウイルス感染症の拡大防止によって活動停止を余儀なくされた舞台芸術に携わる出演者・クリエイター・スタッフ(個人、団体問わず)に対して今後の活動に必要な資金を助成する。

 募金目標額は1億円としているが、今回の基金はMotionGalleryが実施している「コロナウイルス対策支援プログラム」が適用されていることから、1億円に達しなくてもプロジェクトは成立する。

 またクラウドファンディングによるリターンは今回は公益基金であることから税制優遇措置を受けられる領収書の発行のみとなっている。文字通り、舞台芸術を愛し、その存続に心を痛める人たちの気持ちによって成り立つものとなっている。

 運営事務局は公益財団法人パブリックリソース財団、幹事(基金立上げ人)はconSept合同会社と杉本事務所。賛同人代表として脚本家・演出家の板垣恭一氏と俳優の伊礼彼方が名を連ねている。

 募金サイトは28日から公開の予定( https://motion-gallery.net/projects/butainomirai )。

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